2022/1/7
こゆきが今まで食べたうなぎ屋で一番だと思っているのは昭和区の「うな富士」である。
でもうな富士には少々難あり。それは何かというと「値段の高さ」「混雑(行列の長さ)」「店内の狭さ(相席たりめえ)」といったあたりだろうか。ちょっと大将の上から目線も鼻につく。
値段の高さに関しては仕方ないと思うが、こんだけ高い金払って当たり前のように相席ってなんやねんワレ!と思ってしまう。
それに止めときゃいいのに夏の昼時に行った時には参った。。たっぷり2時間待たされた。真夏なので汗ダラダラだった。この店予約出来ないらしい。もう少し行列を短く出来る方策を考案したらどうだろうかと思う。
他の店なら整理券制にしたり、記名制にして電話くれたりといろいろやってくれてるよ。
書いてると段々腹が立ってきたわ!まあ今回はうな富士の悪態たれこむ記事じゃないからこの位にしておいてやるわ!!
で、今回の「イチビキ」だが、当然有名人気店である。うな富士にも劣らないくらいの名古屋を代表するうなぎの名店である。
少し前に朝早くから行ったことがある。その時は臨時休業の貼り紙がしてあり、別の店へ行ったといういわくつきの店である。だから今回が2度目の訪問となる。憧れのパートナーをゲットしたって感じ。
イ~チ~ビ~キ~!知ってんだろ!名古屋のテレビに毎度出てたやつ
10時前に店に着いた。イチビキでは整理券制をとっている。9時半より整理券の配布を始める。
噂によるとこの整理券を取るために行列が出来る時もあるそうだ。整理券を取るために行列するっていってぇ~世の中どうなってやがるんでえ!でも整理券が無くなるとすなわちご苦労様でしたと言い渡されるそうだ。
11時半の入場券げっつ~~~~!なんか虚しい。。。
9番だじょ!えらい???
こゆきはもし整理券が取れなければ他の店に行くからいいもん!と腹を決め、焦らず10時前に店に来たというわけである。
本日は平日だからなのか、余裕で整理券をゲットした。9番だった。
店のおばさんは11時半に店に来てくれれば待たずに入ることが出来ると教えてくれた。
これだよ、これ!こうやれば客は店先で長い行列作って並ばないで済むし、寒いだの暑いだのといった劣悪な環境からも解放される。近隣の住民にも迷惑が掛からない。分かったか?うな富士。。←しつこいね。
11時半まではどこで過ごそうか悩んだ。ウロウロウロウロ~っと徘徊した。飲食店に入れば当然呑んで喰っちまうだろうし、デパートに入ればなんか余計なもん買っちまうだろうし非常に苦労した。まあ歩数稼ぐために名駅あたりを周回していた。
11時半になり再度イチビキに到着。すぐ案内された。席は小上がりの4人掛けテーブル。広いのはありがたいがもっと小さなテーブルでも良かったのに。。
で、おばさんに注文したのは「特上丼4,300円、ビール中瓶800円、熱燗600円、小丼(テイクアウト)2,100円」と相成った。合計7,800円の豪勢な昼食となった。
小丼は後でお土産としてあげるつもり。自分ばかりいいもの食べてたらバチが当たるからね。
まずビールと熱燗がやって来た。ビールはすぐ無くなりそうだった。中瓶だからねえ。でも食い物がないのはつらい。
こいつで喰いモン来るまで我慢してた「朕、堪え難きを耐え」
熱燗は食い物が来るまで待っていた。この店は昼は一品物はやっていないそうだ。ここだけは残念。なにも喰わずにビアっていると酔うのも早い。
30分位で特上丼登場。噂には聞いていたがかなり量が多い。ご飯は少なめで頼んだがどんぶり飯1杯は優に超えていた。
うな丼に肝吸いと漬物がセットになっている。ここでやっと漬物ポリりつつ熱燗を呑んだ。酒の銘柄は分からないがまずい酒ではなかった。こういったあたりも人気店になる理由なんだろう。
大衆の味方、熱燗 ここの酒は嫌な雑味は無かったのでマシかな
漬物はタクアンと白菜の浅漬け。どちらもあっさりしてておいしい。量は少ないが丼が大量なので我慢しておこう。ポリックピッ(このクピッというところは敬愛する小泉武夫の表現を真似てみた)と漬物で酒を楽しんだ。
漬けもんのまずいとこでメシがうまいとこ言ってみろ!
そしていよいような丼に突入していく。うな丼はごはんだけでなくうなぎもどっさり乗っていた。長いうなぎがどど~んと表面に4枚ほど。食べ進んでいくとごはんの中にも2枚ほど。いや~喰い応えあり!
脂は程よい位で味付けは甘過ぎず浅過ぎず。うまかった~!ちょっと量が多いかなと思っていたが、なんのなんの。あっという間になくなった。
こゆきは元来甘過ぎるうなぎは敬遠している。段々くどくなって来るから。でもここのは良かったよ~。最後まで食欲が持続する。ありがとう。。。
うなぎの量に圧倒されました。しかもうまいし どうすればいい?
肝吸いだがこいつもあっさり目。肝を口に入れた時少々生臭さは感じたが一般的な店より上物だった。吸い物好きのこゆきも満足の逸品だった。
吸い物は汗一滴でも味を左右する。美味しんぼにも書いてあんだろ!美味しんぼ大好き!でも原作者は??としておく。
まあ、みそ汁の方が良かった~!!!と誰か叫んでるカモ
いっぱい食ったね。満足じゃ!朕はもう入らん!というところで会計所へ向かった。
お金を払う時厨房の中の板さんが「ありがとやんした~」という気持ちのいい声を掛けてくれた。こちらこそご馳走様でした。また来ます!と言いたい。
気持ちの良い声は今でもこゆきの耳に残っている。
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