2021/6/12
この店は2年ぶりの訪問である。そして3回目のランデヴーとなる。
1回目は冷やし中華を食べたらレタスが入っており、こゆきの好みとは違う冷やし中華に戸惑いながら「もう来ることはあるまい」との感想を抱きつつ帰宅した憶えがある。
2回目は味噌煮込みうどんを食べた。あまりの量の多さと味の薄さに「2度と来ることはあるまい」と誓いつつ帰ったことを憶えている。
そして今回懲りずに3回目の訪問となった。なぜまた来てしまったのか、それは記憶というものは実によく出来ており嫌なことは忘れてしまうからである。
それにこの店があまりに特異な場所に所在していることが起因していると考えられる。
今日は家を出る前「ざるきしめん」を頭に思い描いていた。ざるきしでズズーっと腹を軽く満たすつもりだった。
ところが店に入ると壁に「カレーきしめん850円 ひやしもあります」という貼り紙があった。方針は変えられ「カレーきしめん」で勝負に出ることにした。
おばさんに注文を入れると「こっち(壁の貼り紙の方)でいいのか?」と尋ねてくる。何のことかと尋ねるとメニューを指差し「こっち(メニューの方)とどっち?」とさらに尋問されてしまった。
どうやら壁のカレーとメニューのカレーは別物のようだ。何が違うのか知らないが「こっち(壁の方)」と言っておいた。
10分ほどでカレーきしめんがやって来た。うまそ~だなと見ているとなんと隅っこにレタス、、、冷やし中華の悪夢を思い出してしまった。
どうして麺類にレタスを入れるのだろうか。
こうすると誰か喜ぶのか?それともこの店ではレタスを栽培しているのか?
余ったレタスを有効活用するため全ての料理にレタスを入れているのか?
全くの謎である。はっきり言って迷惑千万である!
そしてカレきしの真ん中にはドデ~ンとナスが横たわっている。一体誰の仕業なのか?どうしてこんな嫌がらせばかりするのか?別皿ならまだ納得出来るが麺類に入れるもんじゃねえ!
さあ、食べてくんなっす!と言われても。。。
そしてそして更に別皿で「山芋の短冊とタクアン」が付いていた。ここに至っては大将の意図は計り知れなかった。
ごはんもねえ!酒もねえ!どうやって食べろと、、
文句ばかり垂れていても仕方ないので麺をカレー汁に漬けて食べてみた。
カレー汁の粘度は高めだった。最初口に入れた時結構出汁感を感じ内心「いいぞ!いいぞ!」と思っていた。
しかし食べ進むにつれ出汁感は弱くなりスッパ感が強くなってきた。こゆきの舌がおかしいのだろうか?
麺はうまかった。ウスウスビロビロのコンド―麺!コシは弱いがビル越しがいい!この麺でかけきしめん食べたらうまいだろうな。
ウスウスビロビロのコンド~ム!みたいな麺 間違えんなよ!
そして邪魔なナスだが、こいつは密かに素揚げしてあり、カレーをまぶして食べると邪魔な存在から羨望の存在へ変化していった。うまいのである!
なければないで納得出来るが、あったらあったでありがたい奴であることが判明した。最後まで堪能しました。
さて、総論として「麺80点、カレー汁65点、具材60点、総合評価70点」と言ったところ。
レタスの存在とカレーに混じっているコーンの粒、そしてエビの臭みが具材の点数を下げた。ねぎが入っていなかったのも痛い。全体として具材関係が点数低下に寄与してしまったと言えるだろう。
この店の名物「皿カレーきしめん」!
ただ、メニューにある「かけきしめん、焼きそば、カツ丼」はいつか食べてみたいものだと締めておく。
まだまだ「石松」探訪の旅は続くのだろうか。。。
r.gnavi.co.jp