ミシュニャンガイド

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銭湯のどこが問題なのか~湯とぴあ宝で考えてみた

2021/11/15

 銭湯にはあまり行かない。ここ数年行ったことがない。なぜ行かないのかと言うと、子ねこだった頃の体験が尾を引いている。。。

 

 子ねこだった頃親しい方と近所の銭湯へ行ったことがある。ひとしきり楽しく気持ちのいい湯を楽しんだ。体もきれ~に磨き上げた。

 そしてそろそろ出ようかと思っていると、こゆきの先を行く親しい方が何か不思議な色をした湯を踏みつけながら歩いて行くのが目に留まった。

 不思議な色の湯の出所を辿っていくと一人の老人が座っていた。この老人は床にペタンと直に座り込んでいた。そのペタンと座り込んでいる尻の辺りからこの不思議な湯は湧き出ていたのだ。

 不思議の湯量はかなり多く傾斜になっている床一面に広がっていた。老人が座り込んでいるのは出入り口の直ぐ近くで、せっかくきれ~に体を洗った人々はこの湯を足に擦り込みながら出て行くことになる。見ていてとても気持ち悪くなる光景だった。。。

 

 こゆきは元々銭湯の床の汚れ具合がとても気になっていた。浴室の出入り口にある掛け湯場が一番の難所だ。ここを通るのがとても苦痛だった。

 いつもつま先立って通っていた。通る前にキレイな湯をバラまいて床を清浄化してから通ったりしてみたが、すぐ他の人々がやって来て汚染されてしまう。あまり意味のない行為だと悟った。。

 浴室を出て脱衣場に来てからも苦難は続く。さっきの話の老人の不思議の湯を踏みしめた足で脱衣場内を歩き回る人々もいるわけだから、床はとても汚染されているのが懸念される。その床へ足を踏み入れねばならないこゆき。不憫でならない。

 このように銭湯では主に床関係がとても危ないように思うのであまり行かなくなったのである。

 もちろん一見キレイそうに見える浴槽の湯だってどうなっているのか分からない。それに洗い場のイスだって汚物が落とされているのを目撃したことがある。

 こうしてこゆきは銭湯を敬遠するようになっていった。銭湯好きの皆さんごめんチャイ。

 

 そんなこゆきが本日数年ぶりに銭湯を訪れてみた。流行りのスーパー銭湯というやつである。

 今日選んだ銭湯は笠寺にある「湯とぴあ宝」という有名どころである。銭湯と言うより健康ランドと言った方がシックリくる。24時間営業で早朝6時から飲食が出来るというところが決め手となった。朝からフロってビールを呑んじゃう算段である。

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宝の湯はっけん!

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ゆ~とピアたからっ!ってCMもあったね~

 9時半前には宝に着いた。駐車場は車が結構停まっている。外観はとても巨大である。体育館のようにも見える。

 入り口で靴を脱ぎ下駄箱に脱いだ靴を入れた。館内は裸足で移動するようになっている。

 早速受付へ向かった。受付はホテルのフロントのようで、にこやかなキレ~なねえさんたちが出迎えてくれる。

 宝の通常入場料は1,800円となっている。高いね!しかし朝5時~11時は朝風呂タイムとなっており、この時間帯に入退場する場合は730円である。

 今回こゆきはこの朝風呂タイムを狙って宝を訪れたのだが、9時半に入って11時に出るのでは飲食することが出来ない。

 飲食することが目的なのでそれでは意味がない。仕方ないので通常料金の1800万円を払って入場することにした。

 これだと深夜2時まで滞在可能とのことである。でも昼過ぎには帰るつもりなのでもったいない!

 

 おゼゼを払うとタオルセットとキーを渡される。タオル2枚と館内着が入ったものだ。これらを受け取ってロッカーへ向かうことになる。

 ロッカーは整然としていてキレイで気持ちよかった。駐車場の車の数の割には人は少ない。こゆきのロッカーの列には誰もいなかった。

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予想よりきれいだった

 マッパになり浴室に入った。まずは掛け湯コーナーで体を潤した。ついでに床に何も落ちていないか調査した。そして清めの塩のように湯を床に振りまいた。

 

 まずは塩サウナに入った。誰もいなかった。塩を体に塗りたくり10分ほどジッとしていたがあまり汗は出てこなかった。

 あまりの汗の出の悪さに堪忍袋の緒が切れ、隣の高温サウナに入ってみた。ここは人気スポットらしく5人ほどの老人たちがいた。

 少々汗が出て来たところで我慢出来なくなってサウナを出た。そして湯につかった。湯につかるのは実に1年ぶりくらいである。

 こゆきは普段浴槽の湯には入らない。シャワーのみである。体のためにも湯に入るのがいいのは分かっているが、長い海外生活でシャワーが身についてしまっているのだ。

 

 宝の湯はぬるく感じた。もっと「アッチ~!!」と言いつつ首までつかれない状況を想像していたがすんなりドップリした。

 いくら入っていてもジンジン体の芯から温まってくる極地には至らなかった。そこで露天風呂に行ってみることにした。しかし露天も湯がぬるく温まることが出来なかった。

 もしかするとこゆきの体はシャワー仕様になってしまったのかも知れない。湯舟に反応出来ない体質になってしまったとか。。

 

 宝の湯はサウナが4種類くらいと湯舟が8種類ほどある。一応全部入ってみたがどれもぬるかった。

 「開運の湯」という42度の湯も大したことはなく、とても開運を見込めそうもなかった。

 一通り湯につかったのでそろそろ出たかったがこの時まだ10時半だった。館内飲食施設の営業時間は6~10時、11時~ラストとなっている。

 現在この10~11時の非営業時間帯である。全く迷惑な時間帯なのである。

 

 でも退屈なので風呂を出ることにした。そして恐怖の掛け湯コーナーを通ることになる。

 まずシャワーを浴び、そのシャワーの湯で出入り口付近の床をお清めした。さあ、行こうと思うと知らない奴がせっかくこゆきが清めた床をズカズカ通っていく。

 再度お清めのやり直しだ。なんとか脱出に成功したが、今度はロッカーの床が待ち受けている。

 出来るだけ人々が通らない端の方を歩いた。そして着替えて館内をうろついた。

 前に書いたように館内は裸足である。せっかく洗った足の裏が汚染されていく。少し悲しかった。自分の靴で歩けるようにしてほしい。

 

 さてまだ飲食は出来ないので休憩コーナーというところへ入り、リクライニングチェアーで時間を過ごした。

 このコーナーで夜を明かす人もいるのでしょう。そいつらのよだれが垂れていないか少々心配だった。

 11時なりこゆきは立ち上がり飲食店へ向かうことにした。いよいよ本日のメインターゲットである。とても楽しみであ~る!

 一体どんな旨いものを食べさせてくれるのやら。それは次回に続くそうじゃ。。。どうじゃ?いやか?