ミシュニャンガイド

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ミシュニャンガイド 洋食⑥ 地魚入りフライ定食 げんきの郷内の魚太郎で朝食に挑戦

2019/10/2

 大府市のげんきの郷の中に「魚太郎」という魚屋があります。知多半島の美浜にある本店には何度もお邪魔しておりますが、今回初めて大府店を訪れてみました。目的はこの魚太郎がやっているお食事処で魚のフライ定食を食べることです。評判はすこぶるいいようなので食べる前から期待は高まるばかりです。

 

 朝9時開店なので9時20分にげんきの郷に到着です。

この時間からお食事処も営業しているのか分かりませんが当たってみるだけやってみました。ダメなら前食べた「げんき亭」できしめんを食べるつもりです。

 受付にいた女性に「食べれまちゅか?」と尋ねると、少し怪訝な顔をして考え込んでいたが「何を食べますか?」と聞いてきたので「地魚入りフライ定食」と答えました。時間が掛かる旨注意されたが、食べられるならそれで充分です。呼び出しベルを渡され代金990円を支払いました。

 あちこちにあるベンチに腰掛け待機していました。30分待ちは覚悟です。ベンチに座り通り行く人々を眺めていました。朝から皆さん物欲全開です。とても多くの人が行き交っています。年代的にはやはり老人が中心です。ほぼ全員50代以上と思われます。

 さすがにこの時間から食事をしているみっともない人はいないようです。スマホを眺めて時間をつぶしていました。

 意外なことに20分ほどでベルが鳴り、定食が出来上がったことを知らせてくれました。定食ののったトレイを抱えてテーブル席へ移動です。1卓を陣取りまずはマジマジと定食を観察しました。

 どことなく想像していたものとは乖離しております。ボリュームはありますが華がありません。エビとかイカとかがのっているものとばかり思いこんでいました。

 エビの代わりにカボチャが添えられております。イカの代わりに正体不明の魚のフライが並んでおります。魚の中で唯一アジのフライだけは分かりましたが、後は何なのか分かりません。細長いものはアナゴかと思いましたが違うようです。太刀魚でしょうか。よくこういった定食についてくる少し生臭いボラのようなフライもありました。

 眺めてばかりいても仕方ありませんので食べてみました。パサパサパリパリです。脂がのっているかと問われたなら、即座に「全くのってない!」と答えられるレベルです。せめて名物のアジフライくらいは美味しいのではないかと期待したのですが、しっかり期待を裏切ってくれました。

 ごはんも炊いてから時間の経ったもののようですし、みそ汁もインスタントの味噌湯にあおさと分葱を少々振りかけた物のようです。全くの期待外れでした。

 量だけは1人前ですが、この味で、この素材で990円は高杉君です。地魚っぽさは全く感じなかったし新鮮さもなかった。朝早い時間だったのが災いしたのかも知れませんが、お昼に行こうものなら飛んでもない人込みで食事する気など吹き飛んでしまいます。

 この店の他のメニューは各種海鮮丼がそろっていますが、どれも地元とは関係ない魚がのっています。唯一シラス丼が並んでいるくらいです。

 今回の訪問を通してこういう結論に至りました。「2度目はない!」たとえお昼に来たらもう少しまともなものが食べられるとしても「お断り!」ということです。

 朝から杖をついて行き交うゾンビのような人々を見て、ゾンビ3号店に認定することをここに宣言します。

P.S.

 写真の時計台はほぼ10時を指していますが、これは到着した時のものではありません。細かいことを気にしないように

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