ミシュニャンガイド

みんなの為ではなく自分の為のグルメガイドブック

南区「らーめん天葵」~天白川の堤防下にひっそりと佇むラーメン店

2021/9/24

 なんだかこのところ毎回ラーメン屋ばかりで「ラーメンブログ」になってしまっているが、ここは本格グルメ志向の天下の「ミシュニャンガイド」どす!

 でも緊急事態宣言でどこにも行けないので仕方ないのです。この苦境を理解して頂きたい。

 

 朝9時からサクッとジャグった後時計を見ると11時過ぎ、チャンポンのミシュニャン1つ星店「西善」にでも行こうかと思ったが、あそこは開店直後から混むのを思い出した。それで取りやめにして他を思い浮かべてみた。

 するとそういえばいつか取材に行こうと思っていた「らーめん天葵」が頭に浮かんだ。ここも人気店らしいが毎回同じ店に通って皆さまを飽きさせるのも如何なものかという高尚な思考から今回は選んでみた。

 

 11時25分駐車場に車を停め店の入り口を目指した。しかしまだ店は「close」となっていた。11時30分からの営業のようだ。駐車場に停めた車の中でジッと開店時間を待った。この5分ほど嫌な時間ってないんじゃなかろうか。

 しばらくすると他の車がやって来てこゆきの横に停めた。中に乗っている人物を見ると正にヤバい感じのおとっつあんだった。

 なんだか人相も悪いし、コーディネートも最悪だった。チンピラもしくは土建屋のオヤジと呼んでも差し支えはあるまい。こいつらは2人で来たようで、さっさと車を降り店へ向かっていった。こゆきは11時半丁度に店へ入った。

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直ぐ側を大河天白川が悠久の流れを営んでいる

 店に入るとさっきの悪人相がこちらを向いている。「こっち見るんじゃねえ!」と心の中で叫びながら悪人たちとは5席ほど空けた入り口近くの席へ座った。

 この店の座席はカウンターのみ10席ほど。席の後ろは狭い通路となっている。

 すぐ店のヤンキーねーちゃんがおしぼり、小皿、箸、レンゲ、水を持って来てくれた。ヤンキーはあまり愛想よくなかった。生理なのだろうか?

 後で呼び寄せるのも面倒なので持って来てくれたついでに「天葵しょうゆチャー

シュー1,030円」を注文した。この店は券売機ではなく直接オーダー制となっている。

 ねーちゃんは「ランチセットにするけっ?」と尋ねてくれたが、そんなに食べられるか分からなかったので「単品で、、、」と応えておいた。

 その後確認するとランチセットにはごはんの他に小皿1品が付いていた。それを知って激しく後悔した。大体こういった小皿って旨いものが出て来るから。。。

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サービス!こゆきちゃんは滅多にメニューの写真は載せないよ!
 5分でラーメンがやって来た。汁は少々ドロっていた。醤油ラーメンは澄んだ汁が好みのこゆきには「??」が浮かんだ。

 まず汁とジュルった。まあうまい部類だ。少し塩がきつかった。魚系と動物骨系の出汁は感じられたがそれほどでもない。

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脂と濁りはうまさの根源??とか誰か言ってたような。。。

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一生懸命作っているのは分かるんだけど、なんかあか抜けない

 次にチャーシューにかぶりついた。チャーシュー麺にしたので分厚い肉が8枚ほど入っている。でも肉質はボロッとしててシーチキンの缶詰を食べているようだった。あまり好みではない。

 この他に具材はネギ、シナチクがあるのみ。シナチクはチクの芯を噛んでいるようで固いこと。

 そして麺だが、麺臭こそなかったが細麺で弾力があり人々を麺吸いの境地へと誘う名麺であった。

 

 どうといったことのない汁、ありきたりの具材、でもこの麺でこの店はもっているのかも知れない。食べログでの評価は現在3.47となっている。麺が点数を上げているのだろうか?

 とりあえずスス~っと平らげ店を出ようとした。すると悪人相のチンピラたちが立ち上がりこゆきの前に立ちふさがった。どこまで行ってもこの悪人はこゆきの邪魔をするようだ。

 後は特急しなの号で帰った。道はとても混んでいた。しかしデフレと言いながらラーメン1杯が1,030円とは一本取られたね。

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