ミシュニャンガイド

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ミシュニャンガイド スパ③ インディアンスパゲティ 給食のカレー麺とインディアンは別物だった

2019/8/23

 スパゲティのバカバカしいほどのバカ盛りと旨さで勝負している超人気店を電撃訪問。盛り具合や行列の長さ、店の雰囲気を調査して来ました。メニューはどちらかというと「鉄板ナポリタン」系のなごやメシが中心で、一般的なイタリアンでオシャレなスパゲティではありません。そういったものを求めている方はお引き取りになることをお薦めいたします。

 

 早朝6時半より髪を切りに瀬戸方面へ出撃!土砂降りの雨の中急いでいつもの店へ向かった。。大渋滞を予測していたが意外にもスムーズに車は流れていたので、あっけなく予約時間の30分前に到着してしまった。

 少し早いので「珈琲屋ランプ」で時間調節だ。いつもここではココアを注文する。時間になったのでカミキリ店へ向かい、あ~でもないこ~でもないとわがままを言って終了。このまま帰宅せずパチンカスになるつもりでいた。

 ゴミ集積場の近くまで来た時、まだ朝食も食べていないことに気が付いた。この時11時近かったので店は選びたい放題であった。

 付近の店で候補に挙がるのはきしめんの名店「いづみ」である。ヨッシャヨッシャそうしようとそちらへ向かいかけた時ふと思い出した。そういえば近くに以前から気になっていたスパゲティの人気店があったなと。そこで行先を急遽変更してそちらへ向かった。

 確か開店が11時のはずだったので、いくら人気店でもまだ行列は出来ていまい。到着すると店の駐車場も余裕で空きがあった。店の名を「リトルジョン」という。

 店内に入ると初めての訪問なのでどこに座ればいいのかわからない。店員に尋ねると「どこでもいい」とのことだったので入り口付近のテーブルに陣取った。

 早速水を持ってきた店員に「インディアンスパゲティ」とオーダーした。店員は「サイズは?」と尋ねてきたが、初めてなので盛り具合がわからない。

 バカ盛で有名なのでヘタするとマンプク地獄へ連れていかれてしまう。やさしい店員さんに「普通のMってどのくらいでちゅか?」と尋ね返した。すると店員さんは「Mで○○グラムで、MSにするとそれより少なめ」と教えてくれた。

 何グラムだったのかは忘れたし、グラムでいわれてもイメージ出来ない。開店早々だったので周りの人たちも料理の到着を待っている状態だった。ここは賭けでMSで勝負に出た。店員さんは少し笑って注文を受けてくれた。この店員さん接客よし!

 注文を終えてホッとしながら周りを見回したり、メニューを詳細に眺めて時間を過ごしていた。その間も次から次へと来客があった。平日のこんな時間から行列の出来る勢いである。

 20分ほど経ったがスパの出てくる気配はなかった。先に座っていた他の席の客のところにも料理の到着はまだであった。早く持ってこないと客で溢れちゃうじゃねえか!って考えていると、案の定こゆきのテーブルにもウザいおやじがやって来て相席になってしまった。狭い店内で仕方ないけど勘弁してほしい。

 こゆきの座ったテーブルはカウンター的な位置づけのようだったので我慢するしかないしばらくすると更に「炭水化物大好物です!!!」って感じのデブちゃんがやってきてこゆきの隣へ腰かけた。ひしひしと圧迫感を感じる。

 この辺りで他の席へ料理が到着し始めた。頭の中で「早よスパ持ってこんかい!なにさらしとんねん!」と叫び声をあげた。しかしまだやってくる気配はない。すると更に新たなるおやじがデブの横へ座った。6席に4人が座る過密状態に陥ってしまった。でもまだスパが来ない!

 35分が経過したところでやっとインディアンの登場である。

ウーム、さすがにデカい。これで小盛なの?普通サイズじゃないの?じゃ、普通サイズはどの位?っていっぱい質問が湧いてくる。

 周りを見渡すと山盛りの皿が見えた。もしかしてあれが普通サイズ?それともLなの?山盛りを前に笑顔になっているおやじの席に行って聞いてみたい衝動に駆られた。

 インディアンは以前「ラセーヌ」で食べた時見たのと同じ姿をしていた。熱々鉄板皿の上にタマゴか敷かれ、その上にスパ、スパの上からカレーを掛けたタイプ。やはり給食のカレー麺とはかけ離れていた。多分そんなものはどこにもないんだね。がっかり、、、

 とにかく食べてみよう。とここで箸もスプーンも無いことに気付く。あるのはフォークのみ。フォーク1本で勝負しないといけないようだ。フォークをくるくる回して麺を絡め取り口へ運ぶ。

 カレーの味はどちらかというとカレーというよりハヤシに近いような。デミグラスソースといってもいいかも知れない。悪くない。「ラセーヌ」のような薄っぺらい味ではなく、深みのあるコクが感じられる。

 どんどん食べ進んでいって最後の方になると麺やたまごの切れ端が残ってしまうのでフォーク1本ではすごく掬いづらい。箸が欲しいところだ。量的には今回頼んだMSで十分。Mだと汗がふき出すだろう。Lにすればヒーヒーいうこと請け合いだ。

 サイズ構成はこうなっている。

大食いを自負しているならおっきいのに挑戦してみてね。

 こゆきが食べている間隣のデブちゃんのところへスパが届いた。先に注文したウザおやじのところへはまだ料理が来なかった。なんでだろう?メニューによって調理時間が違うのだろうか。でもプロなんだからその辺うまく調節すればいいのに。まあウザおやじには気の毒だね。 

 スパの最後の切れ端まで食べて終了だ。代金を払いに席を立ったが隣のデブが邪魔で通路に出られない。「どけっ!デブ!邪魔だ!!!」って心の中で思いながら「すみません」と後ろを通った。なんとかレジにたどり着き810円を支払った。客層は圧倒的にヤローばっかだが、夫婦でやってきているのも何組か見かけた。あまり気持ちのいい客層ではないことは確かだ。

 相席になることと長時間待たされることを除けば、また明日来てもイイかなと密かに目論むこゆきでした。もう給食のカレー麺はあきらめたし、次はイタリアンかミートあたりいってみるかな。