ミシュニャンガイド

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ミシュニャンガイド 中華⑪ ニンニクチャーハンと激辛麻婆豆腐 先日店を探し当てることが出来なかった店

2019/11/6

 カーナビでは探しあてることが出来なかった店へバスに揺られて行ってきました。とっても不便ですがどうしても食べたかったんです。この苦労は報われるのでしょうか?

 

 緑区徳重方面に「tonton」なる中華屋あり。評判はいい!どうしてもそこでニンニクチャーハンを食べてみたくて再訪だ。

 再訪といっても1回目は店にたどり着くことが出来ず、付近の味噌煮込みうどん専門店に緊急避難したといういわくつきの店である。目立つ看板は一切ない。店先に石器遺跡のような「tonton」と書かれた石が置いてあるだけだ。そんなんでわかるわけねえだろ~っ!!!と突っ込みを入れたいほどである。

 で、今回ビールも楽しみたかったのでバスを乗り継ぎハルバル千里の道のりをやって来ました。バス停から1キロほど歩いてグーグルさんが指し示す店の前に立った。感無量である。

 や~~~っとたどり着いた!汗もにじんでいる。店に入ると比較的若めのおばばが迎えてくれた。1人だと告げるとおばばはカウンターへ案内したいような目配せをしてきた。しかし今回は呑む食う撮るをやるつもりなので、ばばあに「やる!」と言おうかと思ったが勘違いされてケイサツに通報されると困るので、おとなしくテーブル席の方を希望する旨バチバチに光線を放った。

 それに負けたのかおばばは「じゃ、テーブルの方へどうぞ」と言ってくれた。成功である。もう1人若めでないおばばはそれを遠目で見ていて気に入らない様であった。そんなことは知ったことではない。

 6人くらい座れそうなテーブルを1人占めしてメニューを眺めた。ヒジョーに長い時間にらめっこである。ニンニクチャーハンは決定済みである。ビールも飲む。しかしビールのつまみが決まらない。長考してしまった。結局「瓶ビール、ニンニクチャーハン、麻婆豆腐」を注文した。

 事前にナスの味噌炒めというものがあると情報をキャッチしていたがなぜかメニューにはなかった。オババに味噌炒め系で何かないか聞いてみたが、回鍋肉を勧めてきたので断った。回鍋肉は旨かったためしがない。

 すぐに出てきたのはビール。

スーパードライが続くが背に腹は代えられない。汗をかいてやって来たので料理が来る前に3分の2ほど飲んでしまった。中々料理はやってこない。

 20分ほどして麻婆豆腐がやって来た。

早速食べてみると辛い!塩辛いのかと思いもう1口、塩ばかりでなく山椒の香りがプ~ンと香ってくる。こりゃ当たりだ!うまい!そこらの中華人系マーボとは1線を画している。じんじん来る辛さである。ただ塩辛さも相当だった。塩辛いのを除けばかなりの1品である。また食べたくなる料理である。中身も豆腐はもとよりひき肉ネギが申し分ない配合量で入っている。これだけでこの店通う理由があるね。

 続いてにんチャーがやってきた。

スープとタレつきである。タレはチャーハンに掛けろとおばばが説明してくれた。黒酢っぽい味のする液体である。まずはチャーハン単独で味わう。にんにく若干弱め、味付けやや濃い目、食感ベチャ目、全体の味は悪くないのだがベチャ目はいただけない。要改善点である。

 タレを付けて食べてみたが、濃い目の味を和らげてくれて悪くはない。しかし必要かと問われれば、どっちでもいいと言えるレベル。スープは穏やかないい味してた。

 今回食べたのはこれだけなのでこの店の善悪は判断出来ない。大化けするかもしれないし、足が遠のくかもしれない。とにかく2、3度通うつもりだ。ただ交通の便があまりに不便。次回は走って行くか!今回代金は2,480円本当は紹興酒や八宝菜も頼むつもりでいたので少し安く済んだ。