ミシュニャンガイド

みんなの為ではなく自分の為のグルメガイドブック

コロナの第2波がそこまで来てるので、つかの間の中休みを楽しんでます

2020/7/11

 今日は髪を切りに行って来ました。この髪切り屋さんとも長い付き合いで、緊急事態宣言中は店がどうなっているかと気をもんでいました。やはり1か月ほどは休業を余儀なくされたようです。そんなお店を応援の意味を込めて前回6月訪問から短期間での髪切り訪問です。

 

 店は尾張旭という尾張の片田舎にある。片田舎ではあるが近くには魅力的な店がいくつかある。

 こゆきの住む町も尾張の外れの方だが、個人経営の美味しい店はあまりない。で、この髪切り店から数キロ行くと焼肉「瀬戸屋」があるのだ。

 前にも紹介したが、店内はとてつもなく汚く、畳は反り返っていてアブラギッシュである。でもなぜかうまい肉を出す。サガリという部位がとてもうまい。

 初めて食べた時はあまり感じなかったが、後から肉の味を思い出すとたまらなくなる、そんな店である。

 本日はコロナ後の瀬戸屋を調査すべく髪切り後に歩いて食べに行ってみた。雨の降る中こゆきは懸命に歩いた。通り掛かる車からは容赦なく雨水の飛沫をあびせられながら。歩くこと1時間と少しで目的の瀬戸屋に着いた。

 目論見通り開店時間の11時である。こゆきが店へ駆け寄ると、店の駐車場の車の中で待機していたと思われるクズが一気に駆け寄って来た。瀬戸屋の1番乗りを目指しているようだった。

 負けじとこゆきも歩く速度を速めた。クズは「負けた、、」と思ったのかスピードを緩めた。勝った!と思った瞬間こゆきの目に飛び込んできたのはまさかの「本日休業」の看板の文字であった。

 あまりに恥ずかしいのでこゆきはそのまま店の前を通り過ぎた。クズはいつまでも店の前で佇んでいた。きっと自分の愚かな行いを思い起こし恥ずかしくて立ち直れないのでしょう。

 こんな片田舎の大したことはない焼肉屋の前で起こったバトルのことを知る人は誰もいない。

 悔しさで半泣きしながら店の前を去ったこゆきは第2候補の「駄々屋」へと向かった。ここの串カツはバッツグン!元々瀬戸屋が人一杯だったらこっちへ行こうと決めていたのだ。

 第2志望を固めてから試験に臨むのは大人の基本的な対応です。でも瀬戸屋から1キロほどのところにあるが随分遠く感じた。なにせここまで5キロ以上歩いてきたからね。雨と汗で体はグチョグチョだった。

 やっとの思いで駄々屋に着いて店の中に入るとじいさんやばあさんで一杯だった。その声のデカいこと。こいつら朝から酔っ払いやがって!コロナで病院行くのが怖くなったので、朝から酒か???狭い店内はほぼ満席であった。

 ここは瀬戸のひじょ~に寂れた商店街の中にあるびみょ~な居酒屋である。しかも午前中のこんな時間から赤い顔した老人たちが「ウヒャヒャッ」とか笑っている。非常に入りにくいシチュエーションであった。しかし瀬戸屋でサガリを食べることが出来なかったこゆきを止められる者はいなかった。ジジとババをズンズン掻き分け店の1番奥の席に陣取ったこゆきは、すかさず「サッポロビール赤星600円」を注文した。

 前回訪問した時はいなかったおとっつあんが注文を受けてくれた。どこから現れたんだろう。店の女将の男か?旦那か?おとっつあんはどこから見てもチャラく良い印象はない。女将もどこかの呑み屋から流れ流れて今ここに少しの間落ち着いてます、、という感じで清潔感はない。

 しかしそんなことを呑み屋に求めても仕方ないことだ。すぐ赤星が出てきた。

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サッポロビール赤星

ビールが出てきたところで当然喉を潤した。

 雨が降っているとはいえ汗だくで歩いてきたので水分チャージ。女将にすかさず「串カツ4本90円×4、おでん大根とコンニャク120円×2」を注文。焼肉喰えなかったうらみを晴らすべく盛大にゴキュってかぶりついた。

 ここのおでんはすぐに出てくる。おでんに限らず何頼んでもあっという間に出てくる。ドラえもんなのか?出てきたおでんは相変わらずマックロケ!アニメ映画に出て来そうなほど黒い!ウソではなくほんとに黒い!これヤバい奴ちゃうの?ってくらい黒い!信じてない奴に写真見せてやるわ。

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マックロクロの助だよ

 ボケていてすみません。他にも写真は撮ったのですが、どうも保存されていなかったようで、、、大根とコンニャクなんだけどわかるかな?

 大根は小さかったので2つくれた。あんまりうまくない。コンニャクはそれなり。でもその後出てきた串カツはやっぱうまかった!

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串カツ4本

なんでこんなにうまいのか?孫が可愛いのはなんで?って言っているのと同じくらい。カラッとしてて熱々で肉は少ないけど衣がうまい!食欲をかき立てる香りがするんですよ。ここだけは謎だ。

 90円という値段で、こんな片田舎で、さして調理がうまそうには見えないママさんが作っているのに、なぜうまい???思わず2本追加しました。

 ソースが置いてあるが、必要なし!そのままガブリと行けばビールがうまくなること請け合います。多分メシと食べても3杯は行けるだろう。

 後は今回「なが芋の浅漬け120円」を頼んだが、こいつは特筆すべきところがなかった。

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ながいも浅漬け

ちょっと寝かせ過ぎかなっと。ドロッとしていてシャリシャリ感が少ない。

 ビールを追加で頼んでさらにウインナーの串揚げ注文。残念ながら写真は残ってなかった。赤いウインナーを揚げたものを出して来るものとばかり思っていたが、結構まともなものを出してきた。ハムソーセージが大好物なこゆきちゃんでも不満のないものであった。

 駄々屋ではこれだけで止めておいた。帰り際に女将さんが少し話し掛けてきた。女将さんと呼ぶには少々抵抗がある「バーの年寄りママ」といった感じだが、、

 こゆきは前にもここへ来たことがある、今日は焼肉を食べに来たが店がやっていなかったことを正直に話した。女将は「また来てね」と言って送り出してくれた。

 ハッキリ言ってそれほど魅力のある居酒屋ではない。しかし10時開店!地元密着!安い!赤星!揚げ物うまい!女将やさしい!これだけで行く価値あるんちゃうの?また瀬戸に来たら顔を出してみよう。

 ちなみにこの直ぐ近くに愛知のウナギランキングで2位の「田代」がある。田代で順番待ちをしているウン子どもがたまにこの店を訪れるらしい。

 では皆さん、アデューといきたいところだが、この後さらに寄った店があるのでその報告があります。ここはアビアントと言っておきましょう。

 

 おかしいですね。食べログには記載があるのにリンク出来ません。誰も読まないと思うけど一応書いとくね。名鉄尾張瀬戸の駅から深川神社へ向かうアーケード商店街の中に突然現れる。入り口の扉は何故かない。ビニールのシートで入り口を固めている。理由は分からない。田代の順番待ちなら時間を潰すのに最適だよ!でもこゆき的にはここをターゲットとして瀬戸を訪れるのも悪くない。