ミシュニャンガイド

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ミシュニャンガイド 和食⑨ 鴨鍋 滋賀の長浜まであこがれの天然鴨食べに行ってきた

2019/12/27

 最近ラーメンで鴨肉をのせている店へ行ってますが、果たして天然なのか合鴨なのかわかりません。天然と言われる鴨を食べたことがありませんから。しかし鴨は昔からあこがれの食材で「鴨」という文字を見ると反射的に注文してしまいます。そんな鴨ですが、正真正銘の天然真鴨を食べてきました。はるばる滋賀県まで行ってきました。興味のある方はご覧下さい。

 

 12時に予約を入れた。予約を入れないと座れないという情報を掴んだからだ。だから急いで出発した。8時過ぎである。年末の渋滞に巻き込まれて予約時間に遅れては店側に申し訳ない。急いで高速道路を飛ばした。お相手はニャンちゃんである。いつもならのんびり下道を走るのだが今回は全ルート高速という豪華な旅となった。急いで、急いでと走っていたが、気の抜けるほど道は空いていた。あっという間に長浜に着いてしまった。この時10時前。これから2時間どうするか2匹で途方に暮れた。

 途中こうなることは予測出来たのでSAでゆっくりしていたが、やはり早すぎる到着となってしまった。

長浜に着いても店へ入れるはずもないので、時間を潰すために方々をまわった。「長浜城」や「長浜ロマンビール」などである。しかしどこにもニャンコたちに憩いの場を与えてくれなかった。仕方ないので有料だが「ヤンマーミュージアム」というところへ避難した。

 雨の降る中の移動は大変だった。ヤンマーとは農機具でおなじみの企業の博物館である。何の興味もないがねこたちの雨宿りである。駐車場に車を停めてミュージアムに向かうと看板に「現在の待ち時間1時間」とあった。??意味が解らなかった。どうしてこんな片田舎の博物館に入るのに1時間待たないといけないのか。なぜ?疑問を抱きつつ博物館のおねえさんに聞いてみると「あと15分ほどで入れます」とのことだった。だったらあの看板は何なんだよ!片付けろ!と言いたくなる。しかしオシッコもしたかったので大人しく行列に加わった。

 10時45分ご入場である。入場するとまずシアターがあった。

これを見ないと先には進めないとのことである。しかしあんまりのんびりしてはいられない。イライラしながら病ん坊、萬棒のアニメを見た。そしてアニメが終わるとスクリーンが左右に開きこうなった。

 中は体験型アミューズメントになっており、子供連れの人々で一杯だった。言うなれば身近な遊園地である。我々ねこ族には何の興味もない。展示場になっている2階を見て回り、さっさと土産物売り場へ移動した。

 売り場でブツを観察していると結構物欲を呼び覚ます物品が出てきた。思わずかごの中へ入れて買ってしまった。6,050円。予想外の出費である。やるな、ヤンマー!

 ヤンマーには何の縁もないが、はるか昔の思い出が蘇る。ここでは書かないが、こゆきの古き懐かしき思い出である。

 11時30分頃ミュージを出た。そこから店へ向かったが早すぎるので、パーキングに車を停め店へ電話をかけて入店可否を尋ねた。よし!とのことなのでありがたく入店となった。長浜には車を無料で止めされてくれるありがたい場所はねえ!

 店の名は「住茂登」。琵琶湖周辺で獲れる食材を使った料理を得意としている。店に入ると40歳くらいの女将?が迎えてくれた。店の写真撮り忘れちゃった。ニャンちゃんと悩んだ挙句注文したのは「鴨の1人鍋セット×2、近江牛のたたき、湯豆腐、鮒ずし、生ビールキリン」。

 最初に来たのは生ちゃん!

信楽焼器だそうな。しかし中身は半分泡だった。中身見えないからね。しかも味もどことなくドライぽい。う~ん。少し悩んだ。あんまりうまくない!少し気の抜けているような。瞬間で飲み干して瓶ビールに換えた。

 料理の方はまずやって来たのは鮒の刺身。子供まぶしである。親子で食べてしまう残酷なおつくり。

旨いけど、小骨が歯に当たる。量もほんの少しなのでチビチビ酒の肴に当てがった。

 続いて「湯豆腐」。わざわざ小鍋に入っていた。湯葉が表面を覆い尽くしうまい!

 次にやって来たのは「近江牛のたたき」。さすがと言うべきかいい味してます。

 最後はお待かね~鴨鍋!天然ですねン!うまいに決まってますねん!

女将は最初ロースをシャブシャブしろとおっしゃる。シャブシャブして食べてみた。少し獣臭がするがうまい!ラーメンに乗ってるかもとは別物だね。ラーメン屋のは合鴨なのか?鴨に詳しくないので分からない。酒に合わせて食べる量を調整した。

 酒は最初はビール、この後日本酒に換えた。酒名は忘れた。書き立てるほどの旨い酒ではなかったと記憶が言う。この鴨少し血の味がする。生臭いとかではなく野生の味だ。シャブシャブしても血の味は消えない。生理の女の味がする。どんなん?めすねこのこゆきが言うことじゃないね。とにかく呑みかつ食った。

 まずいか旨いか問われれば間違いなく旨い。ただ値段は高いよ~!貧乏諸君は行かない方がいいね。出汁はうすい!しかしそれは鴨から出る出汁を計算に入れてだと思う。

 最後はうどんが投入された。ヤワヤワ麺だがコシはある。薄口の出汁に合う。うまかった。客の計算通りには食事の流れは運べない。しかし店側の指図通りに動いていても間違いはない。いい店だと思います。この後会計終わったら鮒ずしをお持ち帰りした。鮒ずし2,000円。とても小さい。これで2,000円と声を挙げたくなる。でもそれが店の流儀なら仕方ない。

 合計請求額20,182円。確実にこゆきは破産と発病に向かっている。皆さんとお会い出来るのもそろそろ終わり鴨。ねこギャグ!

 

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