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東海市「支那そばや」~佐野実というラーメン界の偉い人が作った店の暖簾分けらしいですぞ!

2021/9/21

 ラーメン業界にはとんと疎いのでどういった人物かは知らないが、佐野実という人は「ラーメンの鬼」と呼ばれていたらしい。すでに亡くなっているがその名声は現在でも鳴り響いているそうだ。

 その佐野実が出した店の名を「支那そばや」という。本店は神奈川にある。その関東の支那そばやが何故か唐突に東海市に店を出した。他に支店があるのかどうかは知らん!で、ちょっと気になったので本日出掛けてみた。

 売りは醤油ラーメンらしいので、少し前に始まったこゆきの醤油ラーメン中毒症状緩和のためにはちょうどいいかも知れない。

 

 15時過ぎ店に着いた。店頭には佐野実の人物画が描かれたデカい看板が立っている。

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ド迫力の看板!新選組の舞台劇でも始まるのかと思った

 駐車場は店の横に6台くらい停められるようになっている。車を降りていざ店内へ入って行った。

 入り口を入るとすぐ左に券売機がある。そこで「醤油らぁ麺880円」の券を買った。すると店のおばちゃんが「チキン南蛮がおぃし~よ!」と中国訛りで語り掛けてきた。仕方ないので「チキン南蛮ハーフ400円」も追加した。

 店内だ~れもいないのでカウンターはやめてテーブル席に座った。カウンターは6席、テーブルは4人掛けが2つの小さな店だ。

 

 10分位でラーメンが登場した。見た目汁は濁っていたが旨そうな匂いが漂っていた。

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濁りと脂はうまさの証!ってとこかな?正直澄んでた方が好みのこゆきさん

 どんぶりに口をつけて汁をジュルった。派手さはないが魚介系の出汁の香りがプンプンして食欲をかき立てる。すこし醤油辛いかな。。

 でも後を引く旨味が舌の上に残るので、早く麺を食べさせろと口がせがんでくる。

 麺をズルってみれば細麺で弾力はあまりないが、ザラッとした麺肌がおいしい汁をからめて一緒に舌の上で踊る。いいんじゃない!

 具はシナチクとネギとノリとチャーシューのみ。まあ当たり障りのないラインナップですわな。

 近くの名店「志縁」と醤油ラーメン比べをすれば結構レベルの差は小さいと思う。今は未だ評価は高くないがいづれ大きく伸びるかも知れない。

 晩飯前だし、あまり食べないでおこうと思っていたが汁をほとんど飲んでしまった。その位の魔力はある。

 

 追加で頼んだチキン南蛮はフツーの唐揚げにタルタルが掛かっているタイプだった。

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意外にもしっかり仕上がっているタルちゃん、でも玉ねぎのシャリシャリ感がほしい~

 唐揚げ自体は何ということもなかったが、タルタルは結構いけた。タルタル好きのこゆきちゃんも予想外のうまさに箸で掬って残ったタルをナメナメした。

 少しマヨ感が強いし、玉ねぎかセロリのみじん切りが入っていればサイコーだったが、残念ながら入っていなかった。でもこんな場末のラーメン店でこんなタルタルに出会えるとは意表を衝かれた。

 

 ここのラーメンは醤油の他に塩もある。まだ塩を食べていないが多分醤油オンリーでしょ!そのくらい今日の醤油には満足したぞよ。

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