2021/6/8
店名は「てんぷら屋」となっておりますが、てんぷらはありません!
卵焼き、塩サケ、サンマの干物、大根おろし、冷奴、漬物、肉じゃが、炒め物等を主体としたカフェテリア方式のめし屋でございます。
揚げたものはメンチカツとかトンカツがあるみたいですね。
わざわざ行く必要もないかも知れませんが、ミシュニャンの調査員として何か感じるものがあるのです。クンクンすると離れられなくなる匂い。。。
朝7時半の開店となっています。歩いて行ってきました。道中見えてくるのは工場、USS(中古車オークション会社)、汚い海など殺伐としています。
ここはまだいい!もう少し行くと草の森が始まる
この近くに店はある ここは未だキレイだがアルゼンチン蟻の薬やら一杯!
セアカゴケグモちゃんもいっぱいいるらしい
歩行している通行人などありません。時々マスクをしていない自転車の馬鹿どもと擦れ違うのみです。
なぜ自転車バカはマスクをしないのでしょう。自分はいいかも知れないが擦れ違う者にとっては迷惑この上ありません。擦れ違う瞬間奴らの吐いた息を吸い込む相手のことは頭にないのでしょうか。
歩行帯は草ボウボウで途中草で道が塞がれているところさえありました。そんな困難を乗り越えこゆきさんは歩き続けました。そしてようやく8時に目的の店へ到着したのです。
店の看板はありません。暖簾もありません。な~んにも目印がないんです。知らない人なら通り過ぎるだけでしょう。
誰だ?オンボロとかいったのは?
どうっすか?この斜め扉 何にも目印ない
でも事前にネットで学習していたので店を発見することが出来ました。変わった形の店の入り口です。扉が斜めになっているんですね。
外観はボロ。ボロボロと言った方がいいかも知れません。人によってはオンボロという差別用語を使う人もいるかも知れません。
貧乏育ちのこゆきはそんなことは言いません。ただ朽ちた建物だと言っておきましょう。
店内に入ると先客はゼロでした。そして店の大将と思しきじいさんが気持ちのいい声で「おはようございます!」と言ってくれました。これには感動しました。
どうせムスッとした大将がブスっと料理を作っていると思っていましたから。。
先ず店奥のカウンターへ進み、「ごはん小、みそ汁白」を注文しました。それがこの店の掟だそうです。みそ汁は赤と白があるそうですが、こゆきは断然白派。
名古屋のうんこ共は全て赤味噌を食べると思っている全国のしょうべん共に言っておきます。名古屋にも白派は居るんですよ。
詳しく話すとこゆきは元々ガチガチの赤派でした。しかしある時突然白派に寝返ったのです。共産主義から右派へ寝返ったと思って頂ければ幸いです。
今では白味噌しか買わない。理由は自分でも分からない。。。
次にごはんとみそ汁を用意してもらっている間におかずを選ぶというシステムになっています。
今回こゆきが選んだのは「塩サケ、大根おろしジャコ和え、ミンチカツ」の3種類です。出来れば炒め物も取りたかったが量が多すぎると思い遠慮しました。
店内テーブルが4つしかありません。そのうち奥側の給水機の側に座りました。他に客はいないので選び放題でした。
まず受け取ったごはんとみそ汁を運ぶ、そしておかずを取ってくるという形になった。ここの品々の値段は一切わかりません。一子相伝の秘密に包まれています。
写真じゃ普通のめしに見えますが、実際普通なんです でもワシワシいける!
まず、サケから食べてみました。想像していたより塩が薄い。というより普段食べ慣れている塩サケとは違っていました。単に生サケを焼いて皿に乗せてある感じでした。
ごはんはネットで評判いいので期待していましたが、固めで程よい加減かと。。炊飯には電気を使っているのは致し方ないことですね。。出来ればガス炊飯メシが食べたいところですが。
ごはんの量は小で頼んだのですが、有難迷惑にもドンブリ茶碗小にたんまりと盛られてきました。普通のサイズのごはんの約2倍といったところ。おかずを楽しみたいこゆきには少々荷が重かったです。
使っている米は新潟県魚沼郡の厳選雪解米と見た。この辺りはそれぞれ行って感じとって下さい。
大根おろしとジャコはうまかったです。こいつらに裏切られたことはありません。とても義理堅い奴らです。この辺は店によって変化はつけにくいのでノー評価ということでお許し下さい。
ミンチカツは普段まず食べない取らない選ばないおかずです。でも今回は結構評判がいいので食べてみました。ほんのり温かくまあ普通かと。。。次来た時は食べないかと。。。
一品一品評価を差しはさむと寒い表現になりますが、何といいますか全体としてはいいんですよ!また食べに来たいと思わせる味と品揃えだったと言えます。
こゆきが食べ始めて10分ほどすると一人のおっさんがやってきました。おっさんは赤みそ汁を注文しいろいろおかずを物色していました。
ふと見るとおっさんのテーブルには卵焼きが、、、す~~~っかり忘れてました!卵焼きの存在。この店の卵焼きはうまいらしいです。
事前にネットで調べこゆきも卵焼きを食べるつもりだったのに忘れてた!だってこゆきがおかずを選んでいた時卵焼きはなかったから。。。
とてもしくじった思いを胸に会計に向かいました。この店では食べた食器を自分でカウンターへ持って行き、おばさんに金額を言い渡されるというシステムを取っているそうです。
で、今回のお値段は760円。思っていたより高かった。600円くらいかなと想像していたが甘かった。
お金を払うとおばさんも大将も「ありがとうございます!」と気持ちのいい声を掛けてくれた。多分これがこの店の魅力の源泉なんだと思います。
近いうちにまた来ることになると思います。なんせ卵焼き食ってねえから。それに大将夫婦の気持ちのいい接客に触れあいたいから。。。
店を訪れるのはヒジョ~~~にハードルが高いと思います。なんせ交通機関のない工場地帯なんで。。でも興味のある人は行ってみて損はないかと。。
あと、酒類は一切ありません。緊急事態宣言云々ではなく元からありません。こんなドライバーとか朝めしの店で酒があるわけがありません。ここ来て酒呑もうなんて考えてるのはこゆきだけかも。。。
r.gnavi.co.jp