ミシュニャンガイド

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ミシュニャンガイド 名古屋市緑区「日吉」 たらいうどんときしめんダブル喰い

2020/2/25

 コロナが猛威を振るっています。恐ろしくて都心には近づけません。そこで今回は以前にミシュニャンで紹介している「日吉」へふらりと行って来ました。ふらり旅です。

 

 久しぶりである。いつもここのたらいうどんが頭に浮かぶが出掛けるところまでは至らなかった。でも本日は曇り空の中トボトボと行って来ました。

 なんせ名古屋駅や栄、大須なんて行ったらコロナがいそうで怖いからね。あんまり人ごみに巻き込まれない店で納得しないとね。

 この日吉は緑区の完全住宅街の中に、周囲から異彩を放って佇んでいる。こんなところになぜ?という感じである。発見してしまった人はきっと全員驚くだろう。そんな環境の中に店はある。

 そういえば同じ様に「石松」も住宅街の中にある。これまた日吉の近所である。この辺りはこういった人々を驚かせて喜ぶ店が多いのかも。

 13時20分店着。

先客はオヤジ2人連れが1組のみ。酒も呑んでいないのになんだかやかましく話に花を咲かせている。ウザいから消えろ!こう願ったらすぐいなくなってくれた。ラッキー!わざわざ時間ずらして来てんだから邪魔をするな!

 だれも客がいなくなったところでオババに「たらいうどん小600円、きしめん470円、かき揚げ260円」を注文すると、オババは心配顔で「3つもたのむのか?」と言ってきた。

 こゆきだって頼みたくていっぺんに頼んでいるんじゃない。滅多にここに来られないから、以前から気になっていたきしめんと、ここに来たら外せないたらいうどんとかき揚げを同時に頼んだだけのことである。

 なんせこの店できしめんを食べたことがない。しかしたらいうどんの旨さからすると間違いなく旨いに違いない。早急に制覇せねば気が済まないのだ。それにきしめんだけでは心許ないし、麺アンドご飯は避けたい。

 そこで編み出したのが麺アンド麺である。どっちも一緒やろ!ってツッコミは要らない。それにかき揚げはこの店の名物なので外せない。以上のやむを得ない事情からこのような注文となったのである。

 オババに「心配するな。ちゃんと全部食べるから」と言ってやりたい気持ちで一杯であった。

 この店料理が出てくるのが遅い。今回は25分ほど待たされた。その間近所の大将の顔なじみらしいオッサンがやって来てカウンターに座った。近くに来なくてよかったよ。こんな時間にひょっこりやって来るんじゃねえよ!今はこゆき様の貸し切りタイムなんだよっと!

 最初にかき揚げがやって来た。

すぐ続いてきしめん登場。

かき揚げは少し冷めていた。普通かき揚げは麺と同時に揚げたて持ってこないと。まあうまいからいいけど。

 初めて食べるきしめんは麺がウスウスビロビロの外陰唇タイプ。期待していた通りだった。この外陰唇をビロビロビロ~~~っとすすり上げていく快感。たまらん。

 ここのたらいうどんは麺が細くて腰のあるタイプである。そこから想像してきしめんも薄いんじゃないかな~?って思ってたんですよ。あたりです!ただ汁は今一つだった。きしめん汁の名門「宮きしめん」や「いづみ」には及ばなかった。レベルとしては名駅ホームきしめんくらいかな。当然不味いわけではない。

 きしめんを食べ切る寸前位にたらいうどんがやって来た。

この寒い冬に冷たいうどん、頭がおかしいとしか思えない。しかしこの店来る客はほとんどこれを食べる。さっきいたオヤジ2人連れや後から来たウザいオッサンも食べていた。この店ではこれが当たり前なのである。この店来て、たらいうどん食べない奴は極悪人のレッテルを貼られてしまう。

 きしめんの汁まで飲み干したらいうどんに取り掛かった。量が多いが麺が細いのでいくらでも食べられる。たらいうどんの小で他の店の普通くらい。並で大盛りと覚えておくがいい。間違っても大盛りなんて注文するんじゃねえぞ!!!

 結構腹はふくれたが全部食べ切ってお勘定だ。オババは「よく食べれたね」と頭をなでなでしてくれた。このオババ結構美形である。年は取っているが若い頃の片鱗がうかがえる。

 大将も「2つもよく食べたね」と褒めてくれた。こゆきは「てへへっ」と恥ずかしがりながらお金を払った。1,330円。

 PCモニターで沢山お金使ったんだから節制しようと思っていたのに、何ということでしょう!すっかり忘れていました。おわり