ミシュニャンガイド

みんなの為ではなく自分の為のグルメガイドブック

ミシュニャンガイド 洋食⑤ トンカツとベトコンラーメンハシゴメシ

 前回の予告で滋賀に行ってどうこう書いてたが、滋賀には行ってない!てか、行けなかった。相方がどうしても嫌だと言い張るので保留ということに。わがままな相方にはあきれましたが仕方ない。ということで近場でミシュれる所を捜索した。

 捜索の結果代わり映えもないが大府市の「かつ雅」に決定。夕方5時前に店に到着した。土曜日ということもあり、駐車場も店内も8割方の客入りだった。

 案内の店員に2人だと伝えると「カウンターと座敷のどちらがいいですか?」と尋ねてきた。カウンターはねえだろ!楽しくゆったりと食事と会話を楽しもうとしているのにカウンター行く奴いるの?そこしか空いて無いなら帰るよ。ということで当然「座敷!」と要求。8人掛けのひろ~い座敷へ通された。横に6人掛けの座敷も空いてるんだけど、そこじゃダメなの???

 座敷に座ってメニューを眺めていると、頭の悪そうな高校生バイトが現れて注文取りに来た。バイトに「ロースかつ定食小、鶏の竜田揚げ、極上ヒレカツ定食中、生ビール大」を頼んだ。

 ビールは先に持って来てね、と頼んだが、一向に持ってくる気配はない。15分ほどしてビールジョッキを抱えたオババが現れて、ヤレヤレと思っているとオババは「あんれ?お茶出てない!」とか独り言いってジョッキを抱えたままどこかへ行ってしまった。お~~~い!ジョッキだけでも置いてけよ!って感じで眺めてました。

 多分バイトはオババにこっ酷く叱られたに相違ない。今日のかつ雅は店員の対応が変です。いつもはこんなことはないんだけど、忙しい土曜日だからバイトを入れてチグハグになっているような感じ。いつもは美人系オバはんたちがしっかり接客してくれる店なんだけどね。

 今日のオババは非美人系だし、取っつきにくいし~!もしかしてオーナーの内縁の妻かも知れない。2号さんかも?自分じゃ隠してるつもりなんだろうけど妙に態度がデカい。

 5分ほどしてバイトがお茶を運んできた。別にお茶はいいから、ビールは?って言いたくなって来るのをこらえる。更に5分ほどして先ほどのオババが「もうしわけありません」とバイトの不届きを代わりにお詫びするようにビールを持ってきた。

 こゆきたちはどちらかというとオババのビールの提供の仕方の方が問題あるように思えるのだが。まああんまり波風立ててもメシがマズくなるのでやめとこう。

 ビールをゴキュゴキュジュルジュルしていると竜田揚げや定食がやって来た。

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ロースかつ定食小

前にも書いたがこの店のトンカツは他の店と大差はない。ただ黒豚くんだけは別格だと。本日はノーマルブタで注文したので何の感動もない。大好きなカラシと濃厚ソースにドップリ漬したり、岩塩をパラパラふりかけて食べた。

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カラシソース

 竜田揚げはネットで見ると「九州唐揚げ(ニンニク醤油味)」となっていたので注文したのにただの竜田揚げだった。

 とんかつもなんだかパサパサに感じられて肉にまみれる充実感がない。これは自分の体調のせいかも知れない。

 この店では定食を頼むとツボ入りの日替わり漬物を出してくれる。本日はセロリの浅漬けだった。

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セロリの浅漬け

これは好きなのでツボの中が空になるくらい食べてしまった。ただセロリがなぜかクタっていた。漬物なんだからしんなりしているのは当然だろ!って言われるかも知れないが、そういった類のへたり具合ではなく、元々野菜を仕入れて相当日が経ってから漬物にしたって感じなんだよね。ちょっと分かりにくいと思うけど。でもあらかたツボ空にしちゃったんだから文句も言えないね。

 追加で酒を頼んだが、なかなか持ってこないのでほとんど喰いもん食べ尽くしてしまった。最後は勿体ないことに酒を残して席を立った。

 代金は5,021円。ちなみにロース定食1,274円、竜田揚げ637円、ビール756円、ヒレ定食1,490円、酒864円。まあ少々お高め。

 かつ雅にいる間に相方と相談してこの後台湾ラーメンを食べようと決めていた。しかしどの店にするか迷ってしまったので、結局ベトコンラーメンに変更した。さすがにベトコンの本場一宮まで行く気力はないので、近辺では随一の魔力を誇る名古屋市緑区役所近くにある「天鳳」に行くことにした。

 天鳳はベトコンが1番人気だが他のものも薄味でうまい!特にチャーハンはフワパラ派にはたまらないほどあっさりフワパラとしている。

 店のオババ(オーナーの妻らしい)が注文を聞きに来たので「ベトコンラーメン、紹興酒」を頼んだが、紹興酒の来る気配がしない。しばらくするとラーメンとともに紹興酒が運ばれてきた。

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ベトコンラーメンと紹興酒

ラーメン食いつつ紹興酒飲めってことか?結局ラーメンは食い切ったが紹興酒は残してしまった。飲み残しは本日2度目。今日はダメダメな日だね。代金は相方が払ってくれた。

 この店のベトコンは日によって旨味が濃厚で奥深い味がする時と淡泊で薄っぺらい味の時がある。本日は当たり日であった。いつもなら汁まで飲み干してどんぶりなめなめするんだけど、さすがにトンカツ喰った後だから遠慮しておいた。

 小さな店だが次々客がやって来て好きなものを注文していた。今年になってからずっと頭の重くなる事件ばかり起こり、気持ちが軽くなる兆候が見られない。今度の休みこそ滋賀まで遠出して厭世気分を変えたいものであるとぼんやり考えるこゆきであった。