ミシュニャンガイド

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ミシュニャンガイド 第4回朝呑み会 珍串の巻

2019/11/5

 散々迷った挙句朝呑みの店は「珍串」という店に決まりました。串物の店です。揚げ物、焼き物の串がずらりと並んでいます。その他串物以外も何品かあるようです。では、しゅっぱ~つっ!!!ポッポッー!

 

 睡眠障害なので眠らず電車に飛び乗りだ!こんな状態でアルコールを飲むとどんな災いが待ち受けているのか実証だ。

 午前10時近くに名駅到着。全然朝呑みじゃねえじゃん!ま、ここは固いことを言わず、、、店の開店が10時半なので仕方ないのよ。まだ時間があるので駅構内をブラブラしたり、お店のある地下街「エスカ」にずらりと並ぶお店を見て回った。

 10時半を少し回ったところで目的の店に入った。当然1番乗りだ。入って右の1番奥のカウンターへ腰を下ろした。早速愛想のいいおばさんが注文を聞きに来た。「お食事ですか?呑まれますか?」って分かってるねえ、こんな時間に来たんだから当然「呑み」である。しかしこういう注文聞きをするということは朝呑みする奴が一杯来るんだろうね。

 まず最初の注文は「串揚げ盛り合わせ、カキフライ、生ビール大」である。名物の串盛は外せないし、「カキ」という文字を見てしまったからには食べざるを得ない。揚げ物同士だが仕方ない。

 ソッコーで生ビー到着。付き出しは里芋の煮もの。

ゴキュリンッゴキュリンッと豪快に流し込んだ。さといもは薄味でうまかった!こりゃこの後も楽しみだ。

 続いて串盛がやって来た。

合計6本。見るからにカラッと揚がっててうまそう!この店では揚げ串を味噌だれを付けて食べるのだが、ネット情報によるとこの味噌だれがすこぶる旨いという。とても楽しみにして来たのだ。しかし本来の味を確かめるため最初は何もつけずに食べることにした。まず串カツを、と思って口に入れたのは玉ねぎだった。残念となるところだが、玉ねぎもおいしい。脂っこさが少しもない。

 2口目はいよいよ味噌だれを付けてみた。

う~ん、うまいけど想像していたほどではなかった。くどい味ではなく、どちらかというと淡泊で味噌を出し汁で溶いた感じ。でも出汁は今一つ感じられなかった。でも悪くはないよ。

 串盛をパクっているとカキフライ様の登場である。残念ながらタルタルは付いていないがカキ基地外のこゆきにはたまらないお姿。

身は大きくなかったが、この位で十分だ。レモン絞って頂いた。サクサクでおいしい。

 揚げ物にはそれぞれキャベツやパセリが添えられてくるが、このキャベツがうまい!ただのざく切りした味のついてないものだがなぜかうまい。たぶん新鮮なものを使っているのだろう。たいがいキャベツを食べ切ることはないが、ここでは全てペロッてしまった。

 生ビーがなくなったので瓶ビールを追加。

サッポロ赤星、いいねえ~!

 揚げ物もあらかた食べたので気になっていたシメ鯖とエビの塩焼きを追加した。両方ともとても好きです。

ついでに熱燗で清酒菊正宗を注文だ。

ドンドンヒートアップしてくる。

 シメ鯖はあまり感動はなかった。こゆきのシメ鯖の味の原点は家でおとっつあんが作ってくれたものだ。アル中でバイオレンスなおとっつあんはそんな狂暴な姿とは裏腹に、実に繊細なシメ鯖を作り出す名手だった。この店のものはそこまでの域には達していなかった。酸っぱさが先に立ちそれを包み込む甘味の包容力がなかった。

 エビ塩もあまり濃厚なエビの旨味がなかった。少々臭かった。どんな種類のエビを使っているのか分からないが、せめてクルマエビを出してほしかったな。塩加減は良かったけどね。

 菊正宗は久しぶりに飲んだが、大手の酒の中では非常に好感を持てる本来の酒の味がした。うまかった。

 こゆきが店にいる間一人客の初老のおやじと同じ地下街の店のオーナーと思わしき3人連れがやって来たくらいで閑散としていた。ネット情報では夜は待ちが出るほどだとあったので非常にありがたい。やっぱり平日の朝呑みはやめらんないね。

 12時になるとランチ客で一杯になることが予想されたので12時少し前に店を出た。あれこれ飲み食いし合計5,870円。一杯食べたから仕方ないね。

 この後名駅ホームでしめのきしめん食べて帰ろうと考えていたが、駅周辺をうろついていると悪魔の声が聞こえてくるのであった。こゆきは導かれるまま付いて行っちゃったんだって。。。さてどうなることやら、、、今回はここまで。

 相変わらず店の案内リンクが検索しても出てきません。