ミシュニャンガイド

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天白区「まことや」~味噌煮込みうどん食べたくなったらここ行けワンワン!!

2022/1/8

 味噌煮込みうどんと言えばどこの店を思い浮かべますか?おそらく大多数の人が「山本屋本店」とか「山本屋総本家」を思い浮かべるんでしょう。

 有名ですからね。はっきり言ってみそ煮込み業界(そんな業界あるんかい??)のスーパースターです。

 

 こゆきにとっての味噌煮込みうどんの店と言えば今はなき鳴海の「ひらまつ」一本となります。

 今から数年前に忽然と姿を消してしまった。ひらまつ消滅事件(「なぜひらまつは消えたのか」文春特別号より)⇦フェイク!として有名です。

 近隣の人々はあまりの無念さに涙を3日間流したとも伝えられております。その涙が扇川となったという言い伝えが日本昔話に出てきます。

 あの素朴でじんわり旨味が伝わってくる名店の味にはもう二度と再会することは出来ません。まさに栄光なき天才という名がピッタリの店でした。残念至極でございます。。。シクシク、、

 おおッとまた3日間泣くとこだった!もう思い出さないでおこうっと。。

 

 でもひらまつと同じような素朴で本物の味わいを出す店があります。皆さんご存知の昭和区の「まことや」でおじゃります。

 飾らない質素ながらも味噌煮込みとはこうだ!といった味わいを出す店として名古屋中の人々をトリコにしております。

 山本屋が全世界の煌びやかなロックスターならこのまことやはイタリア民謡の星と言ったところでしょうか。サンタルチアが聞こえて来るぅ~!

 この昭和区の「まことや」に関しては以前このミシュニャンに登場済みです。リンクは載せませんが興味のある方はど~~~じょ!てゆうかリンク貼るの面倒なので自分で探してね。

 

 その「まことや」で修業を積み暖簾分けをしてもらった店が天白にあります。菅田の交差点のところと植田にそれぞれ1店舗づつ店を構えています。暖簾分けの分際で増殖している赤痢アメーバのような店です。でもここ、ウメ~んです!

 こゆきは植田の店へは行ったことがありませんが、多分兄弟店なので味は似ていると思います。

 で菅田の店の方ですが、昭和区とは少々味は異なるが何食べても外れがない。あ!カレーうどんだけはやめた方がいいです。店の悪口は書かない主義のこゆきなので割愛しますが、味噌煮込み屋がカレーやっちゃシメ~でしょ。

 味噌煮込みはどちらかというと山本屋っぽくもあります。でも山本屋へ行くならここに行くって感じですかね。

 山本屋と比べて値段も安いし、店内の混雑もそれほどではないので居心地もいいんです。

 ただ場所は駅からは離れているしちょっと行き難いです。本来なら天ぷらや手羽先ムシャりながら酒グビリたいんすけど今まで飲んだことがありません。いっつも車だから。。。

 この菅田のまことやのこともミシュニャンには登場済みです。興味のある奇特な方はむか~しの方にありますので探して見て下さい。リンクを貼るのが面倒なので・・・

 

 てことで菅田のまことやにやって来た。11時開店なので10時55分に駐車場に入った。こゆきが入った後次々他の車が入って来やがる!ほんとは駐車場の出入り口を封鎖したいくらいだった。

 11時になる1分前店の前に立った。すると他のやつらは既に店内に吸い込まれた後だった。ここ時間前でも入れるんだ。。初めて知ったわ。

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ちょっとこの看板が嫌い!なんかケバい

 ソッコーで店に入った。そんで奥の方の小さな席に座った。この店にはカウンターはねえ!相席させるのかは不明。そこまで混んでいる時に来たことはねえから。

 おねえさんが茶を持ってきたので、先に店に入っていた奴らより素早く注文を入れた。先制ジャブである。

 内容は「かしわえび(味噌煮込みうどん)1,320円、御飯小210円、ネギ多め70円、しいたけ多め140円」総額1,740円という豪華版である。車でいうところのハイグレードという奴だ。

 いつもならかしわ(味噌煮込みうどん)のみでネギ、しいたけ多めにするが、今回はえびを入れてみた。この店でえびを食べるのは初めて。少し楽しみである。

 

 でもこゆきはいつも思うが、味噌煮込みには天ぷらは合わないと思う。だってドロドロの液に天ぷらのコロモが溶け出して収拾つかなくなるから。

 天ぷらには関西風のサラッとうどんが最強である。透明なうま汁に天ぷらの油が溶け出したところを想像すると鳥肌が立ってくる。ぜって~最強でしょ!

 ちなみにいろいろうどんやきしめんのことなんか書いているが、こゆきの中でうどん界の絶対唯一の神は大阪うどんである。これ以外に神は存在しない。アラ~の存在が気高く比べるものが無きように、うどん!って言ったら大阪のうどんとちゃいまっか?

 まあ今回はこの辺で止めておくが、うどんを語り出したら三日くらい付き合ってもらうことになる。

 

 10分くらいでうどんちゃ~く。でで~んとえびが乗ってけつかる!御飯は小なのにかなり多い。食べ切れるかな~。それにタクアンが付いていた。

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【かしわえび味噌煮込みうどん&御飯小タクアンを添えて リヨン風味噌ソース】

 まんずネギや麺を小皿に取り分ける。上から味噌汁をブッカケジュルんといってみる。おいし~!寒い時にはサイコ~のメシだね!

 当然味噌は濃厚。出汁感も十分。麺は固くて味噌煮込みの醍醐味を味あわせてくれる。

 ここのネギうまいんですよ!どこのネギか知らないがいっつもネギ増しで頼んでる。そんくらいうまい!

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ネギが生っぽく見えるが実際生!こいつを好みで熱々の汁に沈めて煮る!たまらない!とな~る

 二杯目は厚揚げや油揚げやしいたけを取り分け汁を掛けたら上から一味をふってみた。ムシャっジュワっときやがる。ジンジン体の芯が熱くなる。くどいけどここのしいたけもうめ~んだ!しいたけ増しは必須!しいたけだいしゅき~!

 そういえば最近カインズでしいたけの菌糸打ち込み済の原木を売っているのを見掛けた。買ってみようかな。育ててみようかな。。少し前にドンキで買って育てた「たけし~」が懐かしい。。。たけし~のこと知ってる?こいつも過去記事に・・・

 

 さてえび天だがコロモはカサ目。カサッとしてる。少しくらい汁に漬しておいてもコロモが分離することはなさそうだ。

 少し齧ってみると肉厚とまでいかないが十分えびの旨味が口の中に広がる。でもやっぱり味噌煮込みとは合わないかなあ。。。

 とりあえず一口パクった後はえびさんには待機してもらった。えびさん待っててね。後でグチャグチャにしてあげるから。。

 

 土鍋の中の麺と具を粗方食べ終わったら〆である。これは味噌煮込みを食べる時には外すことの出来ない儀式である。味噌煮込み喰って汁に御飯ぶち込まない愚か者は万死に値すると旧約聖書にも載っている。

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ひい~~!い、いきなり入れるなんて!

 別注の御飯をドサッと鍋に投入した。こいつで雑炊にして「はあ~ごぉっつぉ~さん」となる。言っておくが汁をメシに掛けるのではない!メシを汁に入れるのが重要じゃ!

 最近汁をメシに掛けるたわけが増えているという。信長の前でそんなことをしたら「たわけっ!!!」といって即刻打ち首もんじゃ!よ~く憶えておくが良い!!

 メシは固め!雑炊には最適なものだ。こいつを汁と少々混ぜてパクる!或いはしっかり混ぜてゴキュる!!ウメ~ことこの上なし!!!

 飯粒一つ残さず味わい尽くした。もう腹パンパンだ!ありがとう、また近いうち寄らせてもらうぜ!

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