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大府市「山喜うどん」~みそ中華の頂点を極めたいなら行くべし!

2022/11/2

 ご無沙汰だった山喜へツラを出してみた。みそのうどんか中華麺が食べたかったのだ。「中華にすべきか、、、うどんでいくべきか、、、」ここが最大の悩みどころだった。

 どちらにしても間違いはない!中華麺はプイ~ンといい香りが香ってくるプリプリの麺だし、うどんも柔いけどシンのしっかりした優れもの。迷いながら店へ向かった。

 

 店に着いたのは9時42分。でもまだ営業時間外の札が掛かっていた。あたりを周回すること3回転で9時58分となりやっと営業中の札が出た。疲れた~。いつもより遅いじゃん!

 店内に入るとすでに二人のじいさんが席に座っていた。この店の開店時間は10時となっている。10時前に入店する大バカ者はツウと決まっている。もちろんこゆきもツウである。

 でも今までこの時間帯に入って先客がいたことはほぼなかった。なぜこんな時間にじいさんたちはメシっているのか?それは!実は先日テレビで山喜が紹介されてしまっていたのだ。

 恐らくじいさんたちはそれを見て「おおっ、すぐ行くべ!」「はよ行かんとヤバいんちゃうか!」という危機感を持って店を訪れたのだろう。

 全くテレビも余計なことをしてけつかる。今までテレビで紹介されて突如大行列を発生させる店を見てきた。大してうまくもないのに大人気店に変身してしまう。常連からしたら迷惑以外何物でもない!

 まあ山喜の場合もとから超人気店なのでお昼時は行列常習犯なのだが。。でも朝くらい過疎っていてほしい。。。

 

 席に座ってさっそく注文を繰り出した。うどんと中華で迷っていたが結論は出ていたのだ。「みそ中華480円、卵60円、天ぷら120円、ご飯160円」という豪華版である。総額820円。

 ここでご飯の代わりにざる中華という2麺喰いの手もあったが、今回はあくまでみそを味わい尽くそうという戦法でいってみた。

 約10分でテーブルは埋め尽くされた。いつもより時間が掛かったのはなぜだろう?やはり先客のせいだろうか。こゆきが待っている間にも何人かの来客があった。テレビの魔力おそるべし!

 

 さて、テーブルを埋め尽くしたのはもちろんこゆきが頼んだものたちである。山喜では天ぷらや卵を別皿で持って来てくれる。ここは重要ポイントである。

 別皿なのでまずは素のままのみその汁を味わえる。ここがうれしい。かってに卵をポッチャンしてこないからじっくりミソることが出来る。このみそ汁がうまい!!

 まずは当然みそ汁をゾゾぉ~っと吸い込んだ。「いや~いいですねえ、日本の朝!」という素朴な気持ちにさせてくれる。出汁の香りと味がツ~ンと駆け巡る。

 

 麺をバキュればシコシコと弾力があり、いい麺臭が香ってくる。中華にして良かった!と思える瞬間である。

 別皿の天ぷらをカリカリしつつみそ汁チュ~チュ~してると心が現れる気持じゃ!

 

 麺が少なくなってきたところでご飯をみそ汁にボッチャンじゃ。そして卵を投入しておじやの出来上がり。さあ召し上がれ!

 参考までに山喜の卵は温泉卵となっている。だから卵を投入したからと言って勝手に汁と卵が混ざり合うことはない。自分の好きな時好きな量を混ぜ合わすことが可能となっている。ここ、重要ポイント2だからね。よく覚えといて。

 麺を喰った後おじやで〆る。これは麺喰い道の極致である。うまかったですね~最後の一粒までご飯をムシャった。ご飯には沢庵が付いてくる。これがまたいいんでやんす!口の中を爽やかにしてくれる。

山喜定食登場

 5分で喰ったらソッコ~でご帰還じゃ!これが山喜の掟であ~る!喰ったら去ぬ!!メシったらいつまでも未練がましく座ってんじゃなくて「立つ!払う!去ぬ!!」こいつが江戸っ子でぇ!!!

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