ミシュニャンガイド

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ミシュニャンガイド 和食⑪ おでん kitte名古屋 鶏だしおでんさもん

2020/1/3

 正月は営業している店も少ないです。イオンの中の店舗や大手チェーン店は嫌です。じゃあどうするんだ?贅沢言うな!と叱られそうですが、都心のバカデカビルの中にはやっているところもあるんだもん!

 

 目を皿のようにしてネットで調べ上げた。デパートの中ならいくつか営業している店がある。でも行列は嫌だし、ありきたりの店も嫌だ~!!!ってことでkitte名古屋の中のおでん屋「さもん」にしました。当然ここも行列が予想されたので開店30分前には店に着いた。店先をクンクンしたがひと気がない。安心して一旦店を離れた。

 どこかカフェに入ろうと思ったが思うように見つからなかった。そうこうしているうちに開店時間が近づいてきたので再びさもんへ。1組のカップルが並んでいた。このカップルの男の方はやたらと女に媚を売っていた。間断なくしゃべりまくるのでウザいことこの上ない。出来れば店内ではこのバカップルから遠く離れたところでうまいメシを喰いたいものだ。11時になりやっと店内へ案内が始まった。ところがあろうことかバカップルの隣に案内されてしまった。席をかえてほしかったが贅沢は言えない。

 注文を取りに来たオッサンに「せせり、大根、コンニャク、はんぺん、生ビール」を注文した。品数少なく思うかも知れないがこの店は1つ1つがデカいらしいのでこれで様子見だ。ビールがすぐやって来たのでグビッているとすぐ無くなった。

おでんは中々やってこない。カウンター内の超ドデカ鍋では沢山のおでん種が煮えているのに何でこんなに遅いのか。ビールのお代わりを考えているとやっとおでんがやって来た。ついでにビールを追加した。

 おでんは溶岩のような鍋に入れられて出てきた。かなり量が多い。大根は1つが4切れに分かれていた。

はんぺんもコンニャクも2つに分かれており、それぞれが普通の店の1つ分くらいの量がある。値段は高いが量はかなりのタップリちゃん。この店では出汁は鶏で取っているらしい。最初に汁を舌で転がしてみた。少々臭い。豚骨ほどではないがけもの臭がする。鶏でもこうなるのか、と初めて知った。しかし食べ進んでいくと全く気にならなくなったので鶏越し苦労であった。ねこギャグである。

 前に書いたように量はタップリである。1つの値段は高いが量的には十分元が取れる。ハッキリ言って最初に頼んだ分だけでもかなり腹がふくれてしまった。味の方は大根は期待したほどホクホクではなく、こゆきが自分で作るおでんほど病みつきになる味ではなかった。うまいんだけどありきたりというか大雑把な味。コンニャクは少し恥垢臭かった。生臭いと言えばいいのか?恥垢ではメスの使う言葉ではない。しかしもう少し何とかしてほしい匂いがした。

 はんぺんは感想はねえ。せせりは食感も良く、適度に脂がのっててうまかった。テーブルに柚子胡椒、七味、コチュジャン、醤油があったのでそれぞれの種に合いそうな薬味を振りかけた。出来ればカラシが欲しかったな。ビールを2杯飲み干したので熱燗が呑みたかった。店のおっちゃんに聞いてみると良さそうな酒を教えてくれたのでそれをオーダーした。ついでにおでんも追加した。「五条川桜熱燗、餅きんちゃく、車麩」。この時点でかなり腹は一杯であった。

 バカップルと反対側には女2人連れが座った居たが、ラーメンや半熟卵を頼んでいたのですごく気になってしまった。この店の鶏出汁で作ったスープならラーメンもかなりうまいだろうなと想像出来る。こゆきは最後の方はおでんの汁をペロペロしていた。慣れるとうまいんですよ!客は次々にやって来たのでそろそろ退散しなければ。12時前お勘定だ。3,866円。思ったより安く済んだ。このまますんなり帰ればいいんだけどやっぱりシメちゃった。名駅ホームで生ビーときしめん。ほんとやめらんない。もう腹ヤバいのにね。では、みなさん、今年もよろしく~!

相変わらずリンク貼ること出来ない名駅JPタワーB1Fだよ。