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天白区「まことや」~もう一つのまことや 味噌煮込みうどんの美味しい季節

2022/9/17

 ここ一週間ばかり味噌煮込みうどんが食いたくて仕方ない。。出来れば昭和区味噌煮込み中毒患者の聖地「まことや」へ行きたかった。

 しかしあそこはいつも激混みである。そこで本日聖地には及ばないが十分満足出来る別のまことやへ向かった。

 

 別のまことやと書いたが同じ店名から推測出来るように、このまことやは昭和区のまことやと関係があるようだ。ややこしいので今後は昭和区の方を「聖地」、天白の方を「天白」と呼ぶことにする。

 この天白であるがネットのサイトを見ると聖地で修行して暖簾分けをしてもらったようだ。だから味の方も間違いない。こゆきは何度も味わっているし、ミシュニャンでも以前何度か登場している。

 しかも天白には聖地にはない酒類手羽先といった酒飲みを虜にしてしまうメニューも充実している。ということで本日は宴会じゃ~~~!

 

 土曜日ということもあり混雑を避けるため開店同時テロを実行した。この店もご多分に漏れずお昼時には店内満員になる。相席になるのは真っ平なので賢い選択である。

まことや の裏から撮影成功

表から激撮!

 11時開店と同時に入店。席に座るとすかさず店員に「瓶ビール大560円、漬物310円、手羽先2本240円」を注文した。「あ、それと後でうどん頼むから」と忘れず伝えておいた。

 

 すぐにビールと漬物が出てきた。ビールはラガーである。ラガーを置いてある店は良い店である。

 アサヒの銀色のラベルが貼ってあるものを出してくる店は下流食堂である。スッパドライが呑みたきゃコンビニで缶でも買ってこい!

 さらに言えばサッポロ赤星なんかをさりげなく持ってくる店は一流である。一流の証とは赤星にあり、と雄山先生も仰っていたと思う。

 事実おいしいとかやたらと人気のある店は赤星率高し!店側もそこんところよ~~~く考えて仕入れを行ってほしい。

 

 まず漬物をポリった。この店の漬物は初めて頼んでみたが量は少ない。これで310円!とビンボー症な奴ならテーブルをひっくり返す量である。

 でも一人で酒の肴に食べるのには適正な量である。こゆきは不満はない。糠で浅く漬けてあるようだ。おいしくビールで流し込んだ。

漬物マニアを大喜びさせるビジュアル

 続いて手羽先がすぐ出てきた。こいつは予想とは違っていた。注文を受けてからじっくり揚げて熱々ジュウジュウが出てくるものと思っていた。が、意に反し手羽先を煮込んだものだった。

 当然作り置きであり生ぬるかった。味付けもごく一般的な甘辛でノーマルで平凡だった。ちょっと残念。。。山ちゃんや風来坊の手羽先を想像していたのに。。。

な、なんと手羽先煮込みだった!!!

 さて呑んで喰らっていると段々店内が混雑してきた。こんな早くから飢えた狼どもが獲物を求めて集まってきているようだ。そろそろ〆るか!

 

 再度店員を呼び「かしわえび(味噌煮込みうどん)1,490円、ネギ多め80円、しいたけ多め160円、かしわ追加200円、御飯小230円」で勝負に出た。

 この店の煮込みに入っているネギ、しいたけはなぜか知らんがうまい!いつも追加してもらっている。なんか特別なもの使っているんだろうか??

 10分もしないうちにうどんがやって来た。感動のご対面である。なにせ一週間ずっと味噌煮込みのことを考えて生きてきたから。。こゆきは一途である。

 

 全体を見渡し一つだけ不満があった。それはネットには大きなエビと書いてある。しかし実物は中ぶりなエビといったところ。

 衣の揚げ加減も好みとは違っていた。なんちゅうか衣にテカリがある。カラッと揚がっていて粉をふいているような天ちゃんが好きなこゆきさんはちょっと残念。まあ我慢しておこう。

 

 ここでエビ天を食べるのは初めてだが可もなく不可もない無難な食感と味わいだった。

 いつまでも汁に沈めておくと汁が味変してしまうので別皿で提供されるといいかも知れない。今度店側に提案してみよう。

 とにかく味噌煮込みは味噌スープの味が大切だから妙な味変は避けたいところだ。

 

 ちなみにこゆきは味噌煮込みには生卵を入れない派である(てゆうか麺類には入れない)。生卵は汁の味も色合いも変えてしまうから。麺類には生卵はご法度なんですよ!

 ラーメンやうどんに必ず生卵を入れてはしゃいでいるそこのあなた!食というものが理解出来ていない!!

 厳しいお言葉を啓上申し上げたが心の奥の方にそっと留めておいてほしい。

 ただこゆきの中にも一つだけ例外がある。それは大府市の山喜うどんの味噌関係の麺類である。

 こいつらには絶対卵を入れる。極上な味わいになるから。こいつは激しく推奨しておく。でも厳密に言うと山喜は生卵ではなく温泉卵だから意図しない汁と卵の混合を避けることが出来る。ここが山喜の偉いところ。

 

 話が逸れてしまったが順調に味噌煮込みうどんをツルっていった。中に入っているお揚げはんやかまぼこもいい仕事してけつかった。最後はご飯を汁にぶち込んで雑炊にして最後の一滴までナメ上げた。うまかったでゲス。

喰えるかどうかわからんけど、ごはんは必須でおじゃる

このエビっておっきぃん???ねえねえデカい??

次は要らないカモ

 今回久しぶりにこの店に来たが、総論としては十分満足出来るものだった。

 でも心のどこかに少しだけ不満のかけらが残った。それは「やはり聖地とはなんか違う・・・」というもの。。それに今は亡き緑区うどん屋「平松」の味が懐かしかった。

 まあ旨いもの御馳走になったんだから贅沢言っててもしょうがねえなあ。

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