ミシュニャンガイド

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ミシュニャンガイド ラーメン⑤ 近江チャンポン 近江チャンポンってこういうものです

 長浜という今まで全く関心を持っていなかったところが、思いがけず観光地だと思い知らされたこゆきとマドンナです。完全に胃の中は親子丼モードに突入していたが、親子丼を食い損ねたので、取りあえず次点で予定していた彦根駅前「ちゃんぽん亭彦根駅前本店」を目指した。

 彦根駅前は意外なほどに駐車場は空きだらけで、長浜の混雑は何だったのか?と考える。速攻で店へ突入した。腹が減っているのだ。時間は13時過ぎ。ここも行列かと想像していたが、全く行列はなくすぐに着席出来た。

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ちゃんぽん亭彦根駅前本店

 

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店内看板


 店頭の看板に「麺類をかべ」と出ている。恐らく先代のころは麺類食堂として勝負していたのであろう。息子のをかべ秀則(仮名)が考案した「近江ちゃんぽん」が当たってしまい急遽店名を変えたのだろう。

 今ではこのチェーン店は滋賀を中心に60数店あるそうだ。きっと秀則もウハウハであろう。「おがーチャーん!おでやったよ!」って有頂天であることは想像に難くない。でも急激な店舗展開はしわ寄せが出てくるから気を付けてね!秀則!!最初の味を忘れたら終わりですよ!人の気持ちは移ろい易いから。

 高校生バイトらしい姉さんたちは気持ちのいい対応をしてくれた。注文は先行券売機となっており、こゆきは長い時間券売機の前で悩んだ。券売機って非常に分かりにくい!画面のどこかを押すと別のページが現れ、悩みに拍車をかける。でもあんまり悩んでいると次の客が困るからボタンを押した。近江チャンポンは外すことは出来ない。あと生ビールとつまみの唐揚げ。ちゃんぽんのトッピングにニンニクを追加した。

 テーブルに座って姉さんに食券を渡した。しばらくすると生ビールのプレミアムモルツが運ばれてきた。ジョッキが小さい。値段も460円だったのでこの程度の大きさになるのかな。プレモルなんで期待していたが、味が薄く感じた。体調のせいかな。

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サントリープレミアムモルツ生ビール中ジョッキ

 つづいて鶏から登場。結構ジュウジュウでイイ感じだがジューシーさはない。味付けはわずかに塩を振りかけた程度のようだ。こゆきはクドイ味付けの鳥からはあまり好きではない。だからちょうどいい塩梅だった。

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鶏のから揚げ

 鳥からパクリとやって生ビールグビグビですわ!至福のひと時。その後すぐにちゃんぽん到着。見たところ近頃東海地方で勢力を伸ばしている「岐阜タンメン」そっくり。にんにくを追加したので味も似たり寄ったりとなってしまった。

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近江ちゃんぽん

 普通のチャンポンに比べると汁は白濁しておらず、透明であっさりとしている。食べてみてやはりちゃんぽんというよりタンメンという名がふさわしいような気がする。サッパリしているけれど強烈に出汁が香っているというわけでもない。とにかくあっさり系。でも人気になるだけあって不味いわけではない。ほどほどのお味だった。

 駅前だけあって客足が途絶えることはなく老若男女次々来店してくる。しかし券売機のところでみんな悩むんだよね。結構長時間居座る人が多い。券売機方式の店行くといつも思うけど、券売機置くならせめて2台は置いてほしい。じゃないと後ろの客は待ちぼうけである。

 飲み食いが終わったので支払い済ませて店を出た。代金1,690円。テーブルに置いてあるメニューには「韓国冷麺」とか名前を忘れたが魅力的なものが載っていた。今度来る機会があったら試してみたい。

 彦根駅前は長浜ほど人通りが激しくなく、適当な賑わいであった。

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彦根駅

彦根にはこゆきの親戚のひこにゃんがいるんだから、もっと人がいてもおかしくないのだが、どうして長浜に負けるのだろうか。長浜には何があるのだろうか、と疑問に感じる2匹のねこたちであった。この後お盆渋滞に恐れ慄きながら高速を疾走して帰宅の途についた。