ミシュニャンガイド

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四日市の「ひもの食堂」 うまいけど高いね

2020/9/26

 その昔四日市はマグロの遠洋漁業の船の母港だったそうだ。今では全く想像出来ないが、多くのマグロが陸揚げされていたらしい。

 そしてそのマグロ漁船の船員たちの休憩施設だった建物が現在でも残っている。もちろん改装はされているが、その建物が「まぐろレストラン」として活用されている。

 ここで安くボリュームたっぷりに提供される数々の丼は今では四日市の名物である。もちろん四日市ではマグロの入荷はないから、焼津あたりから仕入れているらしい。このまぐろレストランを目指し朝から出動してきた。

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まぐろレストラン 駐車場では朝市をやっていた

 9時前に店に着いた。ところがまぐろレストランは10時からの営業だそうだ。駐車場では何台か車で開店を待っている愚か者たちがいたが、こゆきは即断で撤退を決めた。勇断である。はるばる四日市まで来て潔い撤収、おまえたちには出来るか???

 

 そしておもむろに向かったのはまぐろレストランの向かいにある「ヒモノ食堂」である。

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朝から盛況

 元々の構想ではまぐろレストランでマグロ丼を食べ、ヒモノ食堂で干物を手土産にするつもりだったのだ。

 このヒモノ食堂も四日市の名物となっている。干物定食とおでんなどしかないがトラックの運ちゃんなどが集結する憩いの場となっているのだ。まぐろレストランからは徒歩1分である。

 8時50分に店内へ突撃した。店内の冷蔵ケースにはいろんな干物が並んでいる。

 この中から好きなものを選び、自分でオババのところへ持って行き、「定食で」と頼むと番号札を渡してくれる。そして番号を呼ばれたら定食を取りに行くというシステムになっている。

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13と書かれた番号札

 会計は食べ終わったお盆を自分で返しに行き、代金を支払うというあくまでセルフ体系をとっている。

 早速こゆきは干物の王道「あじ600円」をカゴに入れ、ババアに「定食で350円」と頼んだ。定食代金950円である。結構なお値段である。たかがあじの干物定食が950円。。ちょっと高い。。。

 オババに干物を渡した後テーブルに腰掛けて焼き上がるのを待つ。25分ほど待った。そして出てきた定食は、それは、それはうまそうだった。

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シンプルイズベスト

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あじ干物 身大きくあぶらも乗っているが、沼津あじが恋しいこゆき

 干物の他に「ごはん、みそ汁、しば漬け、自分で選べる小皿1品」小皿は大根おろしにした。干物には大根おろしは欠かせない!後は一心不乱にぶっこんで行くだけだ。

 干物は高いだけあって身は厚いし、あぶらも乗っていた。でもこれで600円、、、と考えると普段なら躊躇しちゃうけどね。

 普通あじの干物は100円くらいでしょ。格が違うと言われればそうかも知れない。でも前に沼津で買ったあじの干物は5枚で千円ほどだった。

 身は小さく貧相だった。しかし家で焼いて食べてみるとバッツぐ~ンにうまかった。あぶらノリノリで小さい身のうまいこと。このことを思い出してしまうと600円のあじが霞んで見えてくる。

 でも仕方ない、、今はこの状況を楽しもう。料理を待っていたのは25分くらいだったが、食べた時間は10分であった。はかない。

 食べ終わって当初の計画通り干物を4枚お持ち帰りで買った。「あじ2枚600円×2、しまほっけ600円×2」合計2,200円。お持ち帰りだと1枚につき50円引き。もう少し安ければ10枚ほど欲しかったがあきらめた。

 食堂を出たらフルスピードで国道23号線を東へ向かった。今回紹介した食堂たちは23号線沿いにある。もし行くなら非常に分かり易いから安心だよ。

r.gnavi.co.jp