ミシュニャンガイド

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ミシュニャンガイド うどん㉔ きしめんと冷やし中華 ダメ!絶対ダメ!!!!!!決してマネないで下さい

 早い、安い、うまい、10時開店、開店から行列という店に査察に入った。なんでも製麺所がやっている店だそう。ネットできしめんの写真を見てみたが、こゆきの好みとは少々違いがあるようだ。分厚い麺なのだ。とにかく実物を見て味わってみよう。

 10時開店同時テロを頭に思い描いていたが、道路渋滞と店の場所が分かりにくく10時10分着となってしまった。店の場所は大府駅から北へ向かう道路沿いにある。図書館などを過ぎ500Ⅿほど走ると左に店はひっそりと佇んでいる。看板は奥まったところにあり目立たないので通り過ぎ注意である。

 その評判の店の名を「山喜うどん」という。10時を過ぎてしまったのでさぞや駐車場も一杯になっているかと思ったら、ガ~ラガラ。とにかく急いで店内へ入った。

 駐車場で油断させといて店の中は人一杯、ということも考えられるので大急ぎだ。ところが店内も中年夫婦がのんびり麺をすすっているだけだった。他に客はなし。拍子抜けである。行列のデエッ嫌れえなこゆき様が意を決して訪問したというのになんじゃこりゃあ!まあでもすいているのに越したことはない。

 早速注文を通す。「きしめん冷やし中華」である。麺類同時2食注文は本来禁じ手のはずである。いにしえより禁断の秘技なのである。お釈迦様も「麺類をダブル食いする者は地獄への片道切符を渡す」とおっしゃっている。その2食同時注文を断行した。

 店員のおやじはさぞや驚くであろう。こんなカワイ子ちゃんが麺類2食同時食いするとは、って仰天するだろう。ところがおやじの奴顔色一つ変えず注文を受けて下がって行きやがった。つまんねえ野郎だなあ。

 麺たちを待っていると先に居た中年夫婦のおっさんの方に追加でそばが運ばれてきた。に、にしょく食い!ここではこれが当たり前なのかも知れない。

 安いし他に頼むものもないので麺類2食食いで我慢するしかないんだよね。とんだ炭水化物王国なのである。確かネットではかき揚げ天ぷらがうまいと評判だったが、さすがに麺類2つ頼んでおいて更に天ぷら追加はためらわれた。昨日の満腹地獄を思い起こす。

 ソバ、中華麺以外は2、3分で出てくるとあったが、うわさ通りきしめんは5分で到着。冷やし中華きしめんを食べ終わってからの登場となった。まず最初に出てきたきしめんを観察した。

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きしめん

うまそ~!これぞ「ザ・きしめん」といったお姿。麺が太いのは少々残念だけどどんな味がするのか楽しみ。口コミでは汁はやさしい味がすると書いてあったがどんなものか。

 まずはどんぶりに口をつけて一口。う~ん、確かにあまり醤油が前に出てない。少し甘め、出汁の香りも控えめである。

 麻薬のような中毒性はないが、「作り直してこ~い!」とちゃぶ台返しをするほどの不満もない。無難といった味だった。麺もコシは弱いが十分食するに値する。ものの5分で完食。冷中があるので恒例の汁の完飲、どんぶりなめなめは遠慮しておいた。

 やっと冷中が出てきたので気が焦ってすぐマゼマゼしてしまった。本来なら写真撮ってから混ぜる予定だったのに忘れてしまった。マゼマゼ後のお姿がこちら

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冷やし中華

 少し汚くなっちゃいました。

 具材は細切りキュウリ、錦糸卵、紅ショウガ。マヨとカラシが添えられている。王道である。ゴマが掛かっているのとハムがないのが少々残念なことを除けば、こゆきが思い描く冷中の理想の姿である。

 まず麺をクンクンしてみた。かすかに香る麺臭。最近食べた中では臭いはきつめ。いいよいいよ!おもむろに麺をすすり上げて咀嚼に入る。タレの酸味は控えめで「こ、これは!」というほどうまいわけではないが、やさしい家庭の冷中の味がした。

 きしめんを平らげた後だが、さほど苦も無くすべてを腹に収めた。ゴチ!食後の感想としては飛びぬけてまた喰いたいと思わせる味ではなかったが、値段、質、味すべて〇としておこう◎はない。

 でもいい店見つけっちゃったのは確かだ。貴重な10時開店だし、お味も「みぶうどん」とどっこいだし、接客も悪くない。これは時々通うことになりそうだ。

 明日は休みを取ったので滋賀県に行って鮒ずしとか小さいアユの煮たやつを買って来ようと思ってる。うまいんだよね~、みんな食べたことある?買い物の後は滋賀ちゃんぽんの予定。ではまた会いましょう。