ミシュニャンガイド

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ミシュニャンガイド 名古屋市熱田区「クロカル」 昼から呑みたい奴ちょっと来い!

2020/2/18

 熱田神宮の近辺には不思議な店が幾つかあると伝え聞いておりました。なんでも朝からうまい酒が呑めるとか。そんな伝説を確かめに行って来ました。伝説の真偽を確かめる旅の始まりです。イヤッホ~~~!

 

 宮きしめんでお世話になっておりますこゆきと申します。この宮きしめんのある熱田神宮の周りには小さなアーケード街が広がっております。何という商店街なのかは知らん!自分で調べろ!

 ほとんどがシャッターを降ろしたままのシャッター街となっております。昔々はこの辺りにはトルコ風呂と呼ばれる何をする所か分からない不思議な施設が密集していたようです。多分銭湯の一種なんでしょう。

 今はファッションヘルスというファッション専門店が1軒のみとなっております。きっと最先端の服飾を並べているんでしょう。

 さて今回の目的地はこの昔のトルコ街にある「クロカル」という店。変わった名前ですね。なんでも日本酒をウリにしているとか。鶏料理が旨いとか。昼から呑んだくれても叱られないとか、一杯良い情報を伝え聞いております。

 11時開店に合わせて訪れてみました。熱田駅に着いたのが10時20分頃。いくらなんでも早すぎた。仕方ないので付近の茶屋で時間を過ごそうとカフェを探した。

 するとさっきまで快晴だったのにいきなりみぞれが降って来た。緊急避難として名鉄神宮前駅にある商業施設に入った。施設の中は結構客が入っていた。3流百貨店の末っ子という感じだが中々頑張っているようだ。

 こゆきはその中の100円ショップでダラダラ時間を過ごすことにした。ついでに傘を買った。300円。100円ショップなのに300円とは痛い。でも外は雨なので仕方ないね。

 この傘この後雨の中を歩いていると突風が吹きソッコーで反り返って壊れてしまった。さすが300円でした。

 11時5分前に3流を出た。もうクロカルも開店するだろう。近づくと赤ちょうちんに灯がともっていた。開店の合図だ。

躊躇なくガラリと戸を開けた。すると薄暗い中から「いらっしゃい!」の声が聞こえてきた。これでもう安心。さあジックリ呑んで食って味わってやる。

 大将というより店長と言った方が似合う若いにいちゃんが対応してくれた。にいちゃんは話好きなようだ。

 取りあえず「生ビール300円(ハッピーアワー中)、セロリとザーサイの浅漬け値段忘れた、名古屋コーチンお造り4種1,800円」を頼んだ。

 生ビールが登場!

当然うまい。続いてセロリとザーサイが出てきた。

両方とも大好きなのでコリコリシャリシャリついばんだ。少々塩辛かったが酒のつまみには悪くない。

しばらくしてお造りが出てきたが、これが全く生臭くなく、噛むといい弾力があり、特に皮は脂身たっぷりでいい味していた。

皮は少しあぶったものも乗っておりとろりと脂が溶けだしてうまい。ビールのお替りをした。

 店長はうんちくを語りたくて仕方ないようでいろんなことを話し掛けてくるが、今一つ内容を掴み切れなかった。でも気さくで親切なので悪い気はしない。

 追加で「さつま知覧どりの皮の焼物630円」を頼んだ。串に刺した焼き鳥ではなく、皿に盛られて出てきた。

コンビニの皮の焼き鳥とは全く別物だ。味が濃い。添えられているニラもいい感じだ。

 これらを食べながら日本酒をどれにしようか店長に相談した。すると日本酒を保管している冷蔵の前に連れていかれあれこれ説明を受けた。

 一杯種類があるのでその中でなじみの深い「醸し人九平次」の3種呑み比べというのを頼んだ。同じ九平次でもいろんな種類があるのを知った。

 呑み比べてみたがわずかに味に濃淡があるだけでうまさに変わりはない。九平次を作っている萬乗醸造は昔からうまい酒を造る。

 酒を注いでくれた店長はわざわざ酒瓶を並べてくれて写真撮影をサポートしてくれた。サービス精神たっぷりである。

 店は雑誌やテレビにも出ているようで、夕方には大変混みあってくると言っていた。今回こゆきは開店早々に店に入ったのでガラスキーだったが、それでも後から段々客がやって来た。みんな酒呑んでた。

 旨い鶏とうまい酒を呑んで12時過ぎに店を出た。ここでは締めなかった。もう1軒目的地があるから。総額5,870円。昼からうまい酒呑んだ代償だね。多分またすぐ来ると思う。

 店のリンク貼れず