2019/11/9
エビと言ったらやはり車海老です。身近なエビの中では少々お高いがうまさはピカイチです。そんな車海老の天ぷらが乗っているきしめんを食べてきました。お店は皆さんご存知の「いづみ」です。さあご一緒に満足ランチを振り返ってみましょう。
いづみは今日も混んでいた。土曜なので仕方がないが、平日でも時間を誤ると行列に巻き込まれてしまう。少し時間をずらして13時ころに訪問した。
客入りは8割ほど。無事並ぶことなく席に着くことが出来た。お茶を出しに来たバイトのにいちゃんに「天ぷらうどんランチをきしめんで」と注文した。この店来てきしめん食べないのは考えられない。それほどここのきしめんは我が心の癒しなのである。
店内はお客が一杯で料理の到着までかなり待たされるかなあと思っていたら、5分ほどできしめん君が運ばれてきた。はやっ!
やって来た料理を見て少し後悔してしまった。海老天が既にきしめんのつゆに浸っていたからだ。出来ればまず何も入っていない状態で汁をすすりたかった。絶品の出し汁をちゅるる~とやりたかった。前もって注文時に言っておけばよかった。後悔しても遅いのである。
気を取り直してまず汁をすすった。うまい!天ぷらの衣で脂っぽくなっているが素性がいいのでうまいことに変わりない。
麺を引き上げてズリュリュ~だ!ビロビロベロンと薄々の麺が唇を通過していく。ビルゴシよし!天ぷらの衣を少し切り離して口に含む。汁でブヨブヨになった衣はこれまたうまし!淡泊な汁に油が混じり合い程よい旨味を演出している。
エビの身に噛り付くと弾力があり歯に心地よい。臭みなどは無縁である。今回新たに発見したのはカマボコがいい風味を出していたことだ。かまぼこは他のものと混ざり合うと風味が消えてしまうが、今回のオカマはきちんと「自分はオカマである」と主張している。
麺を食べ切った後メシを汁の中に沈めた。至福の雑炊タイムの始まりである。これだけのうまい汁に浸したメシが不味いはずがない。最後の1滴まで飲み干してドンブリレロレロである。いつものドンナメどころではない。レロレロッとドンブリに付いたうまみ成分まで吸い取る技である。ねこ界の秘技である。
食べ切るのに10分も掛らなかった。不満というほどではないが本日の汁はいつもよりほんのわずかに出汁が薄いような気がした。麺は心なしか柔らかいような気もした。まあ気にしても仕方のないレベルであることは付け加えておく。
代金は950円。車海老天が入っていることを考えると安いと思う。ではまた、会いましょう!さらばだ!