ミシュニャンガイド

みんなの為ではなく自分の為のグルメガイドブック

ミシュニャンガイド うどん⑲ お肉と月見山かけうどん サイコ~とか1番とか口コミにあったので食してみた結果

 皆さんにお知らせです。このブログは1回ずつ完結の形を取っている。「つづく」とか「その2」とかなっていてもその話はその回で一旦終了しているので勘違いしないでほしい。同じ店なのに書いてあることが違うとかいうことは朝飯前のあったりめーなので小さなことは目をつむってほしい。感じたことや印象もその場限りで書いてあることが多いので「あ!これ前回と言ってること違うじゃん!」とか責めるのは許してほしい。こゆきからのささやかなお願いである。

 朝7時前に朝食を食べた。その後買い物したりしていたがそんなにお腹は空いてこなかった。でもミシュニャンの宿命として調査するべきお店がたくさんあり、休んでいるわけにはいかなかった。

 体に鞭打って調査店を訪問ですわ。今日訪れたのは名古屋市天白区の「くるまや 島田橋本店」。このブログにも何回か登場している店である。前回訪問時の終りの方で「次はザルうどんだ~!」と叫んでいたが、いとも簡単に変更となりました。だって、食べログの口コミでうまそうに書いてあるメニュー見つけちゃったんだもん!

 11時開店同時襲撃敢行だ。店には10時58分という微妙な時間に到着した。暖簾はまだ出ておらず駐車場で待機していた。こういうのあんまり好きではない。店の中から「あ、もう来やがった。もう少し焦らしてみようか」とかいう会話が聞こえてきそうで嫌なんだよね。

 そんなこと考えていたらデブいおばさん?おねえさん?が出てきて暖簾を掛けた。すかさずオリャー!と店の中へなだれ込んだ。いつもの席へ着席すると早速メガネおばさんが注文を取りに来た。暖簾を出していたデブは奥へ引っ込んだようだ。

 メガネに噂の「お肉と月見山かけうどん」を頼んだ。想像するに結構量がありそうで食べ切れるか不安であったが、気力で乗り切るしかない。料理を待っている間じいさんがひょっこり入ってきて「親子味噌煮込みうどん」を注文していた。料理が出てくるまで25分ほどかかった。その間じいさんの味噌煮込みの方が早く運ばれてきた。どうなってんだかね~。しかも奥の厨房の方からはデブと思わしき声がズッと聞こえてくる。無駄話ばかりしている。「こんの~デブ!しゃべってねえで早く仕事しろ!」と言いたくなるのをこらえる。

 堪忍袋を目いっぱい膨らませて待っているとようやくメガネが料理を運んできた。ビジュアルは確かにうまそうである。噂になるだけある。その噂はこゆきだけのものであるが、たぶん誰が見ても納得のビジュアルである。

f:id:koyuki-ch:20190716140145j:plain

お肉と月見山かけうどん 前方より

f:id:koyuki-ch:20190716140243j:plain

お肉と月見山かけうどん 上空より

 どうやってシャブれば1番旨いのだろうか?こいつの肉壁の全てを味わい尽くすにはどんなテクを使えばいい?こいつが涎垂らすほど喜ばすにはどこを擦れば感じるんだろう?どこから手を付ければいいのか一瞬戸惑ってしまった。

 あれこれ考えるより本能に任せるのが1番かも知れない。自分のやってみたい事、恥ずかしい事を素直に行動すればおのずと相手にも伝わるというものだ。

 具材から見ていこう。まずたっぷりの豚バラ肉、表面積だけでも大勢を占めているが深度はどの位のものか?肉には三つ葉が乗っている。とろろに生卵、麺類に生卵は合わないと主張して止まないこゆきだが、とろろには生卵でしょ!これは古くから伝わる掟みたいなものです。ネギ、ノリ。そして何と!大根おろしとワサビまで入っている。これには降参しました。ここまでやるか?どこまで美味を追究してんねん!きっと大将は「ここらで少しクドク感じてくるので大根おろしとワサビでリセットしてもらうか」とか思い描きつつレシピ考えたんでしょうね。

 では早速味を見てみましょう。まずは純粋に汁を味わうためレンゲで掬って味を見る。甘々を想像していたがそれほど甘味は強くなくしっかり出汁の効いた優等生であった。後からとろろや大根おろしが加わってくることを予測しちょうどいい塩梅の濃さであった。うどんの麺はコシもあるし、前回ザルうどん食った時と同様満足の1品であった。

 肉は豚肉を甘辛く煮たものでこゆきにはクドイ味付けに感じられたが、これもとろろや大根おろしと合わせて食べる時はちょうどいいのかも知れない。

 麺をノーマルで食べたり、とろろを絡めたり、大根おろしと食べてみたりと忙しい。ボリュームはあまり空腹ではないこゆきには少々きついが決して食べ切れない量ではない。最後は汁の中に残ったとろろをすくって終了となった。ほとんど汁をすすってしまった。

 結論を言おう!各々こゆきを感動させてくれたが、全体としてはアンバランス、犬のように次も待ちきれないという程のレベルではなかった。いろんなものをてんこ盛り過ぎ!これを混ぜれば収集つかなくなるし、何食ってるのか分からなくなる。もう少し的を絞って考えた方がいいのでは。いろんな味を楽しめるといった点では評価出来るのだが、そんな客ばかりではないよね。

 食事中オサーン2人連れとオババ2人連れ、ジジイと孫といった人々が来店した。初回訪問時の混雑を思い出させてくれた。店は広いが1人客には少々使いづらいかも知れない。接客はメガネならOKといったところ。再訪問は価値ありと見た。他にも魅惑的なメニューは沢山あるのでそれらを試してからでないとこの店とはララバイ出来ない、という状態である事を白状しておこう。