2021/1/16
緊急事態宣言の発令中、しかも足のケガがまだ癒えていないのに、早朝家を飛び出して名古屋駅へGO！してきちゃった。ネットでどうしても行きたいうどん屋を発見してしまったのだ。
目的はウォーキングを兼ねての早朝うどん摂取だったのだが、歩き始めた途端捻挫の足首が痛む。。。ウォークを諦めソッコーで駅へ駆け込んだ。潔く電車で行くことに変更した。
早朝だというのに道路も駅も車や人が多かった。みんな緊急事態を何だと思ってんだ！こゆきは自粛警察のような目をして道行く人々を睨みつけた。でもだ～れも気付いてくれなかった。。
目的の店には開店時間丁度の７時に着いた。店の名前を「さんすけ」という。信長の若い時の名前から取ったそうだ。
早朝のオフィス街に佇むさんすけ
緊急事態宣言中だというのに道路は車、車、車、、、
この店コロナで夜の営業時間が短縮されたからか早朝営業を始めたようだ。えらい！あっぱれ！！
７時からうどんが食える店なんて名古屋じゃ名駅ホームのきしめんくらいだ。ひじょ～～～に貴重な店なのである。とても愛すべき店である。大将の苦労に報いるためにもこゆきちゃん応援しちゃうからね。
で、７時になっているにも関わらず支度中の看板が出たままだ。外で５分ほど佇んでいた。ほんとは開店８時なんだよね～とか言わないでね。
はやくあけてよ～！オシッコしちゃうぞ！！
そしてやっと扉が開いて大将が「どうぞ～」と言ってくれた。当然一番乗りだった。
中へ入ると右側に券売機がある。じ～～～っとメニューを見つめて考えるこゆきちゃん。しかし初めての店だからまずは一押しの「肉うどん」を食べてみることにした。
「中盛肉うどん７３０円、肉増し１００円」の券を買って大将に渡した。席はカウンターのみだが他に客はいないので間隔に問題なし。水はセルフのようだ。
その他にも「大根の浅漬け、ねぎ、ふりかけ」がご自由にって感じで並んでいたが、何の案内もしてくれなかったので取ることが出来なかった。大根の浅漬けはかなり心惹かれた。
店内案内図が各所に
この辺はもう少しサービス精神を発揮してほしいところ。
１０分ほどで待望の肉うどんがやって来た。肉増しなので当然肉てんこ盛り！うっまそ～なのである。
肉タップリ！ねぎはもう少し欲しいところ
まずは汁をジュルってみた。う～ん、すごく出汁が香ってくる。でもよく味わって飲み込んでみたが何か物足りない。甘みというか深みというかとにかく物足りない。
汁の色は濃い目。しかし醤油辛いというわけではなく、さっぱりしている中に出汁がよく出ていてこゆきの好みの味なんだけどなあ。。
出汁は鯵をメインに取っているそうだが、かつお節のような華やかさはない。でも渋くていい味は出ている。ただかえしが少ないような。。。
とにかく麺をズリュってみた。麺はうどんというよりきしめんに似ていた。平たくてうどんとしては細め。食感は堅めでコシがあり、こりゃうまい！
器はそれほど巨大ではない
大量に乗っている豚肉はこれまた味付けは大人しめ。汁もそうだが甘みがない。ただ豚肉の脂の甘さがわずかに感じられる程度。
豚肉もかえしで煮込んでほしかった…シクシク、、
全体として悪くはないが、やはりかえしがほしいところ。
あとで知ったことだがこの店は無化調だそうだ。しかしだからと言ってつまらない味に仕上げてしまっては意味がない。
レベルとしてはそこらの店より頭一つ抜きん出ているが、独走出来るだけのものではないように感じた。出汁の中にわずかに感じた生臭さもこゆきの心証を悪くした。
いろいろ悪いこと書いちゃってごめんね。でもこれがミシュニャン調査員の仕事だから。
なんだかんだ言ってもこのコロナの中で、早朝営業に舵を切る英断と難しい無化調を貫き通す勇気にこゆきからの喝さいを送るのである。
それに「カレー肉うどん」とか「さんすけうどん」とか朝限定の「梅干し定食」をまだ食べてないので、それらを全部食べてから評価を下すことにした。
特に梅干し定食なんて聞いたことないし、どんなものか興味津々。無化調を謳ってんだからとんでもなく旨い梅干し出してくるのかも知れない。
足が痛くなければ明日にでも行きたいところだ。
がんばれ！さんすけ！！！がんばれ！飲食店！！！
