ミシュニャンガイド

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「キッチントーキョ―」名古屋なのにトーキョーだって!少し恥ずかしい、、

2020/11/9

 名古屋の大須に「キッチントーキョ―」はある。前にご紹介した「すゞ家」のすぐそばだ。

 この辺りには洋食の人気店が集まっている。おのずとこゆきの足も向かうというわけだ。

 この店の人気メニューは「ハンバーグ」となっている。しかしこゆきの獲物は「カキフライと牛カツ」なのである。

 しかし両方頼むと高いので悩んでしまった。店に着いてからじっくり考えるとするか、じゃあ行ってくるぜ!

 

 というわけで平日の月曜開店時間11時に狙いをつけて訪問した。

 店の前に着いたのは開店15分前。店先の様子をうかがうと待ち客はいない。平日のこんな時間にメシ食いに来るやつあ~いねえわな!と安堵しつつ開店まで付近をブラついた。

 開店時間に店に戻ると何やらスーツを着たオッサンたちがザワザワ言いながら店に入ろうとしていた。やられたね。。

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オ~っス、オオス!

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リトルトーキョーじゃなかった、、キッチントーキョ―

 一体何の目的があってこんな時間にリ~マンがメシ食いに来るんだ~?まあ仕方ないのでオッサンたちに続いて店へ入った。

 すると他にも客がいた。一体いつの間に入り込んだんだ。まったく油断もスキもない。

 カウンターへ案内され早速メニューを見た。と、ところが!「牛カツ(ここではビーフカツと呼ぶらしい)」とか密かにこちらでもいいかなと狙っていた「チキンガーリックステーキ」の文字がない。よくある昼専用の「ランチメニュー」オンリ~だった、、、

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店先のメニュー 店内には別のメニューが隠されてると思ったが、、、

 店のおばちゃんに「ビーフカツないの?」と聞くと「夜専用だけど厨房で聞いてみる」とのこと。そして「出来るようですよ」と返事をくれた。

 ありがたかったが他にもいろいろ検討したいメニューもあったので少々残念でもある。

 もう昼夜別々のメニューは止めにしようよ!いつでもすべてのものが食べられるようにしてほしい、、、切なるこゆきの願いである。

 カキフライ(カキはランチメニューに入っている)も検討してみたが、コストとここ何軒かで今は未だ旬ではない、ということを思い知らされたので泣く泣く却下となった。やっぱりこの時期はまだ身が細いんだよね。

 ということでオーダーは「ビーフカツ単品1,750円、瓶ビール中630円」ということになった。

 ビーフカツ1,750円とは高い!しかも定食スタイルにすると更に500円ほどアップするそうだ。ランチメニューとはえらい違い。

 しかもしかも食べログで今年8月時点でのビフカツ単品の値段を見てみると1,580円となっている。わずかな期間で200円ほども高くなっているのだ。これではおちおちダブル注文も出来やしない!

 

 こんな不満を内心抱えながらやって来た瓶ビールをゴキュっていた。ゴキュっている間にもバンバン来客あり。本当にあっという間に席が埋まってしまった。

 こないだの「ちかさん」や「すゞ家」もそうだったが、一瞬の差で天国と地獄に分かれてしまう。早く来てよかった!

 15分ほど経った頃だろうかビールがもうすぐ無くなるというところでビフカツ登場。

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うっまそ~なオーラバンバン!

当然ビールを追加した。

 このビフカツ見るからにうまそうだ。

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肉厚なんですよ!奥さん!

他の店より厚切りで火はよく通っているが中心部が赤い。絶妙な色加減なのだ。

 デミグラスソースも付いてきたが、まずは肉だけを味わいたい。ソースを付けずに口に入れた。うまい!

 ほんのり塩味がついていて、肉自体に味があるのでソースは不要なんじゃねえか?と思えてしまう。食感はステーキ食ってるみたいだった。

 いい香りを放つ衣が肉を包んでいるので、それと肉が混然一体となって口の中でハーモニーを奏でる。これは遠いとこ食べにくる価値あり!

 肉汁というものはあまり感じないが、肉の旨味と唾液が混ざり合い、こいつが肉汁代行を演じてくれる。もう全部ソースなしで食べてしまおうかと思ったほどだ。

 でももったいないのでソースもつけてみた。

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魅惑のデミグラスソース

このソース、イーっス!本物の店にしか出せない味がする。

 濃厚でわずかに甘味のある渋みも感じられる味。これなら何につけてもおいしいだろうなあ、、思わず脳内で妄想が始まってしまうほどだ。

 この味を基準にビーフシチューとか想像するとバゲットが何本あっても足りないなあ、、ただ残念なのは肉のボリュームが足りない。

 おいしいものは少しづつの方が有難味があっていいのかも知れないが、これの2倍はたべたかったなあ。

 

 うっとり食べ且つ呑んでいたが、こうしている間にも来客はどんどんやって来て、外は行列になっていた。「テメーら、来るのがおそいんじゃ!」と下品な言葉を頭の中へ思い浮かべつつお食事終了となった。

 レジへ行き総額3,010円を支払い店を後にした。考えていたより安く済んだ。まあダブル注文しなかったからね。こゆきは自分を褒めてあげたい。

 でも当然再訪問ありだが、時間帯はいつにするのかという課題が残った。なんぜ昼夜別メニューだから。。。こゆきはあまり夜出歩かないの!

 

 店を出た後ほろ酔い加減で大須をブラついていると急激に「ねこカフェ」へ行きたくなった。

 ここ大須メイドカフェの聖地でもある。当然ねこカフェだってあるに違いない。スマホで検索するとやはりあった。

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ヒジョ~にあやしい雰囲気ビンビン!
 ねこカフェに入るのは初めてだ。今まで入ろうと思ったことはなかったが、最近死んでしまった飼い猫を思い出しフイに初入店となった。

 その店は「PuchiMarry」という。ねこカフェ業界に詳しくないので良くわからないが、全国的に展開しているチェーン店のようだ。

 店に入るとキャバ嬢のような店員がいろいろ説明してくれたが、どうもシステムが良くわからない。

 普通のカフェでお茶を飲んで、そこへねこたちがニャンニャンやって来るというものを想像していたが違っていた。

 自分自らがねこの世界へ足を踏み入れ、ねこのジャマにならないように、ねこの姿を見て癒されながらドリンクを呑むというスタイルのようだ。客が座る椅子さえない。

 想像の世界との大きな違いに戸惑いながら、死んでしまった愛ねこに似たねこを探した。しかし似ているねこはいなかった。

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ランチタ~イム!みんなデブってた
 これ以上ここに居る必要性を感じなかったので30分ほどで店を出た。お代金は1,045円飲み物代込み。

 飲み物は自販機で自分で入れるしょうもないタイプだった。こゆきの好きなココアさえ無い。結局ココア風味の抹茶を選んだが一滴も呑まず帰りに店員にあげた。きっとこゆきが帰った後コロナ伝染予防のため速攻で捨てたことでしょう。

 ねこカフェってこんな形式が普通なのだろうか?今度別の店にも挑戦したい。こうして楽しい大須での時間は終わっていくのであった。

r.gnavi.co.jp

ねこカフェはリンク無し