ミシュニャンガイド

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あこがれの店で「カキフライ」を食す 大須の名店「すゞ家」

2020/10/25

 食べログで名古屋大須近辺の洋食屋を検索すると常に第一位に表示されるのが、「すゞ家」という店。

 大須のアーケード街から少し外れたところに店はひっそり佇んでいる。間口は狭く注意して探さなければ通り過ぎてしまうほどだ。

 すゞ家では「ヒレカツ定食」が一番人気のようだ。こゆきは常々この店でカキフライを食べてみたいと熱望していた。そしてようやく本日念願のすゞ家のカキフライを食す旅に出た。数年越しの宿願である!

 

 店は11時開店である。家を9時に出発した。こんなに早く出発する必要はないが、念には念を入れ早めの行動開始である。

 10時頃には大須に到着してしまった。まだ開店まではずいぶん時間があるので栄まで歩き、用もないのに三越松坂屋の店内をブラついた。

 そして11時開店と同時にすゞ家に突入した。

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コロナへの警戒心薄れ、人一杯の大須であった

店の外には大勢の女子高生らしき人たちがたむろっていたので、もしかしてこいつらもすゞ家が狙いでは?と警戒していた。

 しかし店内は老人客が何組かいただけだった。女子高生たちは別の店の開店を待っていたようだ。

 店内は1階と2階があるようだ。こゆきは1階のテーブルに案内された。コロナ対策のためかテーブルは壁に押し付けられ、片側だけが着席可能となっている。丁度カウンターへ腰掛けた感じだ。

 オーダーを取りに来たので「瓶ビール中瓶660円、小ヒレカツ定食1,430円、カキフライ1,650円」を注文した。カキフライが目的だが、一番人気のヒレカツをどうしても食べてみたくてこのようなオーダーとなった。

 

 ビールはすぐに来た。思わずゴキュっていたが、料理が来る前に全部飲み干してしまいそうなので少しペースを緩めた。中瓶は量が少なく悲しすぎる、、

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哀しき中瓶

 料理を待っている間ほんと~に次から次へと来客があった。あっという間に行列が出来ていた。早く家を出て来て正解だった。

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念願のカキフライ 上品に盛られている
 15分くらいでカキフライが到着した。ビジュアルはうっすらキツネ色で大きさも不揃いでこゆきのカキフライ第一条件を満たしていた。当然タルタルも添えられている。

 早速タルタルを乗せてカキを一口食べてみた。う~ん、やはりと言うべきかこの時期のカキはまだ身がやせている。ジューシーさも今一つだ。先日文化洋食店で食べたものと変わらなかった。

 タルタルは当然手作り感満々でタマゴがタップリ入っていた。しかし酸味およびトロトロ感が少なく、どちらかというとタマゴタップリポテサラといった感じだった。

 あまりに期待が大きく少々残念な結果ではあったが、満足は得ることが出来た。もう少し寒くなって本格的なカキの旬がやってきたらもう一度挑戦したいものだ。

 

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たった3切れだが大ぶりで量は十分 これで小定食 
 カキを食べているとヒレカツもやって来た。カキは熱々のうちに食べたいが、ヒレカツだってジュージューのうちに味わいたい。

 ヒレカツにカラシをベットリつけて口に入れた。うまい!やはり評判だけのことはある。ヒレっぽく身は柔らかく、脂身はないが肉の旨味が口の中へしっかりひろがる。

 こゆきはトンカツは普段油たっぷりのロースしか食べない。しかし今回ヒレのおいしさに脱帽した。これからはヒレ一筋になってもいいとさえ思った。

 ビールをもう1本頼もうかと思ったが、この後覗いてみたい店があるので止めておいた。総額3,740円。今回は質素に行こうと思っていたが贅沢してしまった。おかげでおいしいヒレを食べることが出来たから結果よしとしておこう。

 最後に付け加えておきたいが定食のごはんと味噌汁のこと。味噌汁はしっかり手作り感あり味噌感の強いおいしいものだった。しかしご飯だけは電気で炊いたのかなあ、、、という残念なものだった。。。

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