ミシュニャンガイド

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ミシュニャンガイド ラーメン③ 冷やし中華 いろいろ無理を聞いてもらえるみたいなので冷やし中華にしてみた

 理想は麺が香っていること。茹でたての麺臭がプンプンに香っている状態。タレは酸味が効いていくら食べても食べ飽きないこと。具材は糸のように細く刻んだキュウリ。細切りハム。錦糸卵。たっぷりの紅ショウガとカラシ。そしてマヨネーズ。

 何のことかというと「冷やし中華」のこゆきの理想像。これらをグチャグチャに混ぜ麺臭をクンクン嗅ぎながらすするのが冷やし中華の正しい喰い方だ。

 そんなことを頭に思い描きつつ到着したのがご存知名古屋市笠寺近くの「長寿うどん」である。日曜だし混雑を避けたいので出来るだけ早くから開店している店を選んだ。店内に入ると先客はオサーン1人だけであった。全くこんな時間からうどん屋に入り浸って何してけつかるのか?暇か?こんな悪態を突きつつ席に座った。もちろん自分のことは棚に上げ放題である。

 早速注文を取りに来たので「冷やし中華1半盛。ギョーザ」を頼んだ。この店の冷中には紅ショウガが付いていないので、トッピングで頼めないか聞いてみた。OKとのことだったのでついでにカラシもタップリねと言ったらこれもすんなり了解をもらえた。客の細かい注文に応えてくれる店の姿勢に心を打たれた。

 注文後2、3分で冷中がやって来た。正確には5分くらいかかったと思うが、体感的には瞬殺されたような速さだった。料理を見るとカラシ紅ショウガがしっかり添えられていた。タレとマヨネーズは別の容器に入っている。タマゴサンドの中身のような具材が乗っている。錦糸卵の代わりのようだ。ハムは細切りではなく3角切りしたものが乗せてあった。あと細切りキュウリとジャマ以外何物でもないワカメが添えられている。

 細かいことを言えば切りがないので早速タレとマヨネーズを掛けて捕食態勢に入った。

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冷やし中華1半盛

まずはマゼマゼする。とここでタマゴさんの取り扱いに困った。一緒に混ぜてしまっていいものだろうか?本来なら錦糸卵なのですべてをグチャグチャにするところだが、どうしたものか。ハムも細切りではないので混ぜるには適さない。ということでハム、タマゴ、ワカメはそのまま除けといて他のものだけマゼマゼした。

 ワカメはソッコーで片付けた。冷やし中華にレタスとかワカメとか訳わからんものを入れるのは止めてほしい。ズ~ズ~ズ~、ポリポリ、クチャクチャ・・・。う~ん、ま、こんなもんか!麺臭はない!だが紅ショウガとカラシとマヨのお陰で冷中としては合格の烙印を押してもやぶさかではないと言ったところ。特別な感想はない。明日も食うか?と問われれば、明日は別のものがイイ、10日後くらいならまた食べてもイイ、といったレベルだった。

 一緒に頼んだギョーザは遅れてやってきた。なぜかギョーザ頼むといつも大将が一緒についてくる。食べ方をレクチャーしてくれるのだ。「酢をつけて・・・」とやりだしたので「わかってまちゅ」と答えておいた。小皿にタップリの酢とコショーとラー油を入れて食べるのだ。ラー油はこゆきのオリジナルである。いつ食べてもうまい。

 ここのギョーザはテレビで紹介されたらしい。でもこの店来てギョーザ頼んでいる客を見たことがない。こゆきはいつも一人だけギョーザを注文している。「孤独のギョーザ」なのであ~る。さみしいのであ~る!でも頼まずにはいられないほどの1品なのであ~る。噛むと中からお汁がピューと吹き出してきて周りに飛んじゃう!とか言う代物ではない。餡がニンニクドップリでたまらないのであ~る!ドラキュラも逃げ出してしまうほどニンニク一杯なのであ~る!

 しかしこの店食べている間も次から次へと客が入ってくる。ゴキブリホイホイ並の集客力である。まだ10時台だぞ!テメーらこんなとこウロついてないで吉野家でもいってろ!ゴキブリどもが!!!混雑は避けたいのでさっさと食べて支払いを済ませた。1,030円。ギョーザが結構高いんだよね。たしか350円。冷中は紅ショウガやカラシを追加してもらったので別料金が発生しているのかも知れない。

 さてお次はそろそろだ~い好きな「生シラスど~ん」でも行ってみようかな。ついでにうまい魚も買いたいし。