2021/10/12
愛知県安城市。以前ここでしばらくお世話になったことがある。でもそれ以外では縁のない街であった。
じょ~あん駅
この度ネットでうまそうなうどんを探していると、安城駅前に「丸長」という老舗のうどん屋があることを知った。ここの一押しは「こがねうどん」だという。
写真で見ると「稲庭うどん」に似た細麺で実にうまそうだった。そこで本日安城へ瞬間移動してみた。
11時5分店に着いた。開店時間が11時なのでよもやだ~れもいまいと心の中で「ウケケッ」と笑いながら店へ入った。
ところが何と!リ~マン風の若造がデ~ンと入り口近くの席へ腰を下ろしていた。このバカもんはサボり癖のある給料泥棒なのだろうか。
安城駅直ぐ前だぴょ~ん!
バカもんとは離れた店の奥の席に座りメニューを眺めた。こがねうどんは決定しているがその前にビールを呑むつもりである。ビールのあてを探した。
あまりあて類はなかったがやっこでいくことにした。店のおばさんに「ビール640円、やっこ250円、こがねうどん850円」を注文した。
このおばさん非常に愛想がいい。それに美人さんだった。今までの経験からうまい麺類の店には大体美人系の店員がいる。もちろんこの定義に当てはまらない店もあることは云うまでもない。
まずビールをやっこで楽しんだ。ビールには付け出しでソバだか冷麦だかの素揚げしたものが付いてきた。ベビースターラーメンのようだった。ボリボリグビグビシャクシャク飲み食いしていた。
昼上がりのビール
藤原豆腐店のとうふ
そうしているうちに段々客が増えてきた。みな常連のようだった。年寄りが多い。
混んでくるのにいつまでも呑んでいるわけにもいかないいのでうどんを催促した。おばさんから「うどんはいい時言ってね」と言われていたのだ。
待望のこがねうどんが登場した。想像通りツルぴかでねっちりコシのありそうなビジュアルだった。
これ見てよだれが出ない奴ぁ~会話する価値無し
ちょっと~見てよ奥さん、このテカリ具合!
上の天ぷらはタマゴ君
つけ汁を舐めみた。どこか物足りないような気もしたが悪くはなかった。
うどんを落としてツルった。頭の中のパトライトが点灯した。うめ~のである。のど越しはバツグン。クチビルも瞬間で移動していくビルゴシの良さ。噛むとシッカリ残っている弾力。
稲庭うどんを食べたことのないこゆきは「これは稲庭に匹敵するのではないか」と勝手に思い込んでしまったほどだ。
こがねうどんの上には天ぷらが乗っている。この天ぷらはタマゴである。うどんを食べている途中で箸で割り黄身を麺にとろけさせる算段となっている。
でもこゆきは麺とタマゴが混ざるのが嫌だったので別皿に取り、皿の上で割って食べた。この天ぷらも衣がサクッていてとても美味しかった。
今回他の天ぷらを頼まなかったが多分相当の天ぷらが出て来るものと想像される。
サクッと来て、サクッと飲み食いし、サクッと店を出た。気持ちのいい接客とおいしい料理に感謝いたします。
書き忘れていたが「こがねうどん」は10月末までで今年は終わりだそうだ。位置づけとしては冷麦みたいなもんなのかね。出来れば通年化を願いたいものである。
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