2022/2/15
雑炊と言ったら鍋物の最後に残った汁にごはんぶち込んで食べるものと思っている食生活の貧しい方々に、ふじ田屋の本格雑炊をご紹介申し上げる。心して拝読するように!
元々ふじ田屋は雑炊が目的で心にとめていた店だ。うどん屋で雑炊が一品メニューに載っているところなんて他にあるケ??どこにもないやろ?だから必然的に調査に訪れたというわけだ。
ただ初訪問である前回はいろいろ理由あって天ぷらうどんで終わってしまったから今回こそは雑炊メインで攻めてみるつもり。
12時20分店の扉をガラリと開けた。店内はリーマン風が2組とジジババカップル1組のみ。お昼最盛期でもこの客入りならこれは非常に穴場である。早速空いているテーブルに腰を落とした。
こゆきちゃんがガラった扉
店のオババに「鳥ぞうすい560円、カキフライ単品650円」を注文し、更に「ビールはないのケ?」と尋ねてみた。ないそうであ~る。。マンボウ中なので我慢しましょう。
ぞうすいを堂々とメニューに載せている店他にある???
20分位で鳥ぞうすいがやって来た。小さな鉄鍋に入って出て来た。付け合わせは「梅干し、しば漬け、タクアン」といったところ。
鉄鍋の木ブタをパッカ~ンと開け中を覗き込んだ。げげ、激うまそ~!見るからに正統派の雑炊のビジュアルだった。
小鉢に取り分けてジュルってみた。ずっが~~~んと来ましたね。正に「ザ・ぞうすい」という味わい!し~っかり出汁が効いている。そこへ鳥が更に旨味を乗せている。
ごはんは煮込み過ぎてはおらず、粒がしっかり残っているタイプ。こいつも好みだね~!
当然溶きたまごが合わされており、ネギとともにいい香りをいやが上にも盛り上げる。さいこ~~~のぞうすいでした!!!
この古風な佇まいがなんとも
パッカ~ンしたところ
うどんの出汁で作ったんだろうけど、うどんもうまいはずや
ぞうすいを食べ始めるとすぐカキフライが出て来た。今が旬のカキだから文句はない。ただ期待していたほどではなかった。
皿に乗っていたのはたったの4つ。カキフライ命のこゆきをガッカリさせた。しかもタルタルも自家製ではあるものの非常にマヨ感の強いものだった。タルの中にはピクルスは入れてほしいなあ。
カキフライは10個は食べたいよね
このミシュニャンガイドでは数少ない一つ星店だからうまいのは当たり前。読者の皆様にはここのぞうすいを一度味わって頂きたい。
本日こゆきがお食事中、ず~~~っとザワザワしゃべり続けていたジジババカップルさえいなければもっと楽しい時間になったことだろう。
しかもこのジジイ途中で電話が掛かってくると「はいは~い」とか言って店の中で席に座ったまま話し始めるし。。。どういう育てられ方をしたんでしょうかね。
年寄りという年齢に差し掛かっているんだからもう少し礼節をわきまえて頂きたい。
しっかし、うまかった~!いずれマンボウが終わったら酒呑みながらカツ煮や揚げ豆腐食べてシメにぞうすい食べてやる!おぼえてやがれ!!
r.gnavi.co.jp