ミシュニャンガイド

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ミシュニャンガイド 東海市「サイゼリヤ」 初訪問で昼呑みしてみた所感など・・・本当に安くてうまいのか?

2020/1/17

 一時は業績不振を取りざたされていた「サイゼリヤ」ですが、最近中国事業が好調で回復してきているようです。そんなサイゼですが今までお世話になったことがありません。安くて昼呑みにも使えるという噂は聞いていたのですが、料理の味を想像すると行こうという意欲がわかなかったんです。

 でも本日は真の姿を確かめるべく調査を行ってきました。それではご覧頂きましょう!

 

 13時半東海市の「サイゼリヤ」に一筋の光が差し込んだ。そう、こゆき様のご来光である。皆のもの拝むが良い!涙を流し感動するが良い!

 ドアを開けると客入りは4割程度。この時間としてはまあまあだと思う。素早くあまり人のいない席をうかがった。店員が「では窓側の席を・・・」というのを途中で振り切り、出来るだけ隣席にウザい奴が居なさそうなテーブルに腰掛けた。迷惑なねこ!着席するとテーブルにあるメニューを舐めまわすようにじっくり見た。今日はサイゼの骨の髄までしゃぶるつもりだ。

 10分ほど慎重に検討を重ねた結果導きだした答えは「グラスビール、赤ワインデカンタ(500ml)、キャベツとアンチョビソテー、アロスティチーニダブル、ミニフィセル」であった。店員は「本日はお車では?」と尋ねてきたので「いや、でぇ~じょうぶだ」と返事しておいた。酒呑むために遠いとこ歩いてきたんだからね。てへ!まあ真昼間から500のワイン頼むやつもそうそういまい。店員の疑問も理解出来ないではない。

 しばらくするとビールとワインが運ばれてきた。

ここのグラスは樹脂製なんだね。子供が割ってしまうことを考慮してのことなんだろうけど、ちょっとガッカリ。やはり飲み物はガラスのグラスで呑みたい。たったそんだけのことで味が変わるような気がする。

 酒を運んできた店員はテーブルの上が汚れていたのに気付き何度も「すみません、すぐ拭きます」といって綺麗にしてくれた。結構厳しい教育受けているのかな?それともこゆき様の眩しさに委縮してしまったのかも。苦しゅうない!はげめ!

 ビールをギュギュっとしているとキャベアンチョビがやって来た。見たところキャベの野菜炒めといった感じ。

食べてみたところ正に野菜炒めであった。アンチョビは全く感じられなかった。アンチョビ大好きなねこちゃんなのでとても残念であった。仕方ないのでオリーブオイルやタバスコ垂らして片付けた。サイゼの良いところはこうした調味料を好みで自分のところへ持って来て自由に使えることだ。チーズや岩塩や珍しい唐辛子もある。

 ワイン呑みつつキャベツを突いているとミニフィセルという名のバゲットとアロスティチーニという羊の串焼きがやって来た。

 バゲットは焼き立てのように熱かった。焼き立てとは考えられないので客に出す前に少しあぶったんじゃないのかな。でもホクホク熱々でうまい!表面はパリリッとしてて中はしっとり。香りもいい。皿にオリーブオイル垂らして羊の肉に添えられていた香辛料を混ぜて、これをパンにこすり付けて食べるとうまい!ワインが進むね~!

 さて、いよいよメインディッシュの羊の串焼きである。こゆきは羊には目がない。特に羊をワインで煮込んだ料理なんかは涎が出てくる。そんな大好きな羊を串にさして香辛料まぶして焼いたもののようだ。うまいに決まってる!

 串から外してパンで挟んで食べようとしたが、かたくて外れない。力任せにやっているとぶちまけそうなので諦めた。焼き鳥のように串を横にして歯で引きちぎる。うまい!みんなが嫌がる羊の臭いがプ~ンと漂ってくる。腋臭のような臭いだ。でもこゆきには食欲をかき立てる香りである。

 表面は香ばしく焼けており、程よく香辛料が馴染んでいる。ワインが進む。少々値段は高いが満足の一品である。

 パンと羊を交互に食べ進みワインが無くなったところで本日の給餌終了である。更にスパかピザを食べたいところだがこれ以上散財出来ない。涙を呑んで任務完了とした。

 お代金様は合計1,864円。これだけ飲み食いしてこの値段は特筆ものだ。 最期にサイゼリヤに判決を申し渡す。

主文

サイゼリヤ(以下甲)の値段構成はよく考えられており、味も一部を除き満足の行くものであった。こゆき(以下乙)の欲望を満たすに足る犯行であったことを認める。よって被告人に月一乙の接待を申し渡す。

以上。

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