ミシュニャンガイド

みんなの為ではなく自分の為のグルメガイドブック

ミシュニャンガイド 名古屋市中村区「想吃担担麺シャンツーダンダンミエン」 汁なし担担麺は酒の肴になるのか?

2020/2/5

 このブログで何回か紹介している名古屋駅エスカ地下街にある「珍串」。その店の向かいに「シャンツー」はあります。実はこの店以前に1度だけ行ったことがあります。担担麺が旨いと評判で居ても立ってもいられず突撃した苦い思い出があります。その時は開店前にもかかわらず大勢の客が並んでいました。いざ担担麺を食べてみると「こんなものか、、、」という感想でした。最近珍串に行くようになり、前を通り掛かると待ち客もいないことが多いので、今回満を持して再訪したわけでございます。ほほほっ!

 

 最近客が減ったとはいえ警戒してお昼時は外した。14時半頃店に到着した。

店内4割ほどの客入り。意外に入っている。

 こゆきが入って行くと店のおねーさんが「カウンターへどうぞ」と声を掛けてきた。テーブルに座りたい旨申し出ると快く承諾してくれた。その際奥からこの店のオーナーのオババと思われる人物も「どうぞ!」と言ってくれた。前に来た時このオババものすごく愛想が悪かった印象が残っているが、意外といいババアなのかも知れない。それとも違うババアなのか?

 テーブル席に腰掛けジックリメニューを眺めた。そして出した結論が「汁無し担担麺+よだれ鶏のハーフセット1,180円、青菜のガーリック炒め780円、クラフトビール750円」である。クラフトビールは大好きなエールなので少し高かったが頼んでしまった。

 10分くらいでビールとお通しとよだれ鶏が出てきた。

出てきたお通しは「ピーナッツの花椒和え」。花椒という物を始めて味わった。もしかするとマーボなんかに入っていたかも知れないが、マーボでは他のものと混ざってしまい存在が分からなくなる。だからこうして姿を見て、臭いをかいで、味わうのは初めてである。食べていると体が熱くなってくる。ビールが進むね。

 このピーナッツお持ち帰りしたくなるほどうまかった。口に含むとツーンといい香りが鼻に抜けていく。指をナメナメしてしまった。

 クラフトビールも程よい苦みがありすぐに飲み干してしまった。でも高いので1杯で止めておいた。2杯目からはキリン1番しぼり560円だ。

 よだれ鶏はよだれが出るほどうまくなかった。ゴマ風味の味噌が掛っており、元来ゴマがあまり好きではないこゆきには不評であった。ゴマが好きでないなら担担麺など食べなきゃいいのに何かを期待してこの店に来てしまった。きっとほかに旨いものがあるに違いないという勘が働いたのだ。

 続いて出てきた青菜炒めは良かった。やはり勘は当たった。この青菜、味仙と同じくらいうまい。

多分小松菜かチンゲン菜を使っていると思うが、にんにくがしっかり入っている。塩加減も少し強かったが悪くない。汁も飲み干したいくらいであった。ごはんがあればぶっ掛けていただろう。

 追加で「大根もち210円」を2つ頼んだ。

大根と餅を練り込んだもののようだ。空腹ならびびっと来るうまさだろうが、あいにく腹はかなりふくれてしまっていた。ここまで食べてきて花椒や山椒のせいか顔中汗だくになってしまった。

 最後に出てきたのが担担麺。

麺は非常に幅広くきしめんのようだった。濃厚なゴマダレが掛かっておりやはりゴマが苦手なこゆきには難敵だった。

 話は変わるが今回こゆきが頼んだ青菜炒めは夜専用のメニューだったようで、知らずに頼んでおねーさんが快く受けてくれたので気付かなかったが、おねーさんは裏で注意をされていた。その声がこゆきのところまで聞こえてきた。わるいことしたな~。おねーさんごめんね。でも知らなかったんだよね。

 昼と夜のメニューが違う店はよくあるけどやめてもらいたい。効率や経営上の問題があるかも知れないが、いつでも同じメニューにしてほしい。これは昼呑み業界(そんなんあるの?)からの切望である。

 タンタン食ってお支払をした。4,675円だった。思っていたより使ってしまった。この後は向かいにある珍串をよだれを垂らしながら眺めて帰って行ったとさ。よだれ鶏よりよだれが出た。

[tabelog:16313:title]