2021/4/30
４月の最終日この日こゆきは千種駅で電車を降りた。目的地は老舗の洋食店「ラク亭」。ここで冷奴とソーセージとポークステーキでビールを呑むつもりであった。
ところが店の前に着くと全てのシャッターが閉まっている。なんの案内貼り紙もない。
コロナで当分の間休業しますということなのか、、、と肩を落としてガッカリした。諦めが肝心だとも考えた。
ラク亭がダメなら次の店を目指すまで！ということで候補に挙がったのはここまで来る間に見つけたうどん屋さん。店名を「岩正」という。
聞いた噂では行列の絶えない店だとか。味噌煮込みがうまいとか。よ～～～し！いっちょう試してみようじゃん！！！ということで道を引き返し岩正にたどり着いた。
この時１１時半前。行列はなかった。すぐに店内に侵入し、オババに案内されるまま入り口付近の席に着いた。
店内は非常に狭い！でも客足は途絶えない
何にするか迷った。味噌煮込みが売りのようだが、そこまで重いものは憚られた。ビールを呑みつつつまみになるものもない。メニューはうどん類と丼物だけである。
仕方ないので「カレーうどん５５０円と瓶ビール大５５０円」注文した。ビールはアサヒかキリンを選択出来る。当然アサヒのドライなど目もくれずキリンを頼んだ。
ビールと味のりの不思議なコラボ
じいさんニギニギ特製味のり
先にビールを持って来てもらいゴキュリ始めたのだが、この店なんと！ビールのつまみに味付けのりを出してくれた。
普通ののりなら酒の肴にならなくもないが味付けのりとは考えつかなかった。
しかも持って来てくれたじいさんがなぜか掌でのりをイジイジしている。そんなことしてはのりが崩れてしまうのでは？という危惧どおり、のりは湿気を帯びネチャッとしていた。
でも全部食べ切りました。普段ならぜ～ったい味付けのりを食べないこゆきさんが頑張ったんです。
しばらくするとカレーうどんがやってきました。とてもいい香りがしている。うまいこと間違いなし！って思ってました。だって出汁の香りがプィ～ンとするんだもん。
とろみっちゅうよりドロドロ
底の方はカタクリの味しかしない
そしてスプーンで汁をナメナメしてみると、てゆ～か汁をすくった瞬間分かってしまった。とてもと～てもドロドロね！味わってみると片栗粉の味そのままだった。確かに出汁の香りもするが、片栗粉に支配されていて口に入れると出汁臭が飛んでしまっていた。もう戦意を無くしてしまった。。。
ドロドロカレーうどんなら先日紹介した鯱乃家はバツグンにうまかったが、店によってはこんなに差が出る。カレーうどんの奥深さに頭が下がるばかりだ。
こゆきが食べている間にも次々に来客あり。あまり長居しては悪いのでトットと食べて席を立った。
お勘定の時おばさんに「ごちそうさま」と声を掛けたが返事はなかった。なんだか最後まで気分悪かった。
この人気ぶりだと恐らく味噌煮込みうどんや丼物はかなり美味しいのだろう。食べてみたい気もするが果たして再度訪れる機会はやって来るのだろうか。。。
こゆきの「ミシュニャンガイド」では店の良いところも悪いところも包み隠さず載せています。感じたまま味わったままを書き記しております。当然こゆき個人の嗜好に則って纏めているので、読んで気分を害された方には気の毒の思いますが、ガイドを閉じて頂くことをお勧めします。では
