ミシュニャンガイド

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ミシュニャンガイド 洋食① トンテキ定食 トンテキって洋食なの?とんかつは?

 変な時間におなかが減ってしまい、予定になかった取材が入ってしまった。軽ーくざるうどんでもペロッてくるかな、とも考えたが、夕食兼用としてもう少しおなかにズンッと来るものの方がいいかなと思い直して行ってきました。とんかつ屋さん。このとんかつ屋今では近隣で有名になってしまい、休日の昼なんてそりゃーテメーらアホか!って位行列が出来てる。とんかつの他各種揚げ物定食、カレー、うどんなんてメニューもあり、家族連れには最適な品ぞろえとなっている。肝心のとんかつもお相撲さんもゴっちゃんです!て位大きなものから幼稚園児が喜びそうな小さなものまで取り揃えている。その名を「かつ雅」という。

 

 こゆき的にはここのとんかつは行列に並んでまで食べる気はしないし、味も他の店と大差ないと思っているので、ノーマルのとんかつを食べるつもりはない。ただこの店は黒豚とんかつがあり、値段も高いがこれだけは別格であると思っている。クロちゃんにしようかなと考えながら店へ向かう。

 

 平日の夕方少し前という時間帯なので駐車場はガラガラ。店内もカウンターのジジ―一人と4人家族1組だけ。こゆきはカウンターは嫌いだし、ジジ―が居るのでドカンと4人掛けテーブルに陣取る。後で気付いたがジジ―はゲホゲホッ咳ばかりしている。近くに座らなくてよかった。メニューを眺めておもむろに頼んだのが「トンテキ定食」。クロちゃんじゃないよ~!テヘッ!大と小があったが食べて足りないと嫌なので大にした。ごはんは麦飯普通盛。ごはん、みそ汁、キャベツは食べ放題。よくある話ですね。ここの店員はヒジョーに接客がいい。若いのから古いのまで女性が多く外れはない。しかも結構美人系が多い。態度の悪いババーに接客してもらうより飯もうまくなるってもんだ!10分ほどで料理到着。

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トンテキ定食

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トンテキ拡大図

相変わらず見た感じはゴージャス!ツボに入っているのは日替わりの漬物。トンテキに添えられているのはキャベツ、ニンジン、水菜、きゅうり、フライドポテト。味噌汁は豆腐、ゴボウ、大根が入っている。日替わり漬物は大根の甘酢漬け。あんまり好きじゃない。前出してくれたセロリの浅漬けの方が好み。昔から甘酢漬けは食べたいと思わない。麦飯は固めでボソボソしてて脂っこいものと相性がいい。

 

 いたがきま~す!とまずはトンテキに箸を伸ばす。どちらかというと甘さが強い甘辛のソース。にんにくは薄くスライスしてある。それほどにんにくを感じさせない。うまいといえばうまい、だが貪るように狂気の世界へいざなうお味ではない。狂乱してご飯5杯くらい気付いたら食ってましたって代物ではない。意識が戻った時にはお皿のトンテキが消えてましたってSNSで話題になるほどの魔力はない。でもこの地でこの値段でトンテキ食えたんだから満足しておこうと言える料理です。

 

 トンテキの本場四日市のまつもとの来来憲で舌を鍛えたこゆきにはわずかに物足りなかったが、量はタップリで肉が余ってしまったのでごはんをおかわりした。これがトドメを刺してくれました。最後はヒーヒー言いながら平らげました。ほんと懲りないね、こゆきは!会計済まして這う這うの体で引き上げました。代金1,922円。高いけどそれなりの価値はありかと。みんなも行ってみれば、、

 

 期せずしてご馳走を食べてしまったが、どこか寂しげなこゆきでした。