ミシュニャンガイド

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ミシュニャンガイド ラーメン⑮ チャーシュー麺大盛り卵法連草増し ニンニクドップリ投入

2019/11/22

 横浜家系ラーメンでは名古屋で結構有名なお店に行ってきました。「萬来亭」といいます。この地方に住む人なら食べたことがある人もいると思います。店の外観はパッとしませんが、うまいんです!でも最近は行列が当たり前になっており、ここ何年かは足が遠のいておりました。この度どうしてもここのラーメンにどっさりにんにくを入れて食べたくなり、「行列上等じゃねーか!」という気持ちで突撃して来ました。

 

 バスに揺られてハルバルと訪問だ。今にも雨が降り出しそうだったが、気持ちを抑えることが出来なかった。バスに乗り込んだのは11時半過ぎ。定刻なら11時13分なのだがこんな時に限りバスは遅れていた。G20の外相会合の交通規制の影響と近くのイオンのブラックフライデーへ向かう車の渋滞のせいかも知れない。ブラフラ恐るべし。

 店の最寄りのバス停で降り、大急ぎで店へ向かった。この時11時45分近かった。多分長い行列が出来ているんだろうと想像していたが、何と店先に並ぶ人はいなかった。ラッキー!!!待つことなくカウンターへ案内された。

 この店の店員は大将初め奥さんも非常に愛想のいい対応をしてくれる。ところが今回数年ぶりで伺うと前いた奥さんとは違うオババが店内を取り仕切っていた。もしかすると前の奥さんと同じ人かも知れないが、顔がちがうような、対応もぞんざいなような、そんな気がした。勘違いかも知れない。

 目的はラーメンなので気を取り直して注文を入れた。「チャーシューメン大盛り、たまご法連草追加、麺固め、ネギ丼小」これで完璧だ。まずはネギ丼着。

続いてラーメンも間髪おかずやって来た。ここの提供時間はとても速い。

 こうして写真を見るとチャーシューもタマゴも麺もいっぱい入っていて納得出来るビジュアルだが、ノーマルで頼むと非常にさびしいし、むなしい。そのくらい貧相になってしまう。だからいろいろ追加でトッピングしないと満足出来ない。するとすぐ千円は超えてしまう。かなしい、、、という具合になっている。

 最初この店に来た頃はこの写真位のものが当たり前のようにノーマルで配給されていたのに、いつの間にかこんなことになってしまった。原価のことを考えると仕方ないのだろうか。出来れば内容はそのままで値段を上げる方式を取ってほしかったな。そうすれば注文時にいろいろ考えなくて済むのにな。ここが少し残念。とにかくラーメンに集中だ。

 まずすりおろしにんにくをスプーンでどっさり3杯投入。隣の奴がビビっていた。みんなニンニク避けるんだよね。ばかだね!次元の違う旨さになるのに。少し麺を食べ更に1杯追加した。いい具合になった。麺を一心不乱にバキューム開始だ。麺固めで頼んだが、普通にすればよかった。ちょっと粉っぽい。でもそんなことは吹き飛ぶくらい汁はうまい!醤油豚骨というとケダモノの臭いがしそうだが、ここの店は嫌な臭いがほぼない。

 初めてこの店来た時は店内に入ると少し感じていた臭いも今は気にならない。というか食欲をかき立てる香りにしか思えない。慣れって怖いですね。多分初めて食べる人はラーメンからもケダモノ臭を感じているんだろうな。

 昔々行った家系ラーメンの店は入った途端鼻を衝く獣臭がした。そしてラーメンを頼み食べていると丸々と太った銀バエがやたらと飛び回っていた。臭いと銀バエでたまらず半分以上残して店を出たことがある。悲しい思い出である。

 それとは比べ物にならないが、この店の香りにはクンクンする価値がある。初めての人は禁止だよ!辛口のこゆきが言うんだからまちがいねええ!

 醤油豚骨のクリーミーな汁を法連草やのり、タマゴに染み込ませながら噛り付く。麺なんて大盛りなのにペロンチョだ。至福の時である。非常に濃厚な汁は飲み干せばあまり体には良くないことは分かっている。しかし最後の1滴までナメナメしないと気が済まない。

 あらかた具材を食べたらネギ丼を汁の中に投入した。豚骨ネギ雑炊である。しっかり食べ切った。ネギが欲しいならネギラーメンという手もあるが、値段を考えるとこの方が安く済む。ただねぎ丼はタレが掛かっているので、汁の中に投入するとちょっとくどくなるのは残念。出来ればネギチャーシューに白飯投入が王道だね。最後はドンナメをして周りの客人たちをドン引きさせて店を出た。代金1,370円。

 この後は再び土砂降りの中バスに揺られて帰ったとさ。もし街でにんにく臭いねこを見掛けたら、こゆきかも知れないよ。いじめないでね。ふふっ

萬来亭
〒458-0038 愛知県名古屋市緑区作の山町230 メゾン作の山1F
800円(平均)800円(ランチ平均)