ミシュニャンガイド

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ミシュニャンガイド 名古屋市熱田区「大和田」 うなぎの仲買人が奨める名店

2020/2/12

 前日男前とトンカツに行った際に聞いた話ですが、男前はある時うなぎの仲買人と話す機会があったそうです。その時名古屋ではどこのうなぎ屋がお奨めか尋ねると「大和田」との答えが返ってきたそうです。

 「大和田」はユーチューバーのたっちゃんが何度か訪れて動画を配信しています。こゆきも気になっていました。

 そこで本日、昨日の憂さを晴らすためにも朝から出陣して来ました。

 

 JR熱田駅から歩いて10分くらいのところに店はある。少し早く熱田駅に到着したので、

店までの道中にある地下鉄「神宮西」の駅で放尿してきた。見ないでね。ジョロロロロオ~っと。はしたないですね!でもキレイなトイレだった。盗撮されないか心配だったが、誰もおらず杞憂に終わった。余計なことですね。

 11時開店の5分前に店に着くと、

いかにもブロガーっぽいカスとねえちゃんが立っていた。こいつらの後ろに並ぶのは真っ平なので付近をウロついて開店を待った。

 11時過ぎたところで店へ突進した。周りの人が見ればイノシシが暴れている!と見ただろう。店に入ると5人ほどのキレイどころのオバちゃんが慇懃に迎えてくれた。どこでも好きな席へどうぞ、と言ってくれた。うれしいねえ!やっぱこれだよね!

 カスとねえちゃんが座っている一角とは別の小上がりを選んで座った。窓から中庭がよく見える。こりゃ最高の席だわ。中庭の池には鯉が泳いでいる。

まずはメニューをじっくり眺めた。ネットで調べて既にオーダーは決っているんだけど、念には念を入れて見落としがないか調べ上げた。

 その結果決まったのは「長焼き定食上3,800円、肝焼き600円、瓶ビール大600円、奈良漬け350円」である。意外に安いのである。

 すぐビールと奈良漬けが出てきた。

早速飲酒タイムの始まりだ!この奈良漬け甘い。しかも歯ごたえが悪い。パリパリポリポリとしたタクアンみたいなものを想像していたがねっちょりとしている。期待が外れた。

 こゆきはシャッキリしていて甘すぎない奈良漬けが大好きだ。これでもかって位薄切りなのに歯ごたえパリパリな奴。甘いんだけどプ~ンと酒が香ってくる奴。この店のは違っていた。

 その後肝焼きがやって来た。

事前にネットでこの店の肝焼きもかば焼きも薄味でウナギの本来の味を楽しめると書いてあったが、実際肝焼きを食べてみると、煮詰めたようなタレが掛っているのではなく、イイ感じに濃厚なタレが掛かっている。焼き加減も丁度良く半レアな感じだった。

 こりゃかば焼きに期待がかかる。ビールを呑みつつ待っているとほどなく長焼き定食が登場した。

一つつまんで食べてみると、確かに少々薄味だった。うなぎの味を壊さない程度のタレの濃密度だった。ごはんは角が立っておらず、悪くはないがもう少ししゃっきり感が欲しい。吸い物は美味しい。ただこの店では肝は入ってないよ。

 だが、食べ進んでいくと今まで食べたうなぎと大差なくなってしまった。とにかく甘い!口の中がねちゃっとしてくる。うなぎとはこういう物だとグルメなヤローは言うかも知れないが、納得できない。もしかするとこゆきはこの店に限らずうなぎのタレとの相性が最悪なのかも知れない。

 まずいわけじゃない!とてもうまい。でも食べていくと途中で嫌になってしまう。こゆきはうなぎを食べてはいけない舌の持ち主なのかも知れない。このことはずっと感じていた。こゆきだけかも知れないので今まで語らなかった。

 どんな名店に行っても最後の方は甘くて嫌になる。白焼きはいつまでもどこまでも食べられるんだけどね。でもこの店には白焼きはないし、白焼きだけ食べて店の味を語るのもどうかと思う。今回こんな厳しい現実に直面してしまった。

 もちろん舌などその時の体調によって感じ方が違うことは十分承知の上だ。今後うなぎはやめるか。少し悲しくもシビアな場面に遭遇してしまった。

 取りあえず全部腹に入れ支払いを済ませて店を出た。総額5,350円。レジのおやじはどこまでも慇懃であった。最後に付け加えておくと瀬戸の「田代」よりはこゆきに合っていた。人によって好みは違うと思う。店の接客で云うなら語るまでもない。

リンク先無し、「名古屋市熱田区 大和田」で検索すればよし