ミシュニャンガイド

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ミシュニャンガイド ラーメン⑭ 濃厚鶏豚骨スペシャル 偽家系ラーメンはうまかった

2019/11/18

 朝から横浜家系ラーメンが頭の中にぽかんと浮かんでいた。そうしているうちにどうしても食べたくなってしまいました。いつもなら「萬来亭」へ駆け込むんですが本日は定休日でした。そこで急遽代打と言っては失礼だが「鶏番長」なる店を尋ねることにしました。初訪問です。評判はかなり上々なので楽しみです。

 

 本日車のタイヤをノーマルからスタッドレスに換え、ついでにエンジンオイルを交換してもらった。作業時間が1時間ほどかかるということだったので、喫茶店(最近はカフェとか言うらしい///はずかしいね!茶屋でいいんじゃねえか)で時間をつぶした。

 せっかくなので名古屋名物モーニングセットを食べることにした。いろいろあったが一番安いAセットを注文した。トースト、ゆで卵、サラダ、コーヒーがセットになっているものだ。値段はコーヒー代だけでいい。440円である。

 しかし改めて見てみるとコッパズカシイ!これ食べて朝食完了しました!って言えるのか?何とも中途半端な内容である。でもゾンビやしゃらくさいに~ちゃんが店に入り浸っている。店は結構満員だ。今平日の10時半だぞ。

 店は大府市にある「カフェルパン」という。さっさと食べて時間が来たので退店だ。コーヒーは「エスプレッソ」を頼んだが、出てきたのは薄いアメリカンな奴だった。大体日本のどこでエスプ飲んでもアメリカンだね。イタリアンな本格的にガツンと来るエスを出す店はない!まあ、あんまりコーヒーに興味ないからいいけど。

 車を受け取って一旦帰宅し、ようやく家系ラーメンを目指す旅に出た。もう頭の中は家系ドロドロスープににんにくタップリ入れて食べることしか考えてない!

 目指す店は桶狭間の合戦で有名な有松にある。パチンコ屋の2階である。店に着いて駆け足で階段を駆け上がった。店に入るとパチンカスのおっさんが1人ショボクレテめしを食っていた。このおっさん鼻をズルズルしたり、コップを置く音が大きくて、と~~~ってもウザい!どうせパチンコでケツ毛抜かれて放心状態でラーメンすすってんだろ。早よ去ねや!!!

 こんな店だが店員は美人系の店員が接客に出てきた。大将のおっさんが来るものとばかり思っていたのでなんか調子狂う。メニューを見ると目当ての家系豚骨醤油ラーメンがない。美人に聞くと鶏豚骨ラーメンがそうだという。家系に鶏で出汁を取っているとは聞いたことがない。でもそれしかないなら仕方ないので大人しく従った。

 トッピングでにんにくもなさそうだし、調味料盆にも置いてない。なんとも残念な気持ちである。家系ラーメンにおろしにんにくをドサッと入れるつもりでいたのに気勢をそがれた。

 5分くらいでラーメン登場。

具材全部乗せのスペシャルを頼んだので見た目は結構ボリュームがある。最初にメンマを齧ってみた。冷たい。次に麺にスープを絡ましてズルルっといってみた。うまい!スープは鶏からの出汁がよく出ているようで黄色味を帯びている。豚骨ほどの臭さもなく塩ラーメンを食べているようだった。ただやはり濃厚加減は家系と言えるものだった。

 チャーシューは大きく薄いものが2枚入っている。ネギ、メンマもタップリだ。ノリは5枚、ホウレンソウ少々、それに味玉。家系はウズラの卵なのでココが少し違う。やっぱ卵はウズラの方がいいかな。

 食べていくと見た目ほどボリュームはなくすぐに麺が無くなった。ごはん追加して雑炊やろうかと思ったが、連日の爆食を反省し止めておいた。最後汁を少し残して席を立った。1,010円である。

 少し高いが全部乗せなのでこれが相場か。家系と言われれば反論しようがない。しかしどこか物足りないような。でもラーメンとしての完成度は高かった。