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豊明市「オレンジハウス」~涙のミックスフライ定食 昼定食2連爆食ロード!パート2

2022/12/5

 前回の予告通り「こゆきの恥ずかし物語」を始めるとしようかの。つまらん話じゃ。

 刈谷の「高倉庵」でうまうま定食でうなった後帰途に就いた。しかし店を出た時まだ腹は6分目ほどだった。こゆきは少し考えた。このまま帰ってしまって後悔はないのかと。。。

 気が付いたら帰り道を大きく迂回していた。刈谷からならあそこは遠くない。そうだ京都へ行こう!

 

 こうしてこゆきは豊明の「オレンジハウス」の前に立った。牛カツとかポークステーキが頭をよぎる。腹は次の獲物を狙ってギュンギュンであった。中毒患者がフラフラと薬物に引き寄せられるようにこゆきは店の扉をバ~ンと開け放った。

 

 客入り7割といったところ。この人気店でお昼真っ盛りの時間帯としてはカソッていた。一番奥の席が空いていたのでドスった。壁に掛けてあるメニューを眺めるとフイにシーフードフライ定食がド~ンと目に入って来た。よっしゃ、これでいきまひょ!きっとうまいシーフード食わせてくれまっしゃろ。

 店主のあつし(仮名)に失礼のないよう「シーフードフライ定食900円」と申し渡した。ちなみにあつしとはこゆきが勝手に名付けた。御年80歳くらいのおじいさんである。

 このおじいさんかなり元気で精力的だと想像している。来客たちの舌をタンタンと唸らせる美味しい定食を次々と繰り出しオレンジハウスを名物店へと発展させた伝説的な人物である。ここら辺はこゆきな勝手な想像だから信用しないように。

 

 15分しないくらいでシーちゃんがやって来た。料理を見た途端こゆきは腹がいっぱいになってしまった。さっきまで食う気満々だったのに、獲物を狙うライオンの眼をしていたのに揚げ物を見た途端戦意を喪失してしまった。お恥ずかしい話でございます。情けないし申し訳ない。。

 でもこのまま何も手を付けずに店を出たらそれこそ失礼というもの。心を鬼にして魚フライに齧りついた。

 カリッと行くとやたらとコロモが固かった。成形されているし大味だし冷凍ものかも知れない。この店では肉関係はほぼ手作りなのでちょっと意外だった。それに戦意を喪失しているこゆきを更に畳み込むように十分かつジックリと揚げてあった。てゆうか揚げ過ぎ~!でもこんなことで根を上げてらんねえので汗をタラタラしながら頑張って頬張った。

 

 次にカニクリームコロッケを箸で二つに割った。これもやたらと形が整っており手作りとは思えなかった。でも口コミでは「おいし~い!」と人気だったので楽しみにしていたのだ。かけらを口に入れてみた。なんというでもないフツーの冷食のクリームコロッケのようだった。カニの風味は感じられなかった。

 

 フライ物は3つある。最後の砦エビフリャアをガブった。か、固い!コロモもエビの身もギッシリ詰まり杉君。なんでこんな風になるんだろう。身はかなり大きいし空腹ならうまかったカモ。でもこの辺りになるとこゆきはフラフラであった。

 

 ごはんは相変わらず固めでうまい。でも本日のこゆきちゃんには量が大杉だった。心で汗を流しながら喉に詰め込んだ。あつしの誠意の詰まったごはんをこんなふうに扱ってごめんね。

 

 そしてみそ汁のこと。元来オレンジハウスのごはんとみそ汁はとてもうまい。でもなぜか前回来た時からみそ汁がやたらと塩辛い。今回のは前回より辛かった。あつしどうしちゃったんだろ??他の客は何ともなさそうに啜っているので塩辛く感じているのはこゆきだけ???

2連爆食中でなければおいしかったのカモ

腹減ってたら、、、うまかったカモ

 オレンジハウスの名誉のために書いておくが、この店は何を食べてもうまいというのが通説である。こゆきもそう思ってきた。カキフライやポークソテーなんてこの値段でこのボリュームでこのお味って位尊敬出来るものだった。当然とても人気店である。

 今回のシーちゃんとみそ汁のことは何かの間違いとしておこう。そうしようそうしよう。🙈🙉🙊じゃ!!

 

 あつし~!何か悩み事でもあるんならこゆきにゲロっちゃいなよ。少しは楽になるよ!(余計なお世話じゃ!!)って言われそう。

 こうして胃で汗をかき、顔面からは鼻水と涙を垂れ流しつつすべてを食べ切ったこゆきは家路へと就くのであった。おわり

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