2020/12/2
コロナで苦境に喘ぐ外食産業、その中でもコロナ前から業績不振が取り沙汰されていた「いきなりステーキ」。
今回こゆきはコロナ自粛を乗り越えて、いきなり🚀行ってきました。一見さんどすえ!
は~るばる来たぜいきなり~!って歌いながら到着したのは、信長が義元をぶっ殺した桶狭間にある「いきなりステーキ桶狭間店」。最近急速に店舗を縮小しているいきステの数少ない生き残り店舗である。
なぜこの店だけが残ったのか不思議である。近くにあるいきステは軒並み閉店してしまった。
とは言え元来肉にそれほど執着心のないこゆきさんにとっては痛くもかゆくもない!
ではなぜ今回いきなり🚀(⇦しつこい??ねえ、うざい??)襲撃をしたのかと言えば、12/1から「グリルチキンステーキ」というメニューが始まったからである。
チキンステーキと言えばこゆきさんの大好きな皮パリパリで中はジュ~シ~なあのご馳走である。食べなければ気が済まなかった。
最近では「ステーキハウス ブロンコビリー!」や庶民の味方「サイゼリア」でチキンステーキを食べたが、どちらも皮パリパリとまでは言えなかった。
期待していたのにはぐらかされてしまった時の落胆は皆さんだってよくご存じのはずだ。今度こそ!という大いなる野望を胸にチキン様の寝屋へ忍び込んだ、、、というわけである。
開店は11時。開店時間をターゲットに遠い道のりをヒタヒタと歩くこゆき。やっぱステーキ食うならビール呑みたいからね。ほぼ開店時間に店の前に到着した。
いきなり現れた「いきなり🚀ステーキ」
このおっさん誰???社長?笑ってる場合じゃない!
平日の、こんな時間に、経営不振の店で、しかもコロナで自粛が始まっているこの時代、客が居ようはずが・・・いた!!!駐車場に2、3台車が停まっている。
扉を開けて店内を覗くと5、6人の大馬鹿どもがすでに座っている。オッサン含有率高し!中にはバカップル1組。みんなメニューとにらめっこしている。
こゆきは一人であることを告げるとカウンターの端へ案内された。
実は最初に書いたようにこゆきはいきステに来るのは初めてだ。噂によると立ち食いだとか肉のボリュームを自分でグラム単位で注文するとか聞いていた。
どのように立ち振る舞えばいいのか分からなかった。もしかして席に座る前に注文カウンターへ行って前申告するのかも知れない、、、いろんな不安があった。でも実際には普通のレストランと一緒だった。
まずはメニューに目を通しセット内容やドリンクの有無を確かめた。ドリンクはビールとワインがある。でも種類が極端に少ない。事前調査で分かっていたとはいえガッカリした。
とりあえずチキンステーキは必須である。ビールも当確である。出来れば野菜を激しく食べたい。ついでにせっかくステーキ屋に来たんだから牛ステーキも食べたい。
でもあれもこれもと言っているとあっという間に見積金額が膨れ上がる。そこでまずはチキンにサラダとごはんをつけて注文することにした。当然当たり前のことだがビールが付いてくる。
水と前掛けを持ってきたおばねえさんに「グリルチキンステーキ770円、サラダとごはんセット200円、生ビール450円」を注文した。税別である。
サラダは自分でサラダコーナーへ行って取ってくるタイプらしい。コロナ時代にどこのどいつが触ったか分からないトングを使って取るのは嫌だったが、それがしきたりなら仕方ない。
そういえば最近パン屋でも一時取り止めていたトングを使ってお盆へパンを取るという方式が復活してきた。コロナに対する警戒感の薄れを感じる。
サラダを盛る皿は小さい。欲張って沢山乗せるとボロボロこぼれ落ちる。しかしサラダを取ることが出来るのは1回限り。ぎゅうぎゅうに押し込んでかち盛にした。
皿はこのサイズでもいい でも丼形状にしてくれ!
自分の席へ持って帰ってきて早速野菜ファ~ストである。しゃっきりしていてうまい。新鮮さが分かる。
ビールは5分くらいしてからやって来た。ビール呑みながらサラダをムシャっているとようやくチキンの登場だ。
やはりというかグラスビールに毛の生えたやつだった
出て来た時は最高潮だったんだけどなあ
ジュジュジュジュジュ~~~うっと煙と肉汁があがっていた。う~む、うまそう。。。
おばねえさんが前掛けを掛けろというので恥ずかしかったが首から前掛けを垂らした。赤ちゃんみたいだった。
この前掛けシステムは一体どこから来たものだろうか?アメリカか?ヨーロッパでは見たことがない。
ヨーロッパでは当然大きなナフキンは置いてあるが、それを首から掛けている人を見たことがない。
腰から膝のあたりに掛けて万が一ソースを垂らしてしまった時に備える、という使い方をしていたと思う。
てゆ~かぁ、ジュジュジュジュジュ~~~うっという料理はまずない!ステーキもおとなしいもんだ。多分アメリケーヌ出身なのだろう。間違ってたらわりぃ!
まあとにかく赤ちゃんスタイルでまずは待望のチキンにナイフを入れた。熱々である。
肉の上(自分から見て一番遠い方)から下へ切り進めていったが途中で皮がベロ~ンと剥がれてしまった。
これじゃ肉と皮を同時に味わえないので、皮を別に切り分けて肉の上に乗せて口に入れた。しかし残念なことにパリパリパリッジュワ~とはならなかった。。。。。
皮はしっとりしていた。うるおい十分であった。いきステもだめなのか、、、大体皮と肉が分離してしまったのが失敗だ。ナイフではなく箸で丸ごと掴んでかぶりつけばよかった。
後になって激しく後悔している。まあ同時に食べたところでパリパリ感が蘇るわけでもないが、、、
味自体はプレーンでほんのり塩味がついているだけだった。カラシを付けたり、塩コショウを振りかけて自分好みの味にした。
絶対的な期待は裏切られたが、普通にうまかったと言っておこう。
この時点でごはんには手をつけていない。チキンをあらかた食べたところで自分の腹具合を確かめてみた。うん、まだいける!
そこで忙しそうに働いているおばねえさんに「ワイルドステーキ300ℊ1,290円、生ビール450円」を追加注文した。
おばねえさんうれしそうだった。てゆーか「まだ喰うんか?」という苦笑いだったかも知れない。
再び10分ほど待ってやってきました。やっぱステーキって言ったら牛だよ!牛!
ワイルドだろ?
先に切ってあるのが残念!
レア状態 頼めば鉄板を再加熱してくれるらしい そんなやついるん???
この店の肉は安いだけあってサシがどうとか、黒毛和牛がとかは無関係だ。実に豪快に安い肉を大量に提供してくれる。
このワイルドステーキというのがいきステの一番の名物らしい。一番安い。でもこういった安くて筋張ってて豪快なのがこゆきは好き!
カラシをタップリ塗ってかぶりついた。食べ応えがあってうまい。熱々だから肉汁も残っているし、レアで出してくれるので皿の上で焼き具合を調整出来る。
おばねえさんはテーブルに置いてあるポットに入ったソースを掛けろと言っていたが、こゆきはほとんど塩とカラシとコショウで食べた。
ただ一つ文句を言うなら肉を出す前に勝手に切り分けてこないでほしい。切るのは自分でやりたい。安い肉なので筋ばっかなのは承知している。そういう筋を切るのもステーキ食いの醍醐味だ。
一つだけソースを使ってみたが、焼肉のタレみたいだった。ステーキには不要だ。
ビールを全部飲み干したところでごはんを引き寄せた。肉と一緒に頬張る。このごはんうまし!固めで肉とよく合う。
本当だったらパンと一緒に食べたかったがないので仕方ない。でもこのごはんなら十分納得できる。
あっという間におなかの中に収納された。結構腹一杯になったがもう少し食べることも出来そうだった。肉の総重量は550ℊ。今度は1kg目指してみっかな。
こゆきが食べている間引っ切り無しに来客があり、帰る頃にはほぼ満席だった。これで営業不振とはいかに?コロナの影響もあまり感じられなかった。
それとも昔は常に行列が出来ていたのかなあ?
レジへ行って会計してもらった。総額3,399円。思っていたより安い。チキンは残念だったがまた来ることもあるかも知れない。
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