ミシュニャンガイド

みんなの為ではなく自分の為のグルメガイドブック

ミシュニャ・・・ンならず、、、撃沈!!!

2020/2/14

 昨日から「明日は朝から『サガミ』で手羽先とおでんとビール」と決めていました。朝になり意気揚々とサガミへ向かいました。

 サガミというのは東海地方を中心に猛威を振るううどん和食の専門店です。中でも大府市にあるサガミは朝8時開店の非常に稀有なありがたい存在なのです。

 

 9時ころ店へ到着した。

店の駐車場は車が何台か停まっており、その盛況ぶりがうかがわれた。特に老人たちには人気の店なのだ。老人たちはサガミのモーニングサービスを目当てに集まってくるようだ。そういった情報は事前にネットで調査済みだ。

 こゆきが店に入る前にも何匹かの老人たちが店の中へ消えていった。こゆきも勇み立って店へ突入した。

 受付にいたオババは「どうぞお好きな席へ」とさわやかに言ってくれた。早速老人たちのあまりいない一角のテーブル席に腰を下ろした。メニューを見るとあるわ、あるわ、手羽ちゃんやおでんちゃんたち。

 先に入った老人たちが注文を入れる前に呼び鈴をチンチン!チンチンチーンッ!と激しく打ち鳴らした。まるでリングのゴングのようだった。

 すぐにオババが来たので手羽たちの載っているメニューを指し示すと、オババはゆっくりと首を振った。「只今の時間はモーニングのみになります」。

 愕然としました。茫然としました。せっかくここまで遠いところを歩いてきたのに!朝ビールを楽しみに苦難を乗り越えてきたのに!手羽先食べるために節制してきたのにーぃ!!!

 どうしてそのことをネットの自社サイトに告知しておかない?どこにもそんなこと書いてないじゃないか?昼と夜のメニューが違う店は確かにあるが、そういったことは大きく誰でも理解出来るようにお触書を出しておくべきだ!

 このままじゃ収まらない!と言ってババアにメニューを叩きつけてやろうかと思いましたよ。もちろんそんなモンスター客になれるわけもなく、「そうでちゅか、では帰りまちゅ」と言って店を出てきた。

 はらわたは煮えくりかえって焦げ付いていたがどうしようもない。怒りの矛先がない。こうしてぶつぶつ独り言を言いながら帰路に着くこゆきであった。

 あ~~~ッあ!かわいそ過ぎる!!!