2022/8/29
話は前後するが先日琵琶湖へ行った時のお話。近江八幡で目的のものを手に入れ意気揚々と帰り道をすっ飛ばしていた。
帰り道は来た時とは別の道を使う。それには目的があるからなのだ。道中道の駅がある。山の中の駅である。
来るときも道の駅に寄ったが、こゆきは道の駅が大好きなので仕方ない。で、で、この道の駅に車を止めた。駅名を「奥永源寺渓流の里」という。
山の中だけど結構人がいる
実はこの駅2年前にも寄っている。その時駅の飲食店で岩魚が提供されていることを知った。
岩魚を食べたことがないこゆきはどうしても食べてみたかった。でも店先に設置された野外席はじじいとばばあでいっぱいで座れそうもなかった。
しかも店頭のカウンターには無情にも「本日岩魚売り切れ」と表示されていた。きっとこのジジババが全部食べちゃったんだ。ひどい老人たちだと思ったものだ。
この時は諦めた。他にも店はあったが寄らずに駅を出た。いつか復讐してやると誓いながら。。。あれから2年の歳月が流れいよいよ岩魚と初対面する時が来た。
11時前に駅に着いた。一目散で岩魚の店へ向かった。し、しかし店は開店前だった。この店12時開店らしい。。。
途方に暮れたが、今回は隣の店へ入ることにした。この店にも岩魚の文字がある。麺類やカレーの店らしいが「岩魚そば」というメニューもある。あまりうまそうな店構えではないが岩魚ちゃんのためだ。ダムへ飛び込むつもりで店へ入った。
メニューは沢山ある
店内席には客はむ~かい!野外席に一匹ライダーらしき眼付きの卑しいヤローがカレーか何かを汚くすすっていた。
こゆきは店内の券売機で「岩魚そば1,100円」の券を買いおばさんに渡した。すこししてそばが出てきた。岩魚を焼いたにしちゃ~はえーな~と思いつつ丼を受取った。そして見てびっくりした。なんと岩魚は岩魚でも岩魚の佃煮みたいなやつだった。
これが塩焼きだったらな~!
こゆきが食べたかったのは岩魚の塩焼き。こいつが乗っているそばをズルりたかった。そんで汁に岩魚のいい香りと出汁が染み出してきてるやつをジュルる~と飲みたかったのだ。でもここの岩魚は甘露煮だった。
一応期待して岩魚をがぶった。軟らかく煮込まれていて正に佃煮感覚だった。さっき大量に買った鮎の佃煮が頭をかすめた。
岩魚はサンマの缶詰のような味わいだった。野趣深いドクドク奥から溢れ出るうまみはなかった。
頭からかぶり付き2分で地上から抹殺した。そばも日清どん兵衛のほうがマシとゆうレベルだった。。。
残念だが今回はこれで堪え難きを堪えておこう。ソッコーで車に飛び乗り帰路についた。
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