ミシュニャンガイド

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ミシュニャンガイド 和食③ 滋賀名産品買いあさり旅行記

 やっと滋賀へ行ってきた。欲しいものを手に入れ、喰いたいものを食べるという贅沢な旅である。乗馬にはまっているマドンナとともに滋賀への道を急いだ。

 事前に渋滞情報を調べるとあちこちでとんでもない位事故や自然渋滞が発生している。高速を使うのは止めて一般道で勝負に出た。通称名四国道はどこまで行っても渋滞していた。

 愛知県を抜け、三重に入ったところでみんな急に左車線に寄りだした。何でだろうと思っていたら、その先に長島温泉があった。ここへ行くためみんな走っていたのか。だったら高速使えよ!愚か共どもめ!その後もところどころ渋滞にはまりお盆休みの洗礼を受けた。

 さて、滋賀の長浜に着いて目的の店へ一目散で走っていると、とんでもない人通りの多い通りへ出てしまった。うかつにも事前調査もしてこなかったので、長浜がこんなに観光客であふれているとは知らなかった。人人人で車を進めるのもやっとだった。狭い通りに迷い込んじゃいけないよね。

 駐車場はどこも満杯。少し離れたところで何とか空きのある所を見つけた。でもここ駐車料金にカラクリがあったんですね。驚くべきことに15分で500円、駐車した1時間弱で1,500円取られました。ここは大都会の都心なのか?

 車を止めて2匹のねこはさ迷った。目的の店はちょっと変わった親子丼を出す「鳥喜多」という名の店である。やっと探し当てて店に入ろうとすると、警備担当らしいジジイが引き止め、あちらへ並んで下さいとバカにしたように忠告してきた。あちらを窺うと50人ほど並んでいる。このあとへ並べとジジイは言っているようだ。

 この時点でこゆきの堪忍袋の緒は切れていた。マドンナに予定変更を申告し、鳥喜多を諦め、彦根へ向かったらどうだろうかと言ってみた。当然マドンナも同意した。

 鳥喜多よ!今度平日にもう1度だけチャンスをやる!そん時は通常の姿に戻っていろよ!うまい親子丼を食べさせろ!そしたらミシュニャンに載るかも知れないよ。まあがんばれ、じゃああばよ!

 長浜では親子丼を食うことの他欲しいものを買うつもりでいた。早速その店へ向かった。「魚三」という琵琶湖で取れた魚を加工して売っている店だ。

 

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魚三外観


 
ネットで調べた限りではかなり誠実な店だと思われた。店へ入って物色開始だ。

 第一標的は「鮒ずし」であり、同じくらい重要なのが「小鮎の佃煮」。これたまらんくらいうまいんだよ。陳列されている商品を覗いていたが、思っていたほど品数は多くない。焼いたウナギを持ってうろついていた店のババーに質問を投げかけたが忙しいのかかんばしい答えが返ってこない。少しむかつく。いろいろ聞きたいこともあったのに相手にしてくれそうもない。

 それでも何とか欲しいものをカゴに入れ、レジに向かうともう一人の更に気怠そうなババーがやって来て、包装や会計をしてくれた。このババー全く愛想無し!みぶうどんのババー思い出したわ。我慢にも限度があるのでとにかく支払いを済ませ店を出た。完全に観光客相手の商売になっているようだ。

 本当は「ウナギの肝串焼き200円」とか買いたかったのに我慢した。ババーは包装の際当然ドライアイスくらい入れてくれるのかなってみてたが、そんなもの入れてくれないし、聞いても来ない!もう2度と来ないからね。

 この店楽天なんかで通販してるみたい。一杯いいこと書いてあるけど誠実さに欠けてるね。とにかく目的のものは手に入れた。これらは2ママへ朝貢する予定。当然自分の分は確保している。

 この後向かいにある地酒と書いた酒屋へ酒を仕入れに向かった。店先で試飲を行っていたので飲ませてもらう。2種類の酒が用意されていた。1杯目はサッパリ系、2杯目は結構甘い濃厚系だった。

 おやじに「鮒ずし買ったので合う酒はどいつでちゅか?」と尋ねると2杯目の濃厚酒を勧めてきた。こゆき的にはちょっと違うような気がしたが、ここは素直に従ってみよう。

 店内でおやじの勧めた酒と「七本槍」という有名な酒を買った。レジはおやじの妻らしいオババが対応していた。これまたこのオババも愛想無く、いったいこの辺りの商売人はいつもこんな対応しているのだろうかと疑問を感じる。

 2本で4,824円だった。たけえ!まあ1本は吟醸酒だから仕方ないか。これで不満と欺瞞の町長浜とお別れである。今度は冬に鴨鍋食べに来てみたいね。

 長浜で買ったものを本当は本ママにも上げたいんだけど今は無理だね。2ママ、とにかく楽しもうね。旨かったらまた買ってくるね!