2020/7/12
十何年ねことして生きてきたが、ヌカ漬けを作るのは初めてだ。ラッキョの塩漬けは何度も経験がある。しかし今回漬けるのは瓜の仲間である「かりもり」というもの。イオンで売っていたので衝動買いしてしまった。瓜の漬物好きなんですよ。
かりもりとは愛知独特の呼び名らしい。普通に売っている瓜と何ら違いはない。でも愛知ではそれを「かりもり」と呼ぶらしい。詳しいことは知らん!
元々漬物は大好物だし、特に奈良漬けを目に入れても痛くないほど愛している。瓜を塩漬けすることも考えたが、それでは最高の瓜の漬物にはならないような気がした。
そこでどう漬けるのか考えてみた。醤油漬けも良さそうだ。市販されているものを食べても旨いしね。しかし今一つインパクトに欠ける。塩漬けとそんなに変わらないような、、
味噌漬けも考えてみた。でもお高い味噌をたっぷり使うのは勿体ない気がする。粕漬も頭をよぎったが、かなりの手間と時間が掛かるようだ。そこで浮上したのがヌカ漬けである。
ヌカ漬けは好き嫌いが分かれるものらしいが、こゆきにはたまらない風味なのである。しかも簡単だし、何回でも使いまわすことが出来るエコな奴だ。
こゆきはいつも玄米を買う。それを家の精米機で搗くのだが当然大量のヌカが出る。だからヌカには困らない。しかしいざヌカ床を作ろうと思ったら結構大変だ。そこで今回は市販のヌカ床の素を買ってきた。こいつだ。
先ずはヌカ床を作る容器の洗浄からだ。タッパのデカい奴をきれいに洗った。
今まで古~いノリの保管庫として使っていたものだ。古いノリの臭いニオイが移るのは嫌なので念入りに洗った。
そしてそこへヌカを投入した。
このヌカ漬けの素ではここで更に付属の乳酸菌を入れろと書いてある。もちろんその通りに従った。
ヌカの上に乳酸菌たちをぶちまけた。心なしかヌカたちが喜んでいるような、、気がする、
ここで水を650cc入れるそうだ。しかもその水は湯冷ましのものを使えとある。恐らく一度沸騰させて塩素を消した水を使えということだと思うが、そんな面倒なこと誰がやるっちゅ~ねん!水道水を計り取ってドボドボ注いだ。
水を注いだらよく混ぜろとのこと。手をドロドロにしながらマゼマゼした。
あまり詳細は語りたくないが段々嫌になってきたのは言うまでもない。
更に混ぜたヌカ床に鷹の爪を大量に投入した。
昔知り合いのババーにヌカ床は鷹の爪を入れると長持ちするし風味が良くなると聞いたことがある。それを実践したのだ。
さてここでかりもりを準備する。
かりもりはよく洗い、真っ二つに切断する。瓜は逃げようとするが抑えつけて身ぐるみ剥いだ。じっくり瓜の秘所を観察した。見悶えしているようだ。
割った瓜の種をスプーンでこそげ取る。身ぐるみはがされたも同様で少々かわいそうな気がする。
ここで塩もみをしろと取説に書いてある。面倒なので岩塩を振りかけ代用とした。
後はヌカで包み込むだけだ。
やっとここまでたどり着いた。長かった苦しかった。みんなこゆきちゃんの奮闘を讃えてほしい!こうしてヌカまみれにされてしまった瓜ちゃんの完成。
これで2、3日冷蔵庫で寝かせて完成。叶うことならば歯ごたえシャリシャリでほんのり塩とヌカが香ってくる瓜ちゃんが誕生することを希望したい。
でも最初はショッパイのが出来るらしい。まあそれもご愛嬌ということで、、、ヌカ床はしっかり管理すればいつまでも使えるとのことなので、今後はニンジンとかダイコンとかカブとかニンニクなんかも漬けてみたい。
みんなも一緒にヌカ漬けやって、ヌカ一族を結成しようよ!わ~い!