ミシュニャンガイド

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ミシュニャンガイド 洋食② 牛カツ定食 これが牛カツの本来の姿なのか?

 このブログで初回に掲載した牛カツの店に3度目の取材に行ってきた。店の名を「牛かつ専門店 縁」という。とんかつも大好きだが牛カツも負けずに好きである。ココイチに行くとほぼカツカレーを頼むことになる。そのカツを牛にするのかブタにするのか非常に悩ましい。とんかつは肉に味があり独特の香りが食欲をかき立てる。対して牛カツの味はブタほど癖がなく、牛肉特有のいい香りがしてステーキ食ってる気分になってくる。とんかつがソースアンドカラシがベストなのに対して、牛カツはわさび、塩、しょうゆ等何でも合う。出来れば西洋カラシで食べてみたいが縁には置いてない。代わりにわさびがおいてある。代わりと言うわけではなく店の主張なのだろう。そういったことは事前にわかっているのであくまで業務連絡風に聞いてみた。「カラシある?」「ないです」承知しました!

 この店も激うまってわけではないし、理由は分かんないけど行列のできる店。牛カツ専門店てこの地方には少ないからね。ということで開店同時テロです。11時の開店に合わせ襲撃です。11時ちょうどに店の前を通り掛かると準備中、仕方ないので3、4分時間をつぶし店に向かうも準備中、どっかで見た光景。かなり嫌いな情景と言える。11時10分過ぎに駐車場に車を入れると営業中の札が出てました。オセ~ンダヨ!前回までいた東南アジア、インド、ブラジルミックスのおばちゃんはいなくて大学生風が接客に当たっていた。そういえば今回大将の姿見なかったな。奥に引っ込んでるのか?

 学生が注文取りに来たので「メガ盛り定食」注文。最初にこの店に来た時食べたメニューだ。メガ盛りとはいえカツは1つ1つが小さいので小食のこゆきでも残すことなく食べ切ることが出来る。しかもタマ数が多いのでいろんなタレや塩やわさびをつけて楽しむことが出来るからうれしい。他に「縁EN定食」「プレミアム牛カツ定食」「スペシャルプレミアム定食」といったものがあり、段々と値段が上がっていく。2度目の訪問時は豪華に「スぺプレ定食」を注文したが、メガ定との味の差をそれほど感じなかったし、量も少々物足りなかったことを思い出す。中には肉の部位を選ぶことの出来る定食もある。このほかにカツカレー、カツ丼、カツサンド等がある。テイクアウトも可能なので非常に重宝なのだが、定休日が火水木と食い物屋にしては休み過ぎだぞ、コノヤロー!という欠点がある。

 注文してほんの7、8分で料理到着。ホント早いんです。どうやって調理してんだろ?

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メガ盛り定食

牛カツの脇には千切りキャベツ。ごはんと味噌汁とたくあんが付いている。以前の2度の訪問時には小皿に盛られた塩やたれがもっと沢山あったはずだけど方針変えたのかな?ま、醤油とわさびがあれば文句ないけどね。

 部位はロースと赤身。学生がいろいろ説明してたけど忘れちゃった。最初にロースを醤油につけわさびを乗せて口に運ぶ。淡泊で脂っこさはない。ほんのりウシの味が後からやってくる。これだからメガでも行けちゃうんだよね。赤身は甘めのタレにつけたり、いろんな塩で試してみた。赤身の方は更に淡泊でウシ臭が少ない。あえて選ぶならロースの方がウシ食ってるって感じがして好み。ロース、赤身、ロース、赤身ととっかえひっかえ食べてたら、どっちもおんなじ味に思えてきた。何にしても肉食ってる感がうれしい。時々ごはんやみそ汁に手を伸ばして口の中をリセットした。

 ここでこの店来ていつも疑問に感じているのだが、牛カツはヌルイのが本来の姿なの?熱々ジュウジュウじゃダメなの?ジュウジュウだったらもっとうまいような気がするけど。異常に速い調理法と関係しているのかなあ?なぞだ!この店こだわりの牛カツの美味しい温度での提供なのか?それとも全国どこでも低温が当たり前なのか?今度どっか遠いところで牛カツ食べてみよっと。

 11時開店同時の襲撃だったが、こゆきの後にも間髪入れず次から次へと客が入ってくる。全部ヤローばっか!そんな中メスネコが食べていると肩身が狭かった。でもメガ食べてるのはこゆきだけで量が多いから食事終了まで1番時間が掛かった。提供時間が短いのとヤロー比率が高いので客の回転率は異常に速い。ファストフードの店みたいだった。本来おいしい牛カツ食べながらワインか日本酒でも飲みたいんだけど、酒類はビール以外ない!おいしい食事と酒は切っても切れない関係であるとこゆきは強く信じております。外国では食事の時に水とかコーラを飲むのはアメ公とイエローモンキーだけと言われています。こゆきも同感です。この酒類の貧弱さを見て店の営業方針を疑います。酒類の充実を願います。その暁にはこの店はもっと輝いたものとなるでしょう。