ミシュニャンガイド

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ミシュニャンガイド 和食④ 水炊き 暑いのに、止めればいいのに鍋料理

2019/9/8

 美味しい美味しい鍋料理。残暑厳しい中熱っつアツの水炊きを食べてきました。水炊きと言ってもそこいらのブロイラーとは違います。名古屋コーチンの水炊きです。コーチン食べたことありますか?ない?ジャー読まない方がいいかもね。コーチン最強伝説の始まりです。

 

 相方と金山駅で待ち合わせ。手に何か持っている。聞けば超お高い食パンだそうだ。近くに店があるらしい。1つ1,000円とのこと。相変わらず食い物は金に糸目をつけない困った人です。

 11時半に予約を取っていたので、目的の店へ急いだ。金山駅から裏路地に入り5分ほど歩くと店が現れた。門から入り口を見ると高級料亭のようだ。

 こゆきたちの前には開店前から若いママさんか女子大生らしき人たちが並んでいた。女子会か何かの集まりのようだ。

 玄関で靴を脱ぐと和服を着たオバちゃんが靴を片付けてくれるという方式になっている。玄関を入ってすぐのところに受付があり若い女性が立っていたので、予約をしてある旨申し出た。

 にこやかにこの女性が先頭に立って席へ案内してくれる。8畳ほどの個室へ通された。まるで旅館のようだ。

 何を食べるか10分ほど2人で悩みまくった。名物は名古屋コーチンの親子丼だそうだが、こゆきはコーチンの水炊き鍋を食べたかった。しかし水炊きは3,600円で少々お高い。締めの雑炊(きしめん)まで付いてくる。水炊き食って締めの親子丼という構想もあったが、そんなに食べられるのか不安だった。しかも鍋の残り汁を捨ててしまうのは勿体ない。泣く泣く親子丼は諦めた。

 結局注文したのは「水炊き、手羽先、唐揚げ、生ビール」となった。鶏肉はすべてコーチンである。注文を終えるとすぐ生ビールと付出しが出てきた。付出しはささみの酢味噌和えである。生ビールはジョッキだと思っていたらグラスであった。少々残念である。

 乾杯をして、付出しをつまみつつビールをゴキュッていると手羽先と唐揚げが次々間髪を置かず出てきた。この手羽先肉厚で揚げたてジュウジュウなのですごくうまい!衣の付け方も完ぺきで黄金色に輝いている。

 塩は付けずにレモンをほんの少し絞って食べてみた。あまりのうまさに写真を撮るのを忘れてしまったほどだ。近くの「世界の山ちゃん」など飛んでけ~ってほどのものです。

 そうこうしているうちに鍋が運ばれてきて水炊きの準備が始まった。この時手羽先を半分食べ残りを皿に置いといたら、知らないうちに仲居さんが下げてしまった。後で気付いたが正にあとのまつりである。そのことを相方に愚痴っていると、追加で頼もうと言ってくれたが止めておいた。

 続いて唐揚げに取り掛かったが、少々時間が経っていたので冷めてしまい手羽先ほどの感動はなかった。

 しばらくすると鍋がシューシューいい出したので蓋を取って捕食開始だ。シューシュー前の鍋の様子と中身。

シューシュー後のお姿。

 2人前で頼んでも小さな鍋に少ししか中身は無いのだろうと予想していたが、反して大きな鍋に溢れんばかりの具材が入っていた。鶏肉も10切れほどはいっており、2人で十分堪能できた。他にも白菜、ねぎ、水菜、シイタケ、えのき、湯葉のような油揚げがい~~~っぱい入っていた。

 まあそれなりの値段してるからね~。肝心のコーチンのお味は普段食べるブロイラーと大差は感じられなかった。少々肉が筋肉質なのと肉の味が濃いように感じたというのが正直なところだ。

 仲居さんに話を聞いてみるとこの店では1人客でもすべて個室で料理を提供しているとのことだった。料亭だね。安倍ちゃんなんかが「次の外務大臣は茂木君でいこう」なんてやるような店。

 最後に若いにーちゃんが入ってきて雑炊を作ってくれた。この時点でこゆきはもう腹イッペーだったが、せっかくのコーチン雑炊食べないと勿体ないと思い箸を伸ばした。薄口だけど鶏と野菜の出汁が出ててうまかった~!

 ビールを飲みほした後日本酒の「焚火」愛知産というのを追加して呑んだが、なかなかうまい酒であった。すべてを平らげ席で会計を済ました。ここんとこも高級料亭風なのかな?行ったことないからわからない。

 こうして店を出た2匹のねこであったが、実はこの後さらに暴飲暴食は続くのであった。続きはまた次回!お楽しみに!!!

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