ミシュニャンガイド

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ミシュニャンガイド うどん⑧ 冷やし中華 冷やし中華なのに分類うどん?なぜだ?読めばわかる

 連日の不安、焦燥、落胆、怒りを鎮めるべくミシュニャンの本来の仕事に没頭してきた。最初は味噌煮込みうどんの調査をする予定でいたが、途中で方針が変わり、冷やし中華を目指すことにした。と言っても中華屋さんやラーメン店ではなく、うどん屋さんの作る冷やし中華がどうしても食べたくなってしまったのだ。そのうどん屋さんは初訪問である。食べログの写真では具材が自分の理想にピッタリで、これで麺と汁が想像通りなら当分通うことになるだろうと思われた。

 

 店の名を「かとう」という。

例のごとく開店とほぼ同時に襲撃開始!いきなりなだれ込んできたかわいいネコを見て、店員たちも驚いていた。冷やし中華に決めていたのでメニューを見る必要はなかったが、一応礼儀として一通り品ぞろえを確かめた。

冷やし中華お願いします」と注文。

内心では、カラシと紅ショウガたっぷりね!と言いたかったが止めておいた。こゆきはカラシと紅ショウガがとても好きである。特に冷やし中華にはこれが付いていない店には行かないことにしている。牛丼には紅ショウガ、トンカツにはカラシ、冷やし中華にはこれらに追加でマヨネーズが相場である。絶対外すことは出来ない。という方針を貫いている。しばらくしてやって来ましたヒヤちゅー!

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冷やし中華

事前に下調べした通り理想の具材たち。キュウリ、ハム、錦糸たまご、紅ショウガ、カラシ、左に見えるのがマヨネーズ、最後にどっちでもいいトマト。量は思っていたより少ない。いたがきます!

 

 麺はカンスイの香りってんですかね、あれが少ない。こゆきはぷんぷんにカンスイが香っているのが好き。カンスイの香りであるかどうかは知識ないので分からない。間違ってるかも知んないよ。とにかく麺の香りが強いのが好き。想像の麺とは違っていた。汁は優しい味わいで、酸味の効いた汁が好きなので今一つ。でも、全体としては小さくまとまっていて好感の持てるものだった。あと一つだけ言わせてもらえば、もう少し冷たくしてほしいな。変に生ぬるい。

 

 こゆきの住んでいる大いなる田舎では冷やし中華にマヨネーズは必須である。当然今回もタップリかけて、グチャグチャに混ぜてから食べ始めた。立派な東京人から見たら「ゲッヒーン!」とかウザってーこと言ってきそうだし、大阪人なら「キショクわる~!」とか言いそうな食い方である。でもこれが1番。この店ではマヨをチューブごと出してくれた。けっこう、けっこう、、ホホホッ

 

 冷やし中華を平らげ、フト考えた。まだ行ける!もともと店に来る前ざるきしめんのことがすごく気になっていた。どうせなら同時に2つ頼もうか死ぬほど悩んだ。でも残すのは絶対嫌だしどうしようかなと。まだ腹に余裕がある事を確かめ店員を呼んだ。「ザルきし追加で、量は少なめで」と頼むと、微調整が効くようで大将がザルの大きさを見せてくれた。一番小さいのでお願いした。そしてやって来たのがこちら

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ざるきしめん

ウーム、下調べにあったように麺の厚さが結構ある。少し理想とは隔たりが・・・、ま、とにかく食べてみよう。やはり麺はボワンとした食感、どちらかというとうどんに近い系。つけ汁はまあいいかって感じ。わさびは付いているのでOK。ただネギがやたらと固い。冷やし中華食った後なのでどうしても評価は辛口になる。小で頼んだのであっという間に完食しておしまい。

 

 店員のレベルは注文聞きのおばばの耳が少し遠いのが難点だが、全体としてしっかりした接客をしていた。客層は最後の方で近くの会社員風の3人ずれがやって来ただけだったのであまりわからない。一人で行くと結構使いづらい店内だと思う。値段は安い。

 

 今回満足か?と問われれば結論は次回へ、と答えるしかない。心情的にはもう1回調査したい。

ただ一杯調査対象があるので次回はいつになるのやら。

 

 最近の疲弊からあり得ない2杯食いをしてしまったこゆきです。この不満誰かにぶつけたい!