ミシュニャンガイド

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ミシュニャンガイド ラーメン⑳ 桶タン醤油 タンメンはなぜ人々の心をとらえるのか

2019/12/22

 タンメンは好きですか?こゆきは大好きです。にんにくタップリで辛くて白菜や豚肉の安い奴がたくさん入っててたまらないですよね。そんなタンメンを売りにしている「桶狭間タンメン」へ行ってみました。この店は名古屋では猛威をふるう「一刻魁堂」が後ろで糸を引いているようです。一刻堂は1度行って2度といかないと誓った店です。そんなところへノコノコやって来たこゆきを待ち構えていたのは・・・?

 

 タンメンと言ったら中本である。中本さいこ~!とか言ってみたものの1度も食べたことがない。なんせこっちには店ないからね。それ食べるためだけにトンキンに行こうとは思わない。でもズ~っと気にはなってるんだよね。

 行けないもどかしさを代替品で気を紛らわしている。代替品とは「岐阜タンメン」と呼ばれるニンニク辛いラーメンである。通称「岐阜タン」。マンマじゃん!結構うまいんだよね。そんな中最近見掛けるようになったのが「桶狭間タンメン」なるものである。

 うまいのかどうかすごく気になっていたが、「一刻魁堂」の同列チェーンと知りしり込みしていた。以前行った一刻堂(その頃はそういう店名だった)はまずかった。ハッキリ言ってしまって申し訳ないが、まずかったとしか感想が出てこない。2人で行ったが2人とも半分くらい残して店を出た記憶が鮮明に残っている。食べたのはその時1回きりである。その一刻堂がプロデュースした店が桶狭間タンメンである。しり込みするのも無理はない。

 しかし本日諸々の事情から初潜入を決行した。別に隠れる必要ないけど。13時半前に店に到着すると駐車場はほぼ満車だった。この辺店ないからね。店内に入ると9割方席が埋まっていた。テーブル席を狙っていたが諦めるしかなさそうだ。カウンターへ座りジ~ックリ舐めまわすようにメニューを吟味した。

 当然ビールは呑む。酒呑めば肴がいる。しかし肴になるようなものはあまりない。そんな中選んだのが「餃子、豚シャブ」である。店員のにいちゃんにビールと一緒に注文した。

 にいちゃんはきびきび動き非常に応対もさわやかだった。すぐビール登場。

ドライでないのでホッとした。ビールで口を潤していると豚シャブがやって来た。

 この豚シャブ安そうな小間切れ肉を使っているがなかなかうまい!タレも旨いしあなどることは出来ない。丼1杯食べてもいいかなという感じ。もともと豚シャブは好きなので満足した。少しだけ添えられている葉っぱはパクチーである。アクセントとしてはドンピシャだった。

 次に餃子がやって来た。

餃子も悪くない。特別うまいわけではないが、十分酒の肴を務めてくれた。長寿うどんで編み出した「スコラー」でムシャった。途中ビールが無くなったので追加である。にいちゃんは3秒くらいで持って来てくれるのでありがたい。

 ビールもつまみもなくなったのでいよいよタンメン選びに取り掛かった。タンメンは塩、醤油を中心にいくつかバリエーションがあるようだが、ここは基本の醤油を選択した。にんにくは入っているようだが、追加でトッピングできないのが痛いところだ。5分ほどで到着。まあ想像通りのビジュアルかな。

 早速汁をジョロってみた。???!!!。味の層が薄い!!!やはりここにきて一刻堂の悪夢がよみがえって来た。一刻堂のラーメンよりはましだが、「うまい!みんな食べてみて!」などと言えた代物ではない。残念である。せっかくつまみ類は旨かったのに一気に興ざめである。酔いは醒めないけどね!

 しかし野菜もタップリで一応タンメンの体裁を整えていたとだけは言っておこう。2度目は???あるかないかくらい。ここに来るなら「岐阜タンメン」行くね。お代金は生ビール480×2、豚シャブ280、餃子240、タンメン650で合計2,343円。いっぱい使っちゃった。てへ!

 例のごとくリンク出来ないのでネットで桶タン共和で検索してね。ばいちゃ!