2022/9/25
三重県の亀山や伊賀の辺りに行くと国道25号線沿いに焼肉屋が点在している。もちろん25号線から離れたところにも焼肉屋はあるが、今回は25号線沿いの焼肉屋の話である。
これらの焼肉屋に共通することは
・肉を注文すると野菜も付いてくる
・テーブルに備え付けの鉄板でその肉と野菜をごじゃまぜで焼く
・味付けはみそダレである
・なぜかメニューにうどん玉がある
・メニューの肉類の種類は少ないしホルモン中心である
こういったところだ。
一般的な焼肉屋という定義からは外れているかも知れない。名古屋で言えば笠寺の「西龍恵土」に非常に近い。
ただ西龍が醤油ベースのうまダレに対し、これらの焼肉屋はみそベース。ここがちょっと違う。ただどちらもかなりうまい!
今回は「みそ焼うどん」が食べたくなり、朝早くから伊賀市まで車を走らせてみた。あ、もちろんビアるので運転手付きであ~る。
「みそ焼うどん」は2年ほど前亀山の「川森食堂」でズボズボ体験済みである。この時はズボッズボッと優しい味噌の味を味わったたんのうした。
川森へ行く前にあたって「ビアってみそうどん」というテーマだったので電車で行った。電車は本数がとても少なく大変大変苦労した。でも行った甲斐があったと言えるだけの味だった。これでみそ焼うどんにハマったと言っても過言ではない。
今回は軽快に車で「伊賀食堂」の前まで乗り付けた。高級車で行ってみた。駐車場にはトラックは停まっていなかった。
伊賀食堂はもともとトラックヤローやバイカー(ハッキリ言ってバイカーならいいの???って感じ。おめ~らなに我が物顔してんだ、あ~~~ん!!!って感じ)のオアシスである。
でも近年はこういったトラックヤローなんかがチューバーになってここを紹介しているので全国からウザい曲者が集まってくる食堂になってしまった。
この辺に関してはチューブを見てやって来たこゆきも同類なのでこれ以上は云わない。でも今回もウザウザ集団が一杯集まっていた。うっぜ~~~!!!
開店10分前に店の駐車場に入った。待ち人約7、8人といったところ。「これなら間違いなく1巡目で入れっしょ!」という北海道的な安心感に包まれていた。
外に出たくないので高級車の中でマッタリしていた。でもその後もどんどんウジ虫が集まってきた。こゆきはたまらず車を降り店の前で待つことにした。
でも店の前には列は形成されておらず、皆勝手気ままに取り囲むように店の前でたむろっていた。無秩序な群衆の集まりと表現すればいいかと。
10時開店になり皆殺気立ちつつ入り口に集まってきた。こゆきはココに到着順で言えば間違いなく1巡目で店内へ入る権利を持っていたと思う。
ところがコスそうなバイカーらしきカスがスッとこゆきの先へ入ってしまった。こいつは明らかにこゆきの後に来たクソだった。
このうんこが入った後でこゆきが店へ入ろうとすると店主は「ここまでじゃ!」と遮った。
そりゃねえ~んじゃねえ!と思いつつこゆきは大声を出すのを我慢した。だってこゆきの前に入ったうんこは後から来たクソだよん。。
その後30分ほどこゆき様はお待ちになった。傷心のこゆきを癒してくれたのは店の屋根の上で鳴いている子猫だった。こいつはかわいい顔をしていた。写真を撮ったりして時間を過ごした。
こいつだけがこゆきを癒してくれた
そして店主が「こゆきさま~!」と呼び出しに掛かった。こゆきはすかさず「我はこゆきさまなり~!ひかえおろ~!」と飛び出していった。
そして案内されたのは店内の席でも一番ロケーションの良くない席だった。。。入り口そばの席で、同席者同列の席。店内に入ってくる客がどいつもこいつもジロって行く席。気分悪かったが待っているよりマシと判断した。
席に座ってまず注文じゃ!「ミックス定食×2 2,160円、ホルモン340円、心ぞう340円、とり360円、おろしニンニク130円、うどん玉×2 240円」でいってみた。
ビールは自分で取ってきて後で本数を申請せよとのことだった。ビールはキリンラガー缶で1本370円となっている。瓶くらいおいとけよ~!
少し待っていると店主が肉と野菜をドサッと備え付けの鉄板に入れた。元々火に焙られていた鉄板はギャッと言っていた。
ちょっと頼みすぎたかのう、かのうさん?
こゆきは冷蔵庫からビールを2本かすめ取ってきた。肉野菜を焼きつつビアった。少し肉が焼けてきたところでパクった。パクりつつビアった。とうぜんうまい!
でもこゆきの席の正面に持ち帰りをするためヒキガエルのような小僧が座りじっとこちらを眺めている。気分が悪かった。ヒキガエルにバキッとビームしてやった。ヒキガエルは少々怯んでいたがしばらくそこに留まっていた。ヒキガエルは執念があるとみた!
ようやく肉と野菜に火が通ったので下僕と共に大いに頬張った。見た目は味噌辛そうな風貌をしているが実はやさしい。うまみタップリのみそタレなのだ。こいつが肉にからむともう何も言うことはない。じ~っくりたんのうした。
ある程度肉野菜が減ってきたところでうどん玉を投入した。タレが枯渇してしまわないようなタイミングでの投入が望ましい。焦げ付いたら味なしうどんになるので悲惨だ。
よ~~~~くまぜまぜした。そしてズボッた!ずぼぼぼぼ~っと踊りながらこゆきの口内へ入っていくうどん。やさしい味で後を引く味。こいつだあ~!
こっからビール欲しけりゃ取れと店主が言う!冷蔵庫左の席にヒキガエルは座っていた
これからこの焼けた鍋に肉野菜がドサッと
缶ビールは悲しすぎる 缶は悪です
焼けつつある肉野菜
ミックス定食に付いてくるごはんとみそ汁 このみそ汁がなぜかうまい!即席だと思うけど。。。
前回食べた時の記憶が甦る。あの時川森食堂で食べたみそ焼うどんは今でもこゆきの記憶に残っている。
あれから三重のB級グルメ「みそ焼うどん」がこゆきの中ではかなりの部分を占めている。これからも大事に食べていきたいメニューである。
頼んだものがかなり大量だったので最後は苦しかったが全部チュルった。ご飯も平らげたし征服感がパなかった。
しっかしこの「パなかった!」って表現うまいね~。短くてありがたい。サッカーのボケが初めて使ったのかと思うけど発生は知らんぞえ。ちなみにこゆきはサッカーヤローがとても嫌いです。特にゴンとかいうやつ!
今改めて会計をしてみたがなんだか少し安いような。。。数十円なので問題はないと思うが、改めて店主夫妻の苦労を思う。おばはんかなりテンパってたし会計を間違えるのも致し方なし!
何でもかんでもチューブで晒すのは有難迷惑でもあることをチューバーは知るべし!この食堂は電話がかかってきた客を断っていた。
夫婦二人でやっているので手が回らないようだ。猫の手も借りたいとはこのことだ。っと屋根の子猫を思い出した。行くなら平日だ!でも繁盛しているんだからバイトくらい入れたら。
現在は肉類の追加注文は禁止されている。手が足らないからだそうだ。
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