2020/9/15
何度も店の前を通ったことがある。外から見ていると「あんま、うまそうじゃねえしなあ~」と思いつつ通り過ぎていた。
多分「安くて、早くて、きっと不味いに違いない!」こんな勝手な固定概念に固まっていた。
でも食べログで覗くと結構評判がいい。食べログじゃ当てにならないけどなあ、、、と思いつつ更に詳細を見ていくと、口コミにはカレーうどんサイコー!とか、うまそうなきしめんの写真があったりしてドンドン深みにはまっていく。
こうなったら行って自分で確かめるしかない。ということでミシュニャン開始だ。
店は大府市にある。名前を「まるはち」という。どう思います?安っぽいネーミングでしょ?この名前も今までこゆきの足を遠ざけていた原因の一つである。せめて「丸八庵」とか「まるはち家」とかにしてくれていれば、、「高安」ってのでもいい。そんな勝手な妄想が頭の中を駆け巡る。
で、その「まるはち」に11時過ぎに着いた。
うわさでは昼は人一杯!と言っていたので、わんさか車が停まっているんじゃ、、と思いきや1台もない。
店内に入っても人っこ一人いない。店員のおばさんが愛想よく迎えてくれた。一番奥のテーブルに腰掛けることが出来た。ラッキー!
今日は一番人気のカレーうどんにしようか、こゆきの大好きなきしめんにしようか散々迷ったが、「きしめん定食730円」を注文した。
定食が出てくるまで結構時間が掛かった。10分は待ったかな。15分かも知れない。あれこれ店内の様子をうかがっていたので時計を見るのを忘れていた。
そしてド~ンと現れたのがこいつである。予想ではきしめんにごはんと漬物、キャベツの千切りの添えられた揚げ物といったあたりを予測していたが、ド~ン!なのである。
何とも立派な天ぷら盛り合わせが付いているのだ。
しかも漬物は2種類。
これで730円とは。
きしめんの麺はウスウスビロビロのこゆきちゃん好み。
天ぷらは揚げたて熱々のようだ。だから時間掛ったんだな、なるほど!と納得出来た。
先ずきしめんの汁からレロレロしてみた。バツグンではないが出汁が効いてておいしい。かつおぶしが乗っていないのは残念だが十分食するに値する。これからの至高の捕食タイムが楽しみだ。
麺をズババっとすするとビロビロビロ~ンと踊り出す。まるで口にくわえた生きた魚が口先で暴れてビチビチやっているようだ。おいしかった楽しかった!
天ぷらは「ナス、エビ、イカ、カボチャ」の4種類。さっきも書いたが揚げたてだ。特別うまいわけじゃないが、揚げ物は揚げたてに勝るものはない。
エビやイカも全く臭みがなかった。このレベルの店の天ぷらとしては〇である。
箸休めに2種の漬物をつまむ。高菜とタクアンだ。どちらも自家製のようだった。それにしてもどうしてこの2種の漬物をわざわざ別の小皿に盛ってきたのだろう。なぞだ。
楽しい時間を過ごしてお金を払って店を出た。店を出たところで大将がこゆきの車を見て「これ小さいけど強力なエンジン積んでる奴でしょ」と玄人っぽいことを話し掛けてきた。
そう、こゆきの車は20年ほど前の古い車だが、強烈なパワーを持ったエンジンを積んでいる「ブタの仮面を被ったねこ」なのである。それが解るなんて中々な車好きと見た。
大将と短い会話を交わし、おいしいものをありがとうと言ってお別れをした。またすぐ来るからね~!
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