ミシュニャンガイド

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半田市「円芯」~いわし料理メインの魚食堂

2021/12/25

 魚太郎を出た後向かったのは、JR半田駅前の知多織物会館一階にあるいわし料理店と銘打った「円芯」である。

 いわし以外にもフグやその他の魚貝類も得意技としているらしい。ここで今回いわしを堪能し尽くすつもり。いわし大好き~!

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円芯の辺りは閑散としている

 17時25分店の扉を開け「もういいでちゅか~?」と声を掛けた。ここの開店時間は17時半。でも外は寒いので早く中に入りたい一心で尋ねてみた。

 最初グダグダ言っていたが何とか入れてもらうことが出来た。かわいいねこちゃんが震えてるんだから早く入れて上げなよ!

 

 席に座ってまずはともあれ「瓶ビール中瓶600円」を頼んだ。寒いけど最初はビールでいってみた。

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瓶ビールの王様

 ビールでソンテした後何を喰うのか相談した。その結果「いわしコロッケ定食1,650円、いわし松セット1,650円、熱燗国盛大700円、しめさば500円」で一致した。

 ビールはすぐ無くなるのは分かっていたので、無くなる前に熱燗を注文しておいた。これ大事なところね。

 

 まずしめさばがやって来た。ものすご~く期待していた。こゆきのお口を幸せいっぱいにしてくれると確信していた。

 で、食ってみた。期待は遥か彼方の遠い宇宙へ旅立っていった。

 まず色目が悪い。黒ずんでいるし血合いと白身の境目がはっきりしていない。血合い部分は鮮度が落ちている色をしていた。

 最初から甘いタレが掛かっており(多分たまり醤油か?)、普通の醤油をほんの少しチョン漬けして食べたいこゆきには許せない行為だった。ブルブルっ!

 脂がのっておいしい、といった感想も皆無だった。まあせっかく頼んだのだから全部パクった。

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た、たいへんだ~!タレが掛かってる!!

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熟成というより鮮度が悪い時の色合いの様な気がする。。。歯切れ悪いね。。

 それから熱燗も出て来た。雑味の多いスッキリ感のない酒だった。大関月桂冠よりマシといったレベル。まあ国盛に期待してもヤボってもんでやんす。

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国盛も半田の会社 半田は醸造業でもつ!でも酒まじ~

 次、定食類。こゆきが頼んだいわし松セットには「いわし刺身、天婦羅、いわし味噌、ジャコ、いわしつみれ汁、漬物、豆腐、オレンジ、ごはん」が並んでいた。

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いわし松セット全景

 まず豆腐、固くてあまり味のしないやつだった。普通の豆腐とは違うようで店のこだわりがあるようだ。でもちっちゃいのですぐ消滅した。

 漬物、酢漬けのようでサッパリしていた。酒呑んでポリっているとあっという間に消えちゃった。。。まあどうでもいい味だったとしか記憶にございません。

 刺身、いわしが一押しの店なので期待が高まる。ショウガとねぎのみじん切りを添えて食べてみた。う~ん、期待が高いだけにもう少しと言ったところか。

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しめさばよりは断然いいと思う

 新鮮ではあると思う。でも特別鮮度がいいというわけでもない。もちろん臭みなどはないしおいしいのだが「うまい、もう一杯!」と言えるブツではなかった。

 天婦羅、こいつは大して衣のサックリ感は無かったがなかなかどうしてうまかった。タネはいわしやししとうやきのこといったところ。きのこといわしをこゆきさんはいたく気に入ったそうじゃ。

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てんてん、いわしのてんてんは魔法の味

 いわし味噌、これは店の名物らしい。持ち帰りでも売っている。でペロッて見た。まあこんなもんかなというお味。

 赤味噌にいわしの磨り潰したものが混ぜてある。おいしいけど持ち帰ろうとは思えないレベルであった。

 ジャコ、何の感想もない。。。

 いわしつみれ汁、これはうまかった!この日一番の収穫じゃ!!汁はしっかりいわしの旨味が出ていて、つみれは小骨の歯応えもよろしくジュワッとしている。

 この汁で鍋作って一人でがっつきたいところ。そのくらいうまかった。やれば出来るじゃん!

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これだよ、これ!こういうの求めてこの店来たんだよ!

 以上こゆきの定食の分析内容である。

 こゆきの前でパクついている人物が選んだいわしコロッケはとても魅力的だったが、その味をこゆきは知らない。オミクロンがうつると嫌だったのでもらうのはやめた。。

 

 さて宴もたけなわとなってきたところで「熱燗国盛半田郷大900円、ふぐひれ酒900円、かきフライ800円、ふぐから揚げ1,000円」を追加した。

 半田郷、さっきの国盛から少し雑味を払いましたって感じ。そんなにうまい酒ではなかった。メニューには「純米吟醸」と書いてあったが、とてもそんなふうには思えなかった。

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半田郷 さっきの酒との200円の価格差はどこにあるのか

 かきフライ、臭かった。。。久しぶりに臭いかき食べた!という感想。。。

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一口目、くさい!二口目慣れちゃった。。慣れって恐ろしいね

 ふぐから揚げ、ふつう、、、、、としか言えない!

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ふぐの旨味のジュクジュクさは、、ない!

 以上第二陣の料理たちの分析結果である。

 ひれ酒は知らない。こゆき吞んでないもん。こゆきの前に座っている人物が呑んだ。インデアンウソつかない!

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ヒレってやがる!きもちわる~!こんなのよく呑むね!

 なんだかんだと文句も出たが、しっかり腹一杯になるまで堪能した。後は店のおばちゃんにゲプッとしながら会計した。

 総額9,570円。こゆきの前の人物が5,000円払ってくれたので4,570円で済んだ。

 

 店は結構繁盛している。予約客も居るみたいだ。東邦ガスclub TOHOGASの『おいしい店紹介』コーナーに掲載されている。どんな根拠で選んでんだろ?

 こんな過疎った半田駅前の店だが奇特な人はどこにでも居るようでパラパラと客は入ってくる。ではさいなら!

r.gnavi.co.jp